Caption 15


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フレッド、ヒュー、そしてザック。3人はベッドでお尻を突きだした。それぞれの相手の男が楽しい時を与えてくれるのを待っているのである。これは3人にとってはある意味、新しいことだった。確かに3人とも(他のたいていのboi同様)ディルドで遊んだ経験があるし、ザックは2週間ほど前に酔っぱらって、男に家まで送ってもらったことがあった。だが、この3人とも、意識がしっかりした状態で男にセックスされるのは、この時が初めてなのである。

不思議と言えば不思議だった。3人とも男の観点からすれば似た状況を見てきていたのである。彼らは学生寮の仲間であり、それぞれ女子寮の女の子をこのベッドに連れてきて、楽しんだ経験があった。だが、時代は変わったのだ。3人とももはや女の子には興味がなくなっていた。単に、女の子は彼らboiに快楽を与えるようなカラダをしてないというのがその理由。加えて、3人とも、今は男性にそそられるようになっていると自分で認めている。

とはいえ、3人とも不安な気持ちでいるのは事実。本当に本物の方はディルド並みに気持ちいいの? あるいは、もっと気持ちいいの? その答えを知るのに時間はかからなかった。と言うのも、男たちは時間を無駄にしなかったから。

行為が始まって数秒もかからぬ内に、このboiたちがこれをしようと決めたことは正しかったと明らかになった。3人とも何度もオーガズムに達し、3人とも今後、性的衝動を抑えようという気持ちは捨て去った。3人とも男たちが欲しいのだと自覚し、これからもっとしようという気になったのだった。

オマール・ベルがもたらした世界では人生はこういうものなのである。視点の変化。新しい魅力。新鮮な快感。生活様式を完全に一変させた。白人のboiにとっては奇妙な時代だと言える。


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