「メイド」 My Husband, My Maid  by Stacey Anne Fields 出所

私は、物心がついたときからずっと女装を繰り返していた。子供時代の楽しい思い出のいくつかは、私が母の服と化粧品を使ってドレスアップした思い出だった。5、6歳になる頃までは、皆、そういう姿になった私をキュートだと思ってくれていた。だが、その後、誰もが、男の子は男の子らしくしなくてはならないと言い始めた。私は、そういう風になることに、少なからずストレスを感じていた。そして思春期になる頃には、さらに女装をして遊びたい、もっと自分に正直になりたいと感じるようになっていた。

しかし、今はその思いを秘密にしている。スポーツに熱中し、自分は本物の男性であると取り繕うため全力を尽くしていた。にもかかわらず、やはり女装する趣味をやめることはできなかった。いかに頑張っても、いかにそんな自分を嫌っても、やめられないのだった。大学生になった頃には、周りの誰も私の秘密のことを知っている人はいなくなっていた。ようやく私は一人暮らしになり、自分で衣服を揃え始めたのである。ドレス、ブラウス、スカート、かつら、靴、山ほどの下着類、それに女の子が使う様々な化粧品。それらを入手した。しかし、その頃、私は人生の岐路に立ったのであった。美しい知的な女性と恋に落ちたのである。このまま、女性になる道をたどりつづけることもある。だが、そうではなく、ひょっとして、彼女が私を受け入れてくれたら、この女性と結婚し、夫婦になったら、これまでの一切の葛藤に終わりを告げられるかもしれない。

自分に対して感じていた嫌悪感、それと、ようやく自分の中から女性になりたいという欲望を追い出せるかもしれないという期待感。それらが相俟って、私は愛し始めていたその女性と普通の人生を送ろうという決意をした。私はプロポーズをし、彼女はそれを受けてくれ、二人は結婚した。私は世界で最も幸せな「男」になっていたし、彼女に対して最高の夫になるよう頑張ろうと誓った。私はできる限りの努力をした。だが、結婚して1週間も経たないうちに、私は妻の服、化粧品、下着、靴を使って女装していたのだった。

それから1年半、この葛藤を続けていた間に、夫婦の性生活はほとんどなくなってしまっていた。二人とも、この結婚は長く持たないかもしれないと思っていたし、妻は、彼女が仕事に出ている間とか出張に出ている間に私が女装しているということをまったく知らずに、何かあやふやな危機感を感じていたようだった。だが、ある晩、妻が友人たちと外に出て、酔って帰り、私にあからさまにセックスを要求したのだった。私は突然、そういう風に迫られたこともあって、躊躇していた。すると妻は私の前にひざまずき、私のズボンのチャックを降ろし、フェラを始め、私をその気にさせたのである。その夜、私たちは愛し合い、そして、その9ヵ月後、私たちに娘ができた。それまでの間ずっと、私は、妄想や欲望を隠したまま、秘密の生活を続けることができていた。だが、それが変わろうとしていた。

妻のスーザンは医師である。彼女は医学校を卒業後、仕事を探すことで苦労したことは一度もなかった。他方、私はMBAを持っていたが、最近のこの国の不況により仕事にあぶれてしまっていたのである。そのため、私は家にいることになっていた。娘の世話をし、料理を作り、掃除、洗濯をする毎日。スーザンは、よく、こう言っていた。私が働いていたときは、二人とも仕事で家事をする時間がなかったので、子供の世話や家事や外食でお金を使っていたけど、そのお金を節約できることになって、結局、今の収入は、私が働いていた頃と変わらないと。スーザンは、失業中で、家で家事や子供の世話をしている私を元気付けるために、そういうことを言ったのだろうが、あまり私の元気付けには効果がなかった。ではあるが、私は家に1人でいる毎日を楽しんでいたのである。娘がいるが、実質、1人でいるも同じだった。

すでに分る通り、私は娘の前で、女性になりたいという欲望に身をゆだねることを躊躇しなかったのである。まだ娘は生後2ヶ月に過ぎなかったから。というわけで、私は、おむつ変え、沐浴、ミルクやりなどの子供の世話から、洗濯、食器洗い、床やカーペットの掃き掃除、そして食事の支度などの家事をすべて「自分自身の姿」になって行っていたのである。愛する妻が知っているスティーブンではなく、自分自身、つまりステイシー・アンとなって行っていたのだった。

1年程前だった。その日はいつもと同じように始まった。妻は朝の7時半に、私が作った食事を食べ、職場に出て行っていた。妻が出て行き玄関のドアが閉まった後、最初に私が行うことは、お風呂に飛びこみ、スーザンには気づかれない体の部分について体毛を剃ることである。股間、胸、腹部、首から顔、そのすべてをいつもつるつるに剃っていた。だが、この日はもっと何かをしたいと思っていた。私たちの性生活は再びまったくなくなっていたこともあり、すべてを剃ってしまっても構わないと思っていたのである。季節は冬だから、近々、短パンを履くということもない。体毛をすっかり剃った私は、いつもの通り、ひどく興奮していた。特に、足や腕がつるつるになってワクワクしていたのだった。

タオルで水気を拭き取り、寝室に行って、今日、身につけるための服を選び始めた。娘のエイミには、ミルクを与え、着替えも終わっていて、すでにスーザンが出て行くちょっと前に眠りについていた。だから、エイミが再びお腹がすいて目を覚ますまで、もう2時間くらいは大丈夫だった。今日は、スーザンの服から、割とエッチっぽいのを選んで着ることに決めた。私は、スーザンと身長はまったく同じで、体重が4キロほど多いだけなので、彼女の服はすべて私にもぴったりと合う。私は「妻のために」セクシーな衣類を買ってあげていたが、もちろん、それを自分で着るのを見込んでの購入だった。スーザンは地味な身なりをするタイプで、私が「彼女のために」買ったセクシーな衣類は、滅多に着ることがない。もっぱら、私が着ていた。体から体毛を剃ったばかりだったし、足がつるつるになっていたので、特に興奮を感じていた私は、白のストッキングとガーターベルト、シルクのパンティとそれにマッチしたブラジャーを着ることに決めた。その上には、膝から5センチほどの丈の黒スカートとシルクの白ブラウス、そして7センチのヒール高の黒ハイヒールに決めたのだった。

美しく滑らかになった脚にゆっくりとストッキングを履いていく。そしてストッキングをガーターベルトに留める。それからバニラの香りがするローションを、アヌスの周りに塗って、可愛いシルクのパンティに脚を通す。私の小さなペニスを足の間、後向きに挟んで、パンティを履き、ペニスの位置がずれないようにしまいこむ。大学の頃から隠しつづけていたディルドの数々があるが、それを隠してあるところに行ったら、すぐにパンティを脱げるようにしておきたいから。時々、本当に、あの美しい形のゴムのディルドを自分の秘穴に入れたくてしょうがなくなるときがある。あれが私の中に出し入れする感じが堪らなく恋しくなるのだ。

ブラをつけ、スーザンの化粧台に座り、爪に色を塗り、化粧を始める。20年間も練習してきているので、私の化粧はプロ並になっていた。私ほど練習を積んだ27歳の人はあまりいないだろう。まして、27歳の男性ではなおさら。ルビー色のネイルと口紅は完璧に決まり、マスカラ、アイシャドウ、ファンデーション、そして頬紅をつけて、顔のお化粧は完成する。それから、茶髪のかつらを取りに地下室の秘密の場所に行った。かつらの下にある子箱に置いていたディルドのコレクションに眼がとまる。どうしても欲望に逆らえなくなり、ポルノ男優のペニスをモデルにした20センチのディルドと17センチの耐水型のバイブを手にとった。後でシャワーを浴びるときにも、楽しい浴室プレーをしたいと思ったから。それを持って、女装の仕上げをし、その日の家事の仕事に取り掛かるために、急いで上に駆け上がった。

黒スカートを履き、左側のチャックを上げて留める。それから妻のセクシーなシルク・ブラウスをはおり、背中のボタンを全部留めていく。胸の上に可愛いシルクのリボンも結んだ。次はハイヒール。ハイヒールを履くと体全体の形が素敵に決まり、脚が長く見えるのが大好きだった。ヒールを履くと脚が見事に女っぽく変わる。足首のストラップのバックルを留め、最後にかつらをかぶって、スタイルを決めた。私は全身が映る鏡に駆けより、全体像を見てみた。

