Caption 34


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ディーンはマーセルの腕の中に飛び込み、愛情たっぷりにキスをした。

辛い6ヶ月だった。ディーンは不在の恋人のことを思い、とても寂しい思いをしていたのである。

かつては、ふたりとも兵士だった。だがグレート・チェンジにより直ちにディーンの見方が変化した。軍に再登録するかどうかを決める時期が来た時、ディーンは市民の生活を選び、マーセルは兵士として続けることを選んだ。

ディーンが変化をする間ずっと、マーセルはディーンを支援した。そしてディーンが軍を離れた後も、ふたりは連絡を取り続けた。間もなく、ふたりの間に恋の火花が飛び、ふたりは親密になった。

それが3年前である。今、ふたりは結婚している。マーセルが家にいるときは、ふたりにとって、それ以上幸せな時はない。

しかしながら、ディーンはマーセルの身の安全を心配しないわけにはいかないのである。彼は、マーセルが今度の行軍が終わったら、もっと静かな生活に落ち着いて欲しいと願っている。

いずれにせよ、ディーンは愛する男と一緒にいられる時を楽しむようになった。私の愛する恋人、私のオトコ、私のマーセル。


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