「生まれ変わり:シャーリーンの話し」 Reborn - Charlene's Story by Mr_Owlow 出所 「生まれ変わり」の続編
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シャーリーンは豚のようにうめき、唸りながら階段を上がった。体重182キロの身体をぶるんぶるん揺らしながら、2階にあるベッドへと向かう。誰かを雇って、ベッドを1階に降ろしてもらおうと何度考えたことか。でも、毎日の生活で、これが唯一運動と言えることだし、これを止めてしまったら、さらに太って、動くことすらできなくなるのではないかと心配だった。

彼女は、この3年間、ずっと引きこもり生活を続けていた。あの2作目の小説が惨めな失敗になってから、ずっとである。作品が失敗しただけならまだいい。彼女は全国ネットのテレビ番組でこてんぱんにけなされ、そのため世の中から弾きだされることを余儀なくされたのである。

やっとのことで階段を登り切り、乱れた呼吸を整えた後、シャーリーンは歯を磨き、パジャマに着替え、ベッドに入った。iPadでしばらくネットサーフィンをし、食べ物関係のブログをチェックし、それから、小説をちょっと読む。そうした後、メガネを外し、うとうとと眠りに落ちた。

*****

あの生物は再び腹をすかせていた。もう1週間も何も食べていない。あの、連れを他の人に奪われた男。その男の身体を消化した後、何も食べていないのだ。

この生物は食料として身体を摂取する代わりに、人間に快楽と若返りと幸福感を与えていた。何度か試行錯誤を繰り返すうちに、この生物は、餌食とするものを幸せにする最善の方法を習得していた。それは、その餌食に、可能な限り多くの喜びを与える肉体をもたらすこと、および、その精神を少しいじり、変身後の状態を受け入れるようにすることだった。

その生物が再びハンティングをしていた。あの男よりももっと大きな人間がいないだろうかと。なにしろ、一度の食事で少なくとも40キロは消化しなければ空腹が収まらないのだ。できるなら、それより多ければ多いほどいい。

この生物は、初めて訪れた時、餌食の体重を間違って判断してしまった。そして最初の餌食を間違って殺してしまったし、二番目の餌食はあまりに小さくしすぎてしまい、赤ん坊に変えてやらなければならなかったのだった。

*****

シャーリーンは、真夜中、驚いて目を覚ました。

何か変なことが起きている。身体の下半分が、何か生温かくて濡れたものの中にあるようだし、何かが足首や手首を掴んで引っぱって、動けなくしてるように感じたのである。

窓ごしに月の光が差し込んでいる。よく見ると、ベッドの裾にぶよっとした大きな塊があって、両手首が黒っぽい触手に掴まれてるのが見えた。

シャーリーンは悲鳴を上げた。何度も悲鳴を上げる。だが、突然、その塊は彼女の腹部を這い上がり、彼女は身体をぐいっと前に引っぱられた。次の瞬間、シャーリーンはその生き物の中に取り込まれていた。何かベトベトしたジェルのようなモノの中にである。

不思議なことに、その内部の方が明るかった。すべてが暖かいピンク色の光に照らされていた。シャーリーンは、自分の手首を掴んでる触手が明るい紫色をしているのを見た。

シャーリーンはもがき、暴れた。溺れてしまうと思ったからだ。しかし、2本の細い触手が伸びてきて、彼女の鼻孔に入ってくると、突然、再び呼吸ができるようになった。別の触手が何本か出てきて、腕や脚を這っている。不思議とエロティックな這い方をしていた。すると急にその触手が曲がり、パジャマを掴んで引き裂いた。みるみるパジャマや他の衣類が引き裂かれていく。

すぐにシャーリーンは素っ裸にされてしまった。恥ずかしさの感情が襲ってくる。それとともに、このように醜い裸体を晒されることを思い、恐怖感も襲ってきた。毛布を掴んで、身体を隠そうとしたが、触手たちはそれを許さない。しばらく抵抗してはみたものの、誰にも見られてるわけでもないと知り、シャーリーンは抵抗を諦めた。