予想以上のできだった。このまま、公衆の前に出て行っても通じる。今日は、脚を剃っていたことが決め手になっていた。鏡の前、誇らしげに胸を張って歩き、毎日のジョギングのおかげでお尻のラインが形よくきゅっと引き締まっているのを自画自賛した。

「今日は、私、本当にセクシーな女の子になったわ。もし、私が男だったら、このキュートなお尻に固くなったものを突き入れたくて堪らなくなっちゃうわよ。ああん! 本物の男性に入れてもらえたら、どんなにいいのに! ただひたすら私の中に突き入れてもらうの。私を奪って、自分だけの可愛い淫乱女にしてもらうの。そんなチャンスがきたら、何でもしちゃうわ。おしゃぶりでも、セックスでも、玉舐めでも。本当の逞しい男性が私に望むもの、どんなことでもするわ。私に、彼の美しい肉棒をおしゃぶりさせてくれるなら、どんなことでも。私のエッチな穴に入れてくれるなら、どんなことでも」

これが、私が毎日のようにひた隠しにするため心の葛藤を続けてきた、願いであり欲望だった。隠しつづけるのはとても苦しいことだった。

鏡の中の自分に言った。

「そうねえ、今日は男の人のアレを使って遊ぶチャンスがあるわよ。あなたは、好きな男のためにちゃんとお掃除をしてあげて、そのチャンスを勝ち取らなきゃね」

私は女装してステイシー・アンに変身したときはいつも声の出し方も変えるように練習していた。それからちょっと鏡の中の自分に微笑みかけ、女の子のような足取りで洗濯の仕事に取り掛かった。ハイヒールを履いて歩くときに、お尻をセクシーに振るコツを上手く飲み込めた自分を褒めた。このお尻をいつの日か誰か男の人に見てもらえるかもしれない。その日のために、自分のヒップをよく見せる練習をするのが大好きだった。

洗濯機のスイッチを入れた。それからキッチンに行って、朝食の後片付けと食器洗いをしようとしたが、エイミが泣き始め、食事を欲しがっているのを知らせたのだった。私はすぐに娘の世話をしにベッドに走った。娘のことはとても愛している。自分がエイミの父ではなく母だったらと切に思っている。妻がエイミを身ごもり、出産し、母乳で育てていたときを通して、私はずっと嫉妬を感じていた。公平ではないと思っていた。自分も赤ちゃんを産めるようになっているべきだし、自分の胸からお乳を出して育てられるようになっているべきだと思っていた。エイミを抱っこしながら、本当の母親のようにお乳を飲ませられたらどれほどか素晴らしいのに。食事を与え、オムツを取り替えると、エイミはまたすやすやと眠りに入り、私は彼女を優しくゆりかごに戻して、食器洗いを始めるためにキッチンへ行った。時計を見ると12時半。まだ大丈夫。スーザンは普通は午後の7時半ごろに帰ってくるから、まだ5時間はあるし、その時間があれば、女がすべき家事の仕事をこなしてから、後でおもちゃで遊ぶことができる。妻が早めに帰ってくるかもしれないのに備えて、私はいつも2時間の余裕を見ておくことにしていた。だから、5時半までにすべてを片付けておくと見ておけば、ばれないように、いろいろ片付けて痕跡を消すための時間がたっぷりあることになる。

食器洗い、掃除機かけ、洗濯物の後片付けを終え、ちょっと一休みする時間を取ることに決めた。「ジェイン」と「コスモ」の最新号を取り出し、私の女性化に役立ちそうな記事や、私が夢見る男性を喜ばせる準備に役立ちそうな記事を探した。この雑誌も両方とも「スーザンのために」私が定期購読したものだった。私が買ったセクシーな服と同様、この雑誌も妻は読まない。私がスーザンに、彼女が使ったり読んだりしない、こういった服や下着や化粧品や靴や雑誌を買っている事実に、どうして彼女が気がつかないのか、いつも不思議に思っていた。それに、一度もばれていないことにも驚く。おそらく、人間は自分が見たいと思っているものしか目に入らないようにできているから、そして私が大きな見落としをしてきていなかったからだと思う。もっとも、私は時々、わざと見落としをして、この小さな秘密を明らかにしてしまうべきじゃないかと思うことがある。でもそのリスクは大きすぎる。スーザンは真面目で保守的な考えの持ち主だし、私も彼女と娘を愛している。

雑誌の中に、どんな体位が男たちをワイルドにさせるのかについて記事を見つけた。たいていの男性が、相手とアナルセックスをしたがっていると分かって、うっとりとなっていた。記事はさらに詳しく、実際に、カップルがどのような体位を取るとアヌスへの出し入れによって性的神経がよりよく刺激できるかについて書いていた。私は注意深くその記事を読み、何度か自分のディルドで試してみようと思った。時計を見ると、3時半。私の遊びの時間は、もうすぐ! 乾燥を終えた洗濯物をたたむため、最後の洗濯物の山を運び、食器洗い機の中を片付けよう。その後で、ディルドでおしゃぶりの練習をしよう。と、そう決めた。

仕事をすべて終えたときには4時15分になっていた。さっき読んだ記事の内容を、ディルドを使って上手くできるか確めようと、寝室に入った。ナイトスタンドの引出しからKYゼリーを出し、浴室からタオルを持ってきた。お尻の間、朝に塗ったあのバニラローションの感触がはっきりと感じられる。とても興奮していた。自分が、まるで淫らな娼婦のように、お尻の穴のところがびしょ濡れになっている感じがしてたし、美しい形の20センチのディルドを握ると自分の小さなペニスもピクリと反応していた。最大に勃起したときでも、私の小さな手ですら、これをいじるのにはまだ大きすぎる。自慰をするときは、親指と人差し指だけしか使わない。二本の指でつまんで前後に滑らせると、このおチビちゃんは全体が刺激され、すぐに達してしまいそうになる。私がこんなペニスに飢えた女々しい男になった理由に、巨根願望があったからかもしれない。でも、激しく勃起したときでも10センチに満たないペニスを持った人で、そういう願望を持たない人がどこにいるだろうか? 平均的なペニスは15センチであり、私はそれが欲しくてたまらない気持ちに、しょっちゅうなっていたのだ。どこにかと言うと・・・口とお尻の穴に。

シルクのブラウスの上から乳首を擦り始めたとき、エイミが泣き出し、食事の時間を知らせた。もちろん、自分のお楽しみは後回しにし、すぐに娘の世話に行った。まだ4時15分。遊び時間を楽しむ余裕はたっぷりある。エイミにミルクを与えていると、いつも妻に対する嫉妬心が浮かんでくる。赤ちゃんを産むことができたら良いのに。食事と着替えを済ました後も、エイミを疲れさせるのに少し時間がかかった。そこで、エイミを可愛い自動ゆりかごに寝かせ、その間、エイミの「ママ」が「パパ」を喜ばせる方法の練習をすることに決めた。私が「ママ」となって、愛する「パパ」を喜ばす技の練習をする。それを思って少し笑みが浮かんだ。エイミが自動ゆりかごを喜んで眠りにつくのを期待しながら寝室に向かった。時間は5時15分。あまり時間が残っていないけど、どうしても楽しみたかった。そこで意識を切り替え、ヒップを振りながら、いろいろなものを広げっぱなしにしてあるベッドへと歩いていった。

まずはベッドの脇にひざまずいて、おしゃぶりの練習を始めた。両手で捧げ持つようにディルドを持ち、その大きさに感嘆してみせる。唾液をたくさん使って舐めまわしてヌルヌルにしてあげれば、「彼」は私のような可愛い女を欲しいと思ってくれるはず。ディルドの先端に優しくキスしてから、一度、顔を離して、私の口紅から移った赤い唇の跡を確める。

「ねえ、あなた? あなたのおちんちんをおしゃぶりしたいの。いっぱいいっぱい、おしゃぶりしたいの・・・」

ステイシー・アンの声になって、息を喘がせながら言う。それから赤い唇を開いて、ディルドを口の中に入れていく。舌を、想像上の彼氏の肉棒にあて、頭部に沿ってこねるように回し舐める。両手でその棒の根元の部分をしっかりと包み込む。時々、薄目を開けて、私の赤い爪の指がディルドをしっかり握って、前後にしごくのを見る。すでに私は喘ぎ声を上げていた。本当に興奮が高まってくるのを感じる。顔を横にして、ディルドのシャフトに沿って上下に舌を這わせ、舐めまわす。すでに興奮して待ち構えている私の秘穴を貫いてもらう。その準備が整うように。

