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True Dominance 「真の支配」
「サンドラ、リラックスして。あたしのペットはとても才能があるの。彼は、あなたが自分でも凝ってると知らない筋肉すら見つけて、ほぐすことができるのよ」
「アンナ、本当にリラックスできたらいいんだけど。でも、あたし、彼のことを知りすぎていて……」
「バカな。今の彼は完全に従順なんだから」
「彼は2年間も、あたしのご主人様だったの。簡単には忘れられないわ。今の彼がどんな姿になっていようとも」
「ご主人様ねえ。自分が何をやってるのか知らずにやってた男ってだけじゃない。権力が筋肉や胸毛があることから出てくると思い込んでいただけ。まったくのバカよ」
「でも、あたしにはそれで効果があったわ」
「しばらくの間はね。でも、あなたも気づいてあたしのところに来たわけでしょ? 自分のペットをちゃんと躾けられない人間は、ご主人様の名前に値しないもの。そして、彼はあなたをちゃんと躾けることができなかったというのが事実」
「でも……」
「もう、でもは、言わないで、サンドラ。あなたが彼を支配するところを見せて。プリンセス! こっちへ来なさい! ほら、すごく速く命令に従ったでしょ? サンドラの足元にひざまずいて、足にキスをしなさい! そう、よろしい。足の指を舐めなさい!」
「アンナ、こんなこと必要ないわ。あたしは別に……」
「それとも、彼に舌を使わせたい? 彼、そっちの分野も有能よ。それとも、ストラップオンを使ってみる? 突き入れたら、彼、本当にうれしそうに悲鳴を上げて喜ぶわよ? それとも、もっと普通のやり方で、あなたの欲求を満足させる方がお望み? あたし、毎朝、彼にお仕置きをするの。彼に自分の立場をしっかりと理解させるためにね。彼、おどおどしながら、お仕置きを受けるわ。でも、文句は言わないの。少なくとも今はそうなってる。でも、お仕置きで彼が恥辱を味わってるのは分かるのよ。はっきりとね。そのお仕置きが、自分の前の奴隷からされるとなったら、ずっともっとインパクトが大きいと思うのよねえ。どの選択が良いか、あたしには押し付けることができないわ。でも、ここで何もしないと、彼、あたしの言葉に実行力が伴っていないと思い始めるかもしれないわ。それはダメ。だから、何か選んで。それとも、あたしが選んであげる?」
「うん、じゃあ、ストラップオンを。ええ、それをお願い」
「いい選択ね。プリンセス! ストラップオンを持ってきなさい! 大きいのを。おお、いい子ね。あれ、彼のお気に入りなの。というか、あたしのお気に入りかも。まあ、どっちでも、意味がないけど。彼には選ぶ権利がないのだから」
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