別の触手が現れ、シャーリーンの顔に近づいた。先端は、まさに大きなペニスの亀頭、そのもの。それが彼女の唇へ割り入ろうとする。シャーリーンは唇を固く閉じ、頭を左右に振って、侵入させまいとした。

その時、突然、何かが、彼女の敏感になってる左右の乳首を何かがつねり、その衝撃でシャーリーンはアアっと声を上げた。生物は、このチャンスを最大に利用し、ペニス状の触手を口の中に押し込んだ。

突然、口の中に味が広がった。信じがたいほど美味しい味で、シャーリーンは思わず、触手から染み出てた液体をごくりと飲み込んだ。

その最初の一口が彼女の胃に到達した瞬間、彼女は多幸感に全身が包まれ、興奮の波に襲われた。その快感に、シャーリーンは情熱的に口に入った触手を舐め吸いし始めた。彼女が知ってるありとあらゆるフェラチオのスキルを使って。とは言え、彼女のスキルはあまり上手ではない。シャーリーンはこの3年ほど、一度もセックスしていなかったし、その前も、ほとんど経験がなかったからだ。

シャーリーンが口に入った触手の味を喜びながら、必死に口を動かしていた間に、また別の触手が下方から近づいていた。そして、実に巧みに彼女の女陰を貫いた。

もし口にペニス触手を咥えていなかったら、シャーリーンは貫かれたショック、痛み、そして快感に大きな叫び声を上げていたことだろう。

そこに入ったものは、シャーリーンの想像を超える巨大なもののような気がした。しかも、まだ頭部しか入っていない!

それは短いストロークで出入りを繰り返しながら徐々に奥へと侵入してきた。その一方で、吸引型の小さな触手が彼女のクリトリスに吸いつき、激しく吸いたてし始めた。またその一方で、左右の乳首をつねった2本の触手は、シャーリーンの乳房にコイル状に巻きつき、乳首にしっかり喰らいつき、これも同じように吸い始めた。

これらすべての刺激がシャーリーンを同時に襲う。シャーリーンは急速にオーガズムへと追い立てられていった。しかも、それまで経験したことのない強烈なオーガズムへと。

ちょうど膣内の触手が最深部へ到達し、それを受けシャーリーンが限界を超え、オーガズムに突入した瞬間、また別の触手が彼女のアヌスに深々と押し入った! 処女地のアヌスに! 

シャーリーンは必死になって抵抗しようとした。決して、そこから快感など得られないと気持ちを強く持とうとした。だが、すでに始まっているオーガズムの波には勝てず、その部分への侵入からすら快感を感じてしまうのだった。身体をいっぱいに満たされているという快感!

オーガズムは信じられないほど長時間続いた。それがようやく終わりになり、シャーリーンは身体を休め、乱れ切った呼吸を取り戻そうとしていた。いや、むしろ、この生物が彼女を休ませていたと言ってもよい。

呼吸を整えながら、シャーリーンは自分のクリトリスが前と違う感じになってることに気がついた。吸引触手に吸われ、前より大きくなってるように感じた。吸い込まれてる部分が多くなっている感じだった。

彼女は、その部分に目をやることはできなかったけれど、自分の下腹部に何か新しい物ができたような感じがした。

そんなことを感じていた時、突然、その部分にチクリと針で刺されたような感覚が走った。左右の乳輪にも同じく刺されたような痛み。

だが、何が起きたのか考える暇はなかった。触手たちがまた動き始めたからである。アヌスとバギナに入っている2本の触手は同調して動いた。一方が引いていく、一方が押し込んでくる。それを繰り返す。クリトリスに吸いついているものは、また吸引を始め、今度はマッサージするような動きも加えてきた。まるで、舌が5〜6枚あるような感じで、敏感な突起を舐めまくっている。口に入ってる触手は、さらに奥へと侵入していた。多分、その液体には咽頭反射を取り除く性質があったに違いない。と言うのも、喉の奥、10センチ以上になっても、何ら苦痛を感じなかったからである。