想像の中、興奮した私の逞しい男が私に訊いてくる。

「お前は俺にやって欲しいのか?」

「ええ、そうよ、そうなの! 私をやって欲しいの! ああ、私の中に入ったあなたを感じたいの! お願い! お願い、私にハメて!」

素敵な20センチディルドに、セックスしてとねだりながら、私は次第に狂ったように自分を高めていく。十分おねだりしきるまで、ディルドを使うのは我慢。想像上の彼が、よしと言うまでは、我慢する。両脚に挟んだ自分の小さなペニスをシルクのパンティの上から擦る。だが限界を超えてしまう前に、愛撫をやめてパンティを脱いだ。ディルドを握り直して、もう一度、舌を全体に這わせ、同時に二本指を使ってアヌスをいじり始める。

「お願い、あなた、私にして。愛しているの。私の中に来て欲しいの!」

アヌスをいじりながら自分でよがり声をあげる。そして、それを受けて、柔らかくなった私の可愛いアヌスにディルドの先端を当て、力を入れて、「彼」の肉棒の頭部を私の中に押し込んだ。だが、ちょうどその時、エイミの泣き声が大きくなり、私は集中できなくなってしまったのだった。

「ああ、あのゆりかご、止まってしまったんだわ!」

エイミのところに行かなければ。良い母親なら誰でもそうするように。

「あなた、ごめんなさい」

空想上の男に謝りながら、身だしなみを整え、小さなペニスを足の間に押し戻し、パンティを履き直した。それから、ふらふらしながらリビングに歩いていった。ヒールを履いて歩き、左右へヒップを振るやり方を練習しながら。

動きが止まっていたゆりかごからエイミを抱き上げ、泣きやむようにと揺らした。エイミを抱っこするのは好きだ。落ち着かせようと、抱きながら部屋の中を歩き回る。時計を見上げると6時半になっていた。少し遅くなっている。散らかしたおもちゃを全部片付けなければならないだろう。あの防水性バイブは除いて。まだシャワーだけは浴びなくてはならなかったから。私は、シャワーであの防水性バイブを使ってアナルいじりができると思い、微笑んでいた。まだ女のままで喜びを楽しむ時間があると考えていたのだった。

リビングの中、歩きながら、お楽しみの痕跡を隠し始めたときだった。窓の外、スーザンの車が玄関脇の道にすでに入っているのが見えたのである。

「え、まさか!! スーザンは今、どこにいるんだ? 一体、どうしたらいい?」

私は窓に駆け寄り、スーザンがすでに家に入ってきているのか確めようとした。だが、固い木製の床に足を滑らせてしまう。

「このハイヒール!」

片手で自分の体を支え、もう片手でエイミを抱いたままだった。

「落ち着かなければ。落ち着いて、行動に専念すること」

エイミを床に寝かせて、走るか? いや、それはできない。カウチに行って、そこにエイミを寝かせるか? それも危険すぎる。私はバランスを取り戻し、立ち上がって窓の外を除き見た。スーザンが網扉に手をかけようとしてるところが見えた。

「ちくしょう! この変態バカ! お前は、家族をめちゃくちゃにしてしまったかもしれないぞ!」 私は自分自身を罵った。

両手でエイミを抱きながら、寝室へと急いだ。エイミを落としそうで、恐くて走れなかった。これまでにないほど激しく腰を振りながら、寝室へ向かう。

「無理だ。できっこない!」 部屋の曲がり角まで来ていた。スーザンが玄関ドアを開ける音が聞こえたちょうどその時、かろうじて角の陰に身を隠した。

「ねえ? スティーブ? あなたなの?」

ちらりと見られたに違いないと思った。まずい! ディルドとゼリーとタオルを出しっぱなしだった。私はエイミをベッドの真ん中に寝かせ、枕を取って、エイミの両脇に置いた。

「これなら安全だ」 ディルドとゼリーを取り、浴室に退避しようとした。

「ねえ、誰か??」 スーザンの声に不安と心配が混じっていた。

スーザンが部屋の角を回って入ってきたとき、彼女の目が大きく見開くのが見えた。私はそのまま浴室に飛び込み、ドアを閉めた。スーザンは自分を見たかもしれない。だが、ディルドは見てない。大丈夫だ。まず第一に、ディルドとゼリーを隠すこと。それから素早く服を脱ぐのだ。

「そこにいるのは誰なの? スティーブ、あなたなの?」

妻は、誰を見たのか、いや、何を見たのか、はっきり分かっていないはず。

「警察を呼ぶわよ! 一体誰なの!」

「待ってくれ、スーザン。僕だよ」

「スティーブ?」

「ああ、僕だ、スティーブだ」

ステイシー・アンの声になってしまわないように注意しながら答えた。ディルドとKYゼリーを浴槽のところのいろいろなアイテムの後に隠し、腰を降ろして靴を脱ぎ始めた。

「じゃあ、あなたと一緒にいるのは誰なの?」

「・・・僕だけだよ」

「あら、ホント? じゃあ、あなたの後についてそこに逃げ込んだ女は誰なのよ?!」

明らかに声に怒りが込められていた。スーザンは私が浮気をしていたと思っているのか? まったく! 一つ目のハイヒールについて、かかとのバックルを外すのに手間取ったが、何とか、脱ぐことができた。

「それに、その女を窓から逃がそうなんてしないでね。すでに女の姿は見たんだから。私が仕事をしている間に、あなた、あばずれ女を家に連れ込んでたなんて! しかも赤ちゃんがいるって言うのに! どこの女か知らないけど、あんた、ここから出て行ってよ。二度と来ないで。出て行って!」

スーザンはいまや間断なく叫び続けている状態たった。スーザンの考えているシナリオからすれば、あのように怒るのも当然だと思えた。

「スーザン、僕なんだ。君は僕の姿を見たんだよ」 私は、穏やかに、しかし、彼女に聞こえるように大きな声で言った。

「じゃあ、出てきてよ。今すぐ、証明してみせて!」 スーザンが泣き始めているのが分かった。ちくしょう。私は何てバカなんだ。完璧だった家庭に、何てことをしてしまったんだ。

私はハイヒールのストラップを嵌め直し、立ちあがった。

「分かった、今、出るよ」

ディルドやその他、男性のものになりたいという欲望を表すものはすべて隠すことにしよう。

「スーザン、お願いだから、怒ったり、結論に飛びついたりしないで欲しい」

そう言いながらドアのノブに手をかけた。ドアを開ける前、鏡をちょっと覗き込んだ。化粧はまだ乱れていなかったが、家の中を走り回ったせいでかつらの髪が乱れていた。ほつれた髪の毛を元に戻してから、ドアを開け、外に出た。

顔を上げると、エイミを抱いて、やつれきった表情のスーザンがいた。目が大きく広がっていて、受けているショックの大きさを物語っていた。涙が目元に溢れていて、今にもこぼれようとしている。その涙は、今この瞬間の涙ではなく、先の取り乱していたときのものだとありがたいのだが。私は自分を嫌悪していた。どうして私に彼女を傷つける権利があるだろう? このすべてを失うことなど、私にはできないはずなのに。自分の目にも涙が溢れてくるのを感じていた。かろうじて、小声を搾り出すことができた。

「僕だけなんだ。ごめん。ごめんなさい」

スーザンの声は優しく、落ち着いたものに変わっていた。 「あなた、ゲイだったの?」

「いや、違う。僕はゲイじゃない」 自分でも嘘を言ってるのかそうでないのか分からなかった。

「こういうことをしばらく前からやっていたと言うわけ?」

「物心ついてからの最初の思い出は、女装した思い出だったんだ」

私はすべて正直に話すことに決めた。いや、すべてと言っても、ディルドとそれを使って遊ぶときの妄想以外のすべてだが。

「分かったわ」 まるで、たじろいでいるような様子だった。「何か飲み物が欲しいわ」

スーザンの顔に涙が流れ落ちるのが見えた。「ああ・・・これについていろいろ話し合わなければならないことが、まだたくさんあるけど、ともかく、落ち着きたいの。それにエイミをベッドに寝かさなくちゃいけないし」

