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Lesbian Sissies 「レズビアン・シシー」

「まあ、ふたりとも本当に可愛いわ。事情を知らなかったら、このふたりがしょっちゅう、互いに相手の喉を食いちぎらんばかりにいがみ合っていたなんて想像すらできなかったと思う。そんなふたりが、今は、どう? 本当に仲の良いお友達になってるなんて」

「友達どころか、肉体的にも愛し合ってるわよ。ふたりがベッドに入ってるところを、一度見てみるべきよ。もちろん、ふたりともアソコについてるモノは無視できるわ。あたしが貞操具をつけて拘束してなくても、ちっちゃすぎて全然気にならないから。でも、ふたりとも、いろんなオモチャを使って、それを補ってるの。まさに完璧なシシーのレズカップル。ある意味、まさにそれがあたしの狙いなんだけどね」

「でも、どうやったの? ていうか、話しを聞いても、あたしにあなたと同じ結果を出せるなんて思えないけど、あのふたりがこんなふうに相手を認めるようになるなんて、どんなふうにしてそうなったか気になってしまうのよ。まして、このふたり愛し合ってるんでしょ? ほんとにどうやって?」

「男なんて簡単に操れるものよ。あなたも分かってることでしょ? ポールは、ずっと前からあたしのひとつひとつの言葉に食いついていた。あたしが望めばどんなことでもしてたもの」

「覚えているわ。ポールはまるで捨てられた子犬のようにあなたにまとわりついてたわね。あなたが、なんでそんなポールなんかと付き合ってるのか、不思議に思っていたわよ、あたし」

「最初はね、彼と友だちの間柄でいることは価値があると本気で思っていたのよ。でも、何年かするうちに、彼の意図がすごく利己的だって気づいたの。ポールは単にあたしとエッチする機会をうかがっていただけだってね。多分、今もその機会をうかがってるんじゃないかと思う」

「え? 彼、まだチャンスがあると思ってるの? マジで?」

「自己暗示というか妄想でしょ? で、ジャックの方は、これもずっと前から、あたしとポールの関係をねたんでいた。もちろんジャックは、そのことについてほとんど何も言わなかったけれど。何か言われても、あたしはそんなの耐えられなかったでしょうけどね。ただのお友達以上はムリ。でも、ともかく、あたしにはジャックの気持ちは見えていたわ。だから、それを利用してやろうと決めたの。あなた、驚くかもね。気持ちが不安定になっている男なんて、ちょっとふたことみこと、気まぐれに言葉をかけるだけで、すっかり容姿を変えてしまえるものなの。ジャックはすぐに髪を長くして、体毛を全部剃っちゃって、中性っぽい服を着るようになったわ」

「それはポールも同じだったと。ポールは、そういう姿になることが、あなたが男性に求めてることだと思い込んでいたから」

「ビンゴ! 1年もしないうちに、ふたりとも女の服装をするようにさせた。その半年後には、あたしたち初めて3人プレーをしたわ。もちろん、あたしは、ほとんどふたりが絡み合うのを見ているだけだったけど。で、ポーラが……ポールのことを今はそう呼んでるの……ともかくポーラがあたしのところに引っ越してきた時、ジャッキーはそれも完全に自然なことだと思っていた。今は、ポーラとジャッキーはひとつの部屋を共有してるわ。服も共有してる。正直言って、これって完璧に近いんじゃないかしら」

「あなた、今も、ふたりと……何と言うか、アレをしているの?」

「ああ、そのこと? 時々、ふたりには舌を使わせてはいるわよ。でもね、本当のこと言って、あたし少し飽きてきているところ。本物の男が欲しくなっているの。あたしが本物の男に抱かれているのを見たら、あのふたりがそれをどう受け入れるかが分からなくて、迷ってるんだけど」

「なんとなくだけど、あなたならうまくする方法を考え出しそうな気がするわ」




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