シャーリーンは、またも強烈なオーガズムへと急速に追い立てられていた。そして彼女が絶頂に達するその瞬間、体内の触手たちがむくむくと膨らむのを感じた。複数の触手がいっせいに爆発し、それを受けて、シャーリーンも絶頂に達した。

触手が漏らしてた先走りの味が信じられないほどの美味だったとすれば、口の中を満たした濃いどろどろの味は、まさにこの世のモノとは思えぬ、極楽と天国とベン&ジェリーズ(参考)が一緒になったような味!

次々に注ぎ込まれるドロドロを夢中になって飲み下した。すると、自分のあそこが何か噴出しているような感じがした。クリトリスに吸いついている吸引触手に何か出している感じ。ほとんど男性の射精のような感じなのだ。しかも途轍もない量の射精。

噴出の量は、どう考えてもあり得ない量のはず。だから、ひょっとするとこれは彼女の想像にすぎないのかもしれない。それでも、シャーリーンは自分のお腹がへこんでいくように思った。

今回は、触手どもは動きを休めることはせず、攻撃対象を変えただけだった。女陰と口に入ってる触手は優しい動きに変わったが、それに代わって、アヌスに入ってる触手が激しい打ち込みの動きを始めていた。

そして、これもまた、気持ちいいのである。本当のところ、シャーリーンはこれを認めてしまうのが恥ずかしかったが、大きなペニス状の触手でアナルを攻めたてられる感覚がとても気持ちよくなっていたのだった。

その触手の頭部がさらに強引に中に入り込み、直腸をすぎ大腸まで達した時、シャーリーンは狂ったように絶頂に達した! そして、またも多量に噴射したのだった。今回は、シャーリーンはしっかり確かめた。快感に全身を洗われ、多量に射出するのに合わせて、自分のお腹が徐々に縮小していくのを見たのである。

怪物はその後もペースを落とさなかった。間もなく、シャーリーンは再びオーガズムに達する。今回はすべての触手が一緒に動きまわった。口にも女陰にも、そしてアヌスにもいっせいに生温かい粘液を注ぎ込んだ。口に入っている触手は、今回は、射精をやめなかった。中毒性のあるドロドロをずっと注ぎ続けた。美味の粘液を飲ませ続けることで、シャーリーンが失神してしまうのを防いでいるようだった。

シャーリーンは常時、とてつもない多幸感に満たされている状態になっていた。強烈な快感を常時送り込まれ、意識にもやがかかったようになっていたが、目の前で自分の身体がどんどん変化していることは見ていた。

醜く垂れ下がっていた乳房は、今はしっかり張りのあるものに変わっていて、丸く盛り上がっている。お腹は引き締まり、平らになっていた。顔にも何か変化が起きてるような感じがしていた。全身にチクチクした感じがした。見ると、自分の体毛がピンク色のどろどろの中に浮いている。

シャーリーンは視線を落として、自分の陰部を見ようとした。肥満のあまり、自分の陰部を見ることなど、この数年ほど、まったくできなかったことだったから。だが、吸引触手が吸いついたままなので、邪魔になってよく見えない。かろうじて少しだけ見えたものがあったが、それは、何かあってはならないモノのように見えた。不安になって、もっとよく見ようとしたが、新たな快感の波が押し寄せてきて、その不安も意識から洗い流されてしまった。

何度、快感の波に襲われただろう。とうとう、この終わることのないエクスタシー状態に彼女の身体と心が耐えきれなくなったようだった。快感の大海に意識が漂い、溺れ、薄らいでいく…。

だが、怪物が彼女を吐き出すとき、一瞬だけ彼女は意識を取り戻した。巨大なピンク色の怪物だった。その排出口からシャーリーンは捻り出されたのだが、その姿は不気味なほどバギナに似た形をしていた。まるで、