「それなら僕が」

私は、早くこの服を脱ぎたいと思っていたが、同時に、スーザンには落ち着いてもらって、何か飲み物を飲んでもらいたいと思っていた。

「分かった。えっと・・・ええ。ただ・・えっと・・・いいわ。自分で飲み物を作るから・・・あなたは、エイミをベッドに。それから・・・いいわ。着替えをしたかったの? それともしばらくそのままでいるつもり?」 このような服装でいる私と目をあわすのに困っている様子だった。

「君には、飲み物を飲んで、ちょっとリラックスして欲しいと、それだけだよ。着替えることにするよ」 私は浴室に戻り、着替えを始めた。

「いえ、着替えはいつでも良いわよ。エイミを連れて行って」

スーザンはエイミを私に渡し、寝室から出て行った。私はただそれを見ているだけだった。私としては、先に寝室から出て、リビングを歩いていきたかった。そうすればスーザンが私の姿を見ずに済むから。それにとりあえず落ち着きたいとも思っていた。何秒か時間を置いてから寝室を出て、エイミを子供部屋に連れて行った。可愛い天使。もう失ってしまうかもしれない私の天使は、とうとう疲れてしまったらしく、すでに眠っていた。私はエイミを毛布にくるみながら、涙を流し始めていた。自分がこんな変態だから、そのせいで、もうこの娘とは離れることになってしまうかもしれない。そもそも自分は子供を持つ価値がない人間なんだ。子供ばかりでなく妻も持ってはいけない存在なんだ。エイミをベビーベッドに寝かせ、頬にキスをした。涙がエイミの顔に落ちたが、エイミは眠ったままだった。私は素早く立ちあがって、気持ちを落ち着かせようとした。

私は廊下を素早く通り過ぎて、寝室に行き、すぐに浴室に入ってシャワーと着替えをできたらと願っていた。だが、スーザンがベッドに座ってビールを手に持っていた。スーザンは普段ビールを飲まない。これは悪い兆候だった。

浴室に急ぎながら言った。 「先に着替えを済ませることにするよ」

「ちょっと待って。あのね・・・ちょっと訊きたいことがあるんだけど」

スーザンを見るとマスカラが流れているのが見えた。流れた涙の筋は1本だけではなかった。私はじっと立ちつくしていた。何をしたら良いか、何を言ったらよいか、何を考えたらよいか、分からなかった。

「これまで男としたことはあるの?」

「いや。僕はゲイじゃないんだ、スーザン」

「でも、そういうのが好きなんでしょ? つまり女の子の格好になって女の子のように振舞うこと?」

「ああ。これまでもずっと好きだった。やめようとはしたよ。何度も。でもすべてうまく行かなかった。自分でも嫌悪している部分なんだ。これまでずっと隠そうとしてきた。君からも。でも今は、明らかになって喜んでる部分もある。少なくとも、君との間で明らかになってホッとしている。これまでずっと、君に話したいと思っていたけど、君が僕のことを知ったら、君を失うのではと恐くて言えなかったんだ」

「ということは、あなたは女性が好きなのだけど、自分自身、女性になりたいということ?」

「ああ。多分、そうなんだと思う」

「そう・・・少なくとも、それで合点がいったわ。どうして、時々、ドレスが汚れていたり、しわくちゃになっていたりしたかとか、どうして化粧品がすぐになくなってしまうかとか。これまで、私、自分が化粧品中毒なのか、化粧品屋さんにぼったくられてたのかのどっちかと思っていたわよ」

多分、スーザンは冗談を言うことで場を和らげようとしていたのだと思う。それに、ぎこちない笑みを浮かべて、まだ私に気持ちが残っていることを知らせようとしていた。ああ、私は本当にこの女性を愛している。妻の目に再び涙が溢れてくるのが見えた。

私はスーザンの元に近づき、しゃがみこんで面と面を合わせた。

「すまなかった、スーザン。どうか僕を許してくれないか?」

妻は目に涙を浮かべたまま、私を見つめ返していた。また私自身の目に涙が浮かんでくるのを感じていた。

「ああ、マスカラが流れているよ」

私は妻の顔に触れる口実としてそう言って、彼女の気持ちをなだめようとした。

「あなたのも、そんなに決まってないわよ」

彼女も涙で咽ながら答えた。私はスーザンを抱きしめた。傷つけたいとは思っていなかったが、今や、妻は私がどういう人間か知ってしまったのだ。

「スティーブ、私には、こんなレスビアンみたいなことできないわ。それにあなたがそういう格好をしているとき、どんな呼び方をしていいの? エイミについてはどうするの? ママが2人いることをどう説明するの? もっと前から知っておくべきだったわ。あの化粧品、全部、あなたが買ったのよね。それに一度、私にディルドまで買ったこともあったわ。まったく、バカだったわ。あなたは、そのヒールを第二の天性のように履きこなして歩き回ってるのに、私にはそれすらできないのよ。本当の女だと言うのに!」

「違うよ、違うんだ! 君はバカなんかじゃない。全部、僕が悪いんだ。本当にすまなかった。ともかく、一度に一つずつ。落ち着くこと。一度に一つずつ話し合っていこうよ」

「そんな格好をしているあなたに話しているのは、とっても変な感じよ。あなたの、名前とか、声とか。でも、ホント・・・あなた、女の子のように見えるわ。名前は何て言うの? 女になったときの名前? そういう名前があるんでしょう?」

「ああ、ある。・・・ステイシー・アンって言うんだ」

「とても女っぽいわね。他にどんなことがあるのかしら? 今になって夫婦生活を思い返すと、確かに、あなたはいつも女みたいだったわね。この生活でも女の役割を分担しているし。まあ、少なくともこれからは、あなたが今の役割に不満を持っているのではと心配する必要はないわけね。あなた、男のようじゃなかったということだし」

スーザンの調子が、悲しみの状態から変わってきているのを感じていた。悲しみから、裏切られていたことへの怒りへと変わってきていた。

「ひょっとすると、あなた、本当はゲイで、自分で自覚がないだけなのかも。自分の姿を見て御覧なさいよ。服装もお化粧も、まるでおしゃぶり好きのオカマのようだわ。本当はそうなんでしょう? 違う? これまでずっと嘘をついてきたわけだから、今になって本当のことを言ってると言われても信じられないじゃない?」

「スーザン、僕はゲイじゃないよ。誓ってもいい」

「まあいいわ。家に帰ってきて、あなたがこの寝室で誰か男にフェラをしてるのを見つけるまでは、少なくとも信じてあげましょう?」

「分かったよ。ともかく僕はシャワーを浴びて着替えをするよ」

「あら、どうして急に着替えのことを言い出すの? ちょっと、待ってよ。シャワーを浴びて、着替えるですって? 何なの? 浴室に男でも隠してるんじゃないの?」

スーザンは、私に攻撃的になっていた。そして、その攻撃が効果を表し始めていた。

「ひょっとして、ディルドとか? それをお尻に入れたり出したりしてたんじゃないの?」

しまった。浴槽には18センチの防水バイブがあるのを忘れていた。スーザンが浴室に入らないなら、問題はないのだが・・・

スーザンは私の焦りを目の表情から読み取ったのだろう。一気にパニックになってしまった。

「ホントなのね? 何なの、このオカマ! 浴室にディルドがあるのね? シャワーを浴びながら、それを使って、ヤリタイって思ってるのね!」

スーザンはすっくと立ちあがり、浴室に向かって歩き始めた。

「どこにあるのよ!」 怒りが混じった声だった。「オカマのおもちゃ、どこに隠したのよ!」

私は立ちあがり彼女の腕を取った。 「スーザン、ちょっと待って・・・・」

スーザンは腕を振り払おうとし、握っていたビール缶が私の右額に当たった。私はよろめいて後ずさりし、痛みとショックに床にへたり込んでしまった。

「私に触らないでよ! 女の腐ったようなヤツ! あなたがこの家にどんな変態要素を持ち込んだか、そいつを見たいのよ」

苦痛とめまいを感じつつ、意識がはっきりしてくると、私はスカートが捲りあがり、ガーターベルトとストッキングの付け根、そしてパンティも丸見えになっているのに気がついた。

「自分の格好、見て御覧なさいよ。まるで女々しい娼婦みたいじゃない。ゲイじゃないって? 本当かどうか調べてみようじゃないの!」

スーザンは荒々しく浴室に入っていった。

「おやおや、これはいったい何でしょう? わーお、すっごく大きいわね!」

スーザンは防水バイブのことを言ってるのだと願うばかりだった。そうでないとしたら、別の方もすぐに見つけられてしまう。

「まあまあ、あなたがゲイなのは自明ね。これ、あなたのみすぼらしいものの二倍はあるもの。あなたのはとてもじゃないけど男性のものとは言えないものね。これだと、私にも大きすぎるわよ」

スーザンは浴室から出てきた。私は顔を上げ、彼女が手にしているものを見上げた。目の焦点をあわせるのが大変だったが、よく見るとピンクの防水バイブだった。良かった。あれで大きいと思うほどだ。もっと大きな方を見つけなかったことは彼女にとって幸いだと言える。

「バイブレータね。防水性でもあると。あなたって、ほんとにイヤラシイ変態オカマね! 可愛いステイシー・アン? あなた、私にこれでやって欲しい? これをお尻の穴に突っ込んで欲しいの? ホント、女々しいったらないわ!」

「違う、違うんだ、スーザン!」 私は落ち着いて話そうとしたが、怒り狂ったスーザンが、本当に乱暴にあのバイブを突っ込んでくるのではと恐れを感じ、できなかった。

スーザンはディルドを投げつけ、私の背中に当たった。

「ほら返すわよ! 淫乱オカマ! そのおもちゃを持って、出て行って!」

スーザンはまた浴室に入りドアを閉めてしまった。私はただ倒れたまま、思案をめぐらしていた。血が出ているか確めたが、大丈夫だった。大きなこぶが頭にできていたのは確かだった。これも自業自得だと感じていた。


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まったく信じられない。あいつが、私にずっと嘘をついてきたなんて。彼を幸せな気持ちでいてもらおうと、ずっと頑張ってきたし、失業についても理解を示してきたのに。失業は、男の人には耐え難いだろうと思って気を使ってきたのに。なのに、あいつは、この家で可愛い女の子になって喜んでいたとは。一体、いつから続けていたんだろう? そもそも、仕事を探していたのかしら? 賭けても良いわ、あのオカマ、「主婦」遊びに呆けて、仕事探しもしてなかったに違いない。絶対そうよ!!

ドアを開けたら、あいつはハイヒールを脱ごうとしているところだった。

「良いこと教えてあげるわ。あなたの夢を叶えてあげることにしたの。私が生活のために仕事をしてお金を稼ぐから、あなたは、家にいて、きれいで可愛いい、従順な主婦になるのよ。つまり、今までしてきた通りのことをしていいということ。でも、これからは、いつもそういう格好でいることね。私の可愛い女としてね。分かった?

「でも、スーザン、僕は・・・」

「あら、言わなくていいわよ! 女々しいんだから。毎週7日間、毎日24時間、そういう格好をしてること。何かの理由で、あなたが男性の格好をした方がふさわしいと私が決めたときは別としてね。あなたは私が何か言ったら、その通りにすること。それが嫌なら、とっとと荷物まとめて、ここから出て行って! でも、そうなったら、あなたの実家の家族も、私の実家も、それに友達も、みんなあなたが可愛いオカマだったんだって知って、大喜びすると思うわ。そう思わない? 分かったら、さっさとそのハイヒールを履きなおして、私の夕食の準備をしなさいよ。女!」


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私は何を考えてよいか分からなかった。スーザンと知り合って以来、こんなにはっきりとものを言い、命令的な彼女は初めてだった。ともかく、彼女をこれ以上怒らせるのは避けたかったので、言われた通り、ヒールを履きなおし、バックルを留めた。そのまま立ち上がってキッチンに向かった。だが、スーザンには、私が内心、興奮していたことを見られてしまったようだ。

「一体どういうこと? それ、何なのよ。このオカマ、興奮してるじゃないの。言ってよ、女! どうして、今、興奮しているのよ?」

どう言っていいか分からなかった。

「いえ・・・分からない」 

私は床を見つめたまま。私の小さなペニスが小さなテントを作っていた。

「その可愛いパンティを脱ぎなさい、淫乱!」

私は命令に従って、シルクの白パンティを引き降ろした。

「ちっちゃいのが立ってるじゃない! これから、そいつをクリットちゃんって呼んであげるわよ。目をつむって、それを握って、できるだけ速く、オナニーして見せなさいよ」

「でも・・・」

「今すぐ、しなさい!!」

私は目を閉じて、クリットを握り、しこしこと擦り始めた。

「あなた、今、何を考えているの? お口に大きなペニスが入っていて、今にも射精しそうになっているとか? それとも、逞しい本物の男に抱かれているところ? その彼氏の大きなペニスがあなたの尻の穴に入っていて、出たり入ったりを繰り返してる。あなたはその彼氏の腰を両脚で包み込んで、打ち込みを受け止めているとか?」

ああ、我慢できない。まさにスーザンが言っていることを思い浮かべていたから。妻の前で、女の子の格好のまま、クリットを擦っている自分。しかも、ペニスを舐めしゃぶったり、それにアナルセックスされている自分を思い浮かべている。私は爆発的に射精し、手を汚し、床にこぼした。

「わーお、10秒かからなかったじゃないの。おちんちんのことを考えると、すっごく興奮するのね? ふーん? ホント可愛いホモちゃんだわ。さあ、さっさと、汚したのをきれいにして、夕食の準備をしなさい」

私は再び、言われた通りにした。少し時間が経てば、スーザンも怒りを鎮め、もう一度、最初から話し合えるのではと願っていた。


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あのホモ男、よくも長年、私をだまし続けてきたわね。フェラをしてるのを想像しただけで、ほとんど触らないで射精してたじゃないの、オンナ男。あいつは、私に、自分は男だと思い込ませ、私に世話を焼かせ、お金も稼がせていたのに、自分は、家にいて、淫乱な主婦になって遊んでいたんだわ。そうに決まってる。ええ、分かったわ。これから、一生、あいつは私のために着飾って、私の言うことを従順に聞くようにさせてやる。

とてもペニスとはいえないような代物で我慢させられ続けたし、娘も生んであげたし、長年、生活の面倒も見てあげた。今度は私の番よ。私が稼ぐお金に見合うだけのことをさせてもらうわ。これからは、あいつには、可愛い住み込みのメイド兼乳母になってもらう。

でも問題は、そういう風に仕向けても、あいつはかえってそれを喜ぶだろうということね。いつからか分からないけど、ずいぶん前からそうしていたんだから。でも、ひょっとすると、そうなったら、私も、もう一度、本物の男性と知り合って、男の人に抱いてもらう感じを味わえるようになるかも知れないわ。どうして今まで、あのホモ男を裏切って、他の男性に抱かれていなかったのか、不思議だわ。

「スーザン? 夕食ができたよ」

「今、私を何て呼んだ? スーザン様って呼ぶべきでしょ!」

「はい、スーザン様。すみません」

私は微笑みながらキッチンに向かった。夫でありメイドでもある彼が、夕食の料理を2つ並べ、同じ量を盛り付けているのが目に入った。

「これは、私にはちょっと量が多すぎるわよ。それに、あなたは、可愛い奥様でしょ? 食べる量は、ご主人様である私より少なくすべきじゃないの? あなたは、少なくともあと9キロは痩せてもらわないとね。私なら、可愛い奥さんには、少なくとも、痩せて引き締まったプロポーションでいてもらいたいもの」

ステイシーが9キロ痩せるのに長い時間はかからなかった。そしてさらにもう9キロ。今、ステイシーは私より18キロも痩せている。そして、ますます女っぽく可愛らしく変わっていった。もちろん、そうなるようにと私もずっと励まし続けていたから・・・


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私の肉感的な妻は、言った言葉を守り続けました。私はあれ以来、わずかな例外を除いて、ずっと女性の服を着たまま、家に閉じこもったままにされました。唯一の例外は、私の新しい服を買うために一緒にショッピングに出かけるときと、訪問者があるときだけ。でも、訪問してくる人も次第に少なくなってきているように思います。

