あなたが持っていないモノを彼が必要としてる、それを知った時が、その時でしたか?
「見るよりも先に声を聞いたのよ」とスザンヌは打ち明けた。「あの喘ぎ声は、聞き間違えようがなかったわ。最初、私は彼が浮気をしてるんじゃないかって思ったの。誰か他の女とやってるんじゃないかって。でも、私、その時まで、どうして彼の声が変わったことに気づかなかったんだろう。今も分からないわ」
「バスルームのドアを開けたら、そこに彼がいたの。前屈みになって、何か大人のオモチャみたいなのをお尻に入れていた。彼がボイになったを知ったのは、あの時ね。あの時こそ、彼には私が持っていないモノが必要なんだと、気づいたんだと思うわ」