私は、料理をし、掃除をし、赤ちゃんの世話を続けました。でも、心の中では、この生活の一瞬一瞬を喜んでいたのです。それから2週間ほど経ち、スーザンは精神科医に診てもらう頃合だと言ってくれました。彼女は私にとても素敵な服を着させてくれました。普段より、ちょっとエッチ度が高い感じです。その医者にはすべてを正直に話しました。子供の頃からずっと女性になるのを夢見ていたとか、私の美しい妻がようやく、そのような自分を受け入れる手助けをしてくれているとか。その医師は私にホルモンの処方を書いてくれました。

徐々に体が変化していきました。もともと乳首は過剰なほど敏感だったけど、今は自分でも驚くほど敏感になっています。チャンスがあるたびにいつも乳首をいじるようになっていて、そこをいじるとすぐに興奮するようになっていました。胸もお尻も膨らみ始めているように感じます。顔の表情も優しさを増した感じ。

しばらく経つと、スーザンは私の元に寄ってくるようになり、再び、仲良く接してくれるようになりました。

「あなたには幸せになって欲しいの。それに実際、幸せそうじゃない?」

私は、それを聞いて、とても嬉しくなり、いてもたってもいられず彼女に抱きつきました。

ホルモンを投入してから2週間ほど経った時でした。スーザンが、セックスをしたいと言ってきました。いつもと変わってとても積極的で、私に、「やって! やって!」と頼むのです。私は、スーザンのお役に立ちたいと思ったけど、パンストとパンティを脱ぐのに手間取って、うまく行きません。

「今すぐ、来てよ、私にやってよ、今すぐ!」

スーザンがこれほど熱くなっているのが信じられませんでした。多分、私がすぐに固くなれなかったのは、そのせいだと思います。

「ごめんなさい、スーザン。ちょっとした前戯をすれば、うまく行くと思うけど」

「いえ、いいのよ。ちょっと待って、いい考えがある!」

スーザンはそう言ってベッドから跳ね退き、浴室に向かいました。1分後、戻ってきたとき、彼女は黒いストラップ付きのディルドを持ってました。20センチはありそう。

悪戯っぽい顔でスーザンは言いました。

「はい、これ。これが欲しいんじゃない? 何も言わないで、四つんばいになるのよ! エッチな娘なんだから」

私はスーザンの指示に従いました。本当に彼女にこれをしてもらえるとは信じられない気持ちでした。四つんばいになりました。スーザンは私の前に立っていました。脚の付け根には巨大な黒ディルドがそそり立っていました。それを目の前に向けられ、私は驚くほど興奮していました。

「可愛い淫乱女になって、おしゃぶりするのよ」

私は口を開いて、唇と舌で愛撫を始めました。

「ほら、あなた、これが大好きなのね、そうなんでしょ?」

スーザンの確信しきった質問に、私はくぐもった声を上げながら頷いていました。本物のペニスが口に入ってる。そう思い込みながら、淫乱そうに涎れを流し、鼻を鳴らしながら舐めしゃぶったのです。

そして突然、スーザンは、元のキャラクターに戻ったのでした。

「いいわよ、スティーブ、体を起こして! すぐに! 固くなっている間に、私にやって! おちんちんに中に入れてもらいたくて仕方ないんだから!」

私は、その要求にショックを受けていたけど、スーザンに体を引き寄せられて、引き倒されるようにして彼女の上に覆いかぶさりました。彼女の肉感的な陰部が濡れているのが分かります。中に入れると、濡れた温かさを感じました。

「ああ、スティーブ、早くちょうだい!!」

私は、すでに狂ったように体を動かしていました。スーザンはまだディルドを装着したまま。ですから、ディルドが私のお腹を突き上げるように、擦っていました。

「スティーブ、お願いよ、早くちょうだいよ!!」

強くピストン運動を始めたけれど、すぐにクライマックスに達しそうになっていました。

「スティーブ、お願いだから、からかわないで! 中に入れて欲しいの!」

私は、またもショックを受けていたし、同時に情けなさも感じていました。でも、それがきっかけとなって、逆に大きなオルガスムになって果ててしまったのです。その後も続けようとしましたが、あっという間に、柔らかくなってしまいました。多分、ホルモンのせいだと思います。

「スティーブ、もういってしまったの?」

私は情けなくなり、うつむきながら顔を赤らめていました。萎えた私のクリットのそばには、私の男性としての性欲をこれほどまで素早く消耗させた黒い巨大なディルドがそそり立っていました。

「いいのよ、スティーブ、いいの・・・」

そうは言っていても、声には失望と欲求不満の気持ちが感じられます。すると、スーザンは私の両肩に手をあてて、下方に押し始めたのです。

「スティーブ、お願い、どうしても発散したいのよ」

スーザンが求めていることは分かっていました。私は体を下げて行き、口が彼女の美しい女陰に並ぶ位置に来るようにしました。彼女と知り合ってからずっと憧れ、妬んでいた、美しい女の証しが目の前にありました。その綺麗な肉穴を取り囲むひだを、舌で愛撫することから始めます。じきに、私自身が出したおなじみの精液の味がしてくるのを感じました。それをズルズルと音を立てて舐め取りました。そして、引き続き、自分をレスビアンになったと思い込んで、それになりきって、愛する妻に愛の行為を続けたのです。間もなくスーザンは声を上げ始めました。喜びに体を反らせ、そしてとうとうオルガスムに達したのです。

「ああ、そこ。いいわ。上手よ。いい娘ね、ステイシー。素敵よ。あなたは女のそこを満たすことはできないかも知れないけど、そこを愛してイカせることは確かにできるわ」

その夜、私とスーザンは抱き合ったまま、眠りにつきました。男性としての私は、圧倒的な恥辱と情けなさを感じていました。でも、女性としての私は、愛する妻に素晴らしい行為を行い、彼女に喜びを与えられたことを嬉しく思い、誇りを感じていました。

それからの私たちは、頻繁に愛の行為をするように変わりました。スーザンは、私を立たせるために、いつも私に最初にディルドにフェラをさせました。彼女は切にセックスを求めていましたが、私はいつも途中で萎えてしまいました。いつも、結局、口を使って喜ばせて終わるのでした。うまく射精できたときは、もちろん、自分の出したものを舐めとります。

それからまたしばらく経ち、スーザンは、ストラップ付きのディルドを装着して、私のアヌスにセックスをすることも始めました。すでに、体は、私よりスーザンの方が、大きく、力強くなっていたので、その行為の方が役割的にはぴったりだったと思います。彼女は、私にあそこを舐めさせるのを楽しんでいたし、ディルドを腰につけて私を犯すのも楽しんでいました。そして、それを楽しんでいたのは私も同じです。ディルドを装着し、大きなペニスを獲得した妻に打ち込まれる。激しく動く妻の腰を、両脚で包み込むように押え、受け止める私。そして、もっと強くやってとおねだりするのです。妻のパワフルな腰使いで、太いディルドを出し入れされると、私は1分も持たずに、叫び声を上げて、クライマックスに達してしまいます。彼女の方もそんな私を見て、征服欲をそそられるのでしょうか。私を微笑みながら見下ろし、それからあそこを私の顔に近づけてくるのでした。2人の関係はこの上なく良いものになっていました。

ですが、そのような関係も、ある日、妻が男性と一緒に家に帰ってきたときに変わってしまいました。その男性は、女の姿になっている私を見て驚いていました。

「ステイシー? こちらは私のボスのリック・リードマン博士。私たちにワインを出してくれる?」

私は、フレンチメイドの衣装を身に着けていました。その格好をしてるときに、妻の上司に訪問され、恥ずかしさのあまりすっかり気を動転させてしまいました。この衣装だと、ストッキングの付け根のところ、ガーターで止めてる所まで露出しているし、歩くたびにスカートのフレアがひらひらと舞って、お尻を振って歩くようになるのです。私は、メイドとしての自分の立場を思い出し、早速、飲み物を用意しにキッチンに行きました。ひょっとすると彼は私のことを知らない。私が男だと知らないかもしれない・・・私は飲み物を持ってリビングに戻り、カウチに座る二人に給仕しました。スーザンは、ちょっとリードマン博士の方に寄り添っていたような気がしました。

「リック? こちらが私の夫、スティーブよ。もっとも、彼はステイシーと呼ばれるのが好みだけど」

なんてことを言うの? 私は、スーザンが信じられませんでした。リックはあからさまに驚いた表情を浮かべていたし、スーザンは優越感に浸った笑みを浮かべていました。私はただうつむいて、黒のハイヒールのつま先を見つめるだけ。頬が火照っていくのを感じました。お化粧で、それが分からずに済めばいいのだけど。

「おい、スーザン、からかわないでくれよ!」

リックは驚いて大きな声を上げました。男性的な太い声。

「君と一緒にこの家に来てしまって、ご主人に出くわしたらどうしようかと心配していたんだが、この人が、君の・・・旦那だって?」 リックがじろじろと私を見ているのが分かります。

「あら、リック、何にも心配することがないのよ。彼女ね、家に男の人が来て、興奮しているの・・・それは私も同じだけど・・・」

スーザンは、私の目の前だと言うのに、リックに誘いをかけていました。私は、ただ、穴の中に隠れたい気持ちでした。何をしたら良いか分からず、しばらく伏せ目がちに立っていました。

妻の艶かしい声が聞こえだし、私は目を上げました。2人はキスをしていました。スーザンは、嬉そうに声を上げながらリックの舌を受け入れていました。リックの手は妻のスカートの中、肉感的な太ももの間を探っています。それを受けて、スーザンはカウチの背もたれに体を預けて、だらしない格好になっていました。体を放り出す感じで、脚がさらに開いています。それを見ながら、私は、誰にやきもちを感じているのか分からなくなっていました。私の美しい妻を奪おうとしているリックに対してなのか、それとも、この素敵な男性を家に連れてきて、彼に女としての喜びを与えられるところを私に見せつけようとしているスーザンに対してなのか。私はうつむきながら静かに部屋を出ました。だけど、二人の熱がこもった愛の行為は、家の中、どこにいても、その音が聞こえて来ます。スーザンのリズミカルな喘ぎ声。リックの男性的な唸り声。そして、リックに甘え、おねだりし、そして感謝しているスーザンの声。

2人の声が収まりました。私は何分か時間的な猶予を2人に与えました。リックが帰っていき、スーザンが、この出来事を私に説明してくれればと期待していたのです。しばらく経ち、リビングに戻りました。ですが、2人はまだカウチの上にいたのです。2人とも裸で。スーザンは猫のようにリックの胸にすがり付いていました。とても逞しく、胸毛がたくさん生えてる男性的な胸板。

「あ、ステイシー、私たちに水を持ってきてくれない? 二人とも喉が渇いちゃって」

私は腹を立ててはいましたが、良いメイドとして名に恥じないように、言いつけに従って、女主人様とその新しい愛人のために冷たい水をお出ししました。

「ありがとう、ステイシー。それに、リック、あなたにもありがとう。本物の男性とのセックスって、やっぱり最高ね。何度やっても、すごく気持ちいいわ。リック、とても素敵よ」

スーザンはリックの胸に頭を預け、見上げるようにして彼の瞳を見つめていました。

私は、女性と愛し合った後に、その女性からありがとうと言ってもらったことがありません。スーザンは、本当にリックに感謝して、そう言っているのか、それとも、それを私に聞かせて、私の気持ちを傷つけようとしているのか、分かりませんでした。多分、その両方だったと思います。私へのあてつけのように聞こえたし、それと同時に、スーザンがリックに向けている視線が、それほど感謝の気持ちで溢れているように見えたから。

「私、シャワーを浴びて、夕食を食べる身支度をするわね」

スーザンが体を起こしました。それに合わせて、彼女の体の下に隠れていたリックのペニスが見えました。すでに柔らかくなっていたけど、それでも10センチ以上はありました。萎えて縮んでいるにもかかわらず、私が固くなったときよりも大きい。私は、リックの持ち物をじっといつまでも見つめていました。スーザンは、そんな私の姿に気がつきました。

「ステイシー? 見とれているの? それなら、すぐにリックをきれいにしてあげなきゃいけないわ。言ってる意味分かるわね? 彼の素敵な男性のところ。お客様なんだから、あなたの奉仕に彼が満足しなかったら、後で、あなたをちゃんと躾けるわよ」

リックはカウチの上、脚を広げたまま座ってました。私を待っているようでした。何もかも分かっているように、ニヤニヤしながら私を見ていたのです。

私はカウチのそばにひざまずき、リックの持ち物をじっと見つめました。柔らかく、だらりと横になっているけど、それでもとても大きい。全然、固くなっていないのに、私のよりはるかに大きい。彼の男性の先端から精液の残りが少し染み出てくるのが見えます。多分、妻とのセックスの時の残りが染み出てきているのでしょう。

「やってごらん、ステイシー。君の奥さんが言ってるように。それにキスをするんだ。スーザンから聞いたけど、君はいくらか練習をつんできたそうじゃないか。それに、やってみたくて堪らなくなっているそうだね。ほら、恥ずかしがらなくていいんだよ。君のことについては、すでに全部知ってるんだから。それに自分の姿を見てごらん。まさに、ご奉仕するのにぴったりの服を着てるじゃないか?」

リックは、私のお尻に手を伸ばし、スカートの薄地の生地の上からパンティに覆われているアヌスを撫で始めました。私も、彼のペニスに手を当て、いじり始めました。リックが言う通りです。私は、彼のペニスをしゃぶりたいと思っていたのです。我慢できないほど。肉棒を握り、ストロークを与え始めました。それだけでやめようと思ったのですが、どうしても味を確めてみたくなる。頭を下げて、柔らかい肉棒の先端からにじみ出ている精液に舌をつけました。私のよりちょっと匂いがきつく、味も後味もより強いものでした。

「その調子だよ。ステイシー、君は生まれつきのおしゃぶり上手だ。さあ、遠慮せずに、しゃぶってみるんだ」

私は目を閉じて唇を半開きにし、舌を出して、男らしい道具の頭部をぺろぺろと舐め始めました。私に触れられて、次第に大きくなってくるのが感じられます。肉茎の根元を握り、愛撫を加えながら、さらにぺろぺろと飴を舐めるようにして続けました。そして口の中に入れていく。ますます大きくなっていました。口の中で熱く硬くなっていくのを感じ、嬉しくなりながら、うめき声を上げていました。私自身もすでに勃起していました。10センチにもなりませんが。

とうとうリックを完全に勃起させ、肉棒の根元を両手で押さえながら、顔を上げてみました。大きくなったときの姿を見てみたいと思ったからです。その姿を見て、大きな溜息を漏らしてしまいました。目の前に、熱くて、逞しい、実物の20センチ巨根がそそり立っている。

「どうしたのかな、ステイシー? 君は、上手にやってるよ。やめずに、続けるんだ」

「とても・・・とても大きいので」 私は自然と呼吸が乱れていました。

「そうか、じゃあ、君のも見せてくれないかな? いいんだよ。パンティを脱いで、君のを見せてくれ」

私は、どうしていいか分らず、困った顔でリックの眼を見つめていました。

「構わないんだよ。さあ、パンティを脱いで」

私は、リックの持ち物から片手を離しました。もう一方の手はどうしても離せませんでした。リックの逞しいものをいじり続けていたかったから。片手でパンティを脱ぐと、私の可愛いクリットがピンと立っていました。リックはにんまりとしていました。

「おお、なかなか可愛いじゃないか! 俺のも、10歳の頃はその位だったよ。ともかく、これではっきり理解できたよ。どうして君の奥さんが私とのセックスをあんなに喜ぶのかがね。その代物じゃあ、どんな女性にも役に立たない。さあ、それじゃあ、途中で止めたところからもう一度、やってくれるかな。こっちにおいで。本物の男のペニスがどんなものか、しっかりと味わうんだ」

私は、喜んで、言いつけに従いました。頭を下げて、また、リックのペニスを舐め始めました。マニキュアを塗った両手で彼のペニスを包みます。とても太くて、片手では回しきれません。両手で握ってストロークを与えながら、先端を咥えて吸ったり、茎の側面を舐めたりを始めました。どうしても、出してもらいたいと、しゃにむに舐めしゃぶりました。リックが体を強張らせるのを感じ、そろそろ口の中にクリームを出してもらえると期待し、悶え声を上げていました。

「いいぞ、上手だ、ステイシー。ほら、今だ! 全部、飲むんだ!」

リックは、両手で力強く私の後頭部を押さえて、私の口の中に、可能な限り奥深く肉棒を押し込んできました。リックの逞しい腰が前にせり出し、大きなペニスが私の喉奥を突いていました。咽そうになります。

「吸うんだ、ステイシー」

何発もどろりとした塊が噴射してきて、喉の奥に当るのを感じました。そして口の中にどんどん溜まってきて、じきに口から溢れ、あごへと流れ出ていきました。できるだけ飲み込もうと必死に嚥下を繰り返し、必死に鼻で呼吸をしました。ようやく射精が終わり、彼のペニスが口から出て行きます。

「ようし、今度はお清めだな。俺は、お前の男なんだ。自分の男をきれいに舐めてあげるのは、女の役目じゃないのか。さあ、きれいに後始末をするんだ」

リックの命令に、私は、この上なく喜んで従いました。とても幸せでした。リックの精液はとても強烈な味がしました。多分、リックが、本物の男根を備えた本物の男性だからだろうと思います。リックのペニスがまた柔らかくなるまで、私は、舐めたり吸ったりを続け、すっかりきれいにしました。

「上手だったよ、ステイシー。これまで俺が経験してきたうちでも最高レベルのフェラだ。君は、本当に生まれつきのおしゃぶり好きなんだな」

私は、淫らなフレンチ・メイドの衣装を着て、彼の前にひざまずいて座り、柔らかくなった彼のペニスを口に咥えて、あごから彼のスペルマを垂らしている。その私の姿を見ながら、リックは微笑んでいました。いや、笑っていたと言った方が近いかもしれません。

私の左の肩ごしにスーザンが声をかけました。

「ステイシー、ホントにあなた、すごく上手だったわ。それに、あなたのちっちゃなクリットちゃん! 嬉しさのあまり、何もしてないのに出しちゃったみたいよ!」

顔を下ろして、股のところを見ると、私も、パンティの中に射精していたのに気がつきました。とても恥ずかしくなって、頬がまた燃えるように熱くなるのを感じました。顔を上げて、スーザンを見上げると、彼女はビデオカメラを持っていました。私は慌てて、あごについてる体液を拭いました。

「あら、心配しなくていいのよ。全部、ビデオに収めてあるから。『とても、・・・とても大きいので』って」

スーザンは、私がリックのを見て驚いたときの物まねをして言いました。

「でも、すごく上手だったじゃない、ステイシー! ああいうことをするのが、あなたには自然なことなのよ。それに、あなた、とても楽しんでいたようだし。あなた、フェラで、リックを完全にノックアウト。そうよね? リック?」

「ああ。俺も驚いてるよ。さっきも言ったが、これまでで最高のフェラだった。しかし、君は、今のが初めてだって、本当なのかい?」

私は頷きました。

「まったく、生まれつきのフェラ天才だな、君は! 君の触り方、舐め方、吸い方からも、絶対そうだと言えるよ。俺のペニスをしゃぶるのが嬉しくて堪らないって感じだった。俺がイったのは確かだし、もう今は、君のせいで、すっからかんになってしまったよ、ステイシー。また今度、やってもらうのが楽しみだ」 リックは優しく微笑んでいました。

私はとても嬉しくなっていました。もっと言うと、自分が行ったことをとても誇りに思っていました。とうとう長年の念願がかなって、本物の男性と行為ができ、しかも、その本物の男性を満足させ、喜ばせることができたのです。物心ついたときから心に抱いていた夢を叶えたのです。それに、リックが言っていたことが本当なら、またもう一度、することができる。できれば、それが、遠い先のことでないことを願いました。スーザンとリックは、身支度を整え、夕食が始められるようにと、二人で寝室に向かいましたが、リビングを出るときにも、私を祝福してくれました。

「素敵だったわよ」

スーザンは私の肩を優しく叩きながら言ってくれました。心の底から嬉しさがこみ上げ、暖かくなる気持ちがしました。私の可愛いお腹の中にリックのスペルマが溜まってる。それを思って、くすくす笑ってしまいました。とても嬉しく感じました。本当の自分になれた感じでした。これからどんなことが起きるのだろうか、待ちきれない気持ちでした。

リックは私たちと同居するようになりました。妻と一緒に寝ています。スーザンが出張に出たり、生理になると、いつも、私が代わりになって、彼を喜ばせてあげる機会をもらえます。それに、リックがスーザンとセックスした後、お清めしてあげることも許されるようになりました。リックとスーザンは、ほとんど毎日セックスしますから、私も毎日、彼をきれいにしてあげることができます。それに、妻もきれいにしてあげられ、夫としての気持ちも満足させることができます。

それにしても、リックのペニス! 彼のスペルマ! とっても美味しい。彼と一緒になるといつも、私はとても嬉しくなるし、興奮で膝ががくがくしてしまいます。彼の男らしい肉茎を、私の中、深く突き入れてもらいながら、両足を彼の腰に絡め、包み込むように抱きしめる。それができないときは、いつも、その時のことを夢見ています。リックもスーザンも、そんな私を可愛いと言ってくれます。今は、家のメンバーが増えたので、料理も洗濯も前よりちょっとだけ大変になりました。でも、私は喜んで家事をこなしてます。妻にも私にも、本物の男性ができたということですから、これほど幸せなことはありません。

これを読んでいる、自分が少し女っぽいと自覚がある方々へ、是非、伝えたいことがあります。あなたの奥様に自分の本当の姿を正直に伝えること、それが一番だということです。最初は、とても怖いけれど、すべて、それに見合う結果となります。奥様に自分の女性的な部分を知ってもらいたい、そう一度でも考えたことがあるなら、躊躇わずに、やってみるといいと思います。夫婦共々、今よりずっと幸せになれます。驚くほどに。

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ステイシーは、今は、私たちのメイドとして生きている。日常的にリックにフェラをする機会を与えられているし、ハードな家事の褒美として、時々、リックにアナルセックスもしてもらっている。彼女は、リックにセックスされると、うるさすぎるほどの喜びの声を上げるが、それだけ彼女は喜んでいるということだ。リックがステイシーの奥深くにペニスを埋め込み、激しく揺さぶると、ステイシーは歓喜の声を叫び、その声は、家の中、どこにいても聞こえてくる。切なそうにねだる声、彼の名前を呼ぶ声、感謝する声。ホルモン投与も1年になり、ステイシーの乳房はかなり大きく育っている。夫の家系の女性は、皆、大きな乳房をしていた。医者が言うには、それが、ステイシーがすでにCカップほどの乳房になっている理由の一つらしい。

彼女は毎日、娘のエイミの世話をし、今の生活をエンジョイしている。もともと小さかったペニスは、すでにもっと小さくなっている。そもそもペニスと言えるか疑問だが。すでに勃起はしなくなり、しわくちゃになって縮こまっている。2センチ程度だ。もっとも、最初から小さかったのは皆さんもご存知の通り。

ステイシーは、まさに彼女がなるべきものになったと言える。つまり召使である。料理をし、掃除をする。そう、その掃除の中には、リックが私の中に残した汚れを舐め掃除することも、私がリックにつけた汚れを舐め掃除することも含まれる。彼女は、本物の男性という仮面にしがみつこうとしていたときより、今の、女っぽいメイド兼セックス・スレイブとしての毎日の方が遥かに幸せに感じているようだ。本物の男性がどのようなものか、その仮面をかぶることが彼女にとって如何に不可能であったかを、ステイシーは、はっきりと分かっている。そう、ひざまずく彼女の目の前に、それがそそり立っているのだから。

これを読んでいる女性へ伝えたいことがあります。もし、あなたのご主人やボーイフレンドが私の夫のように女っぽいところがあるなら、是非とも、それを利用すべきだということ。彼らには料理などの家の仕事をさせ、一方で、男らしい本物の男性を家に連れてきて、望みどおりに激しく狂いそうに素晴らしいセックスしてもらうのです。これまで本物の男性のフリをしてきた夫が、打って変わって、可愛い淫乱娘のように他の男性のペニスに奉仕をするのを見るのは、楽しいものです。今、私の生活の質ははるかに良くなっていて、他に比べようがないほどです。やってみることです。ご主人を女の子のように扱い、本物の素敵な男性の力で夫を寝取られ夫にしてもらうのです。私たち女性は、最高の状態を得て当然の存在なのですから。


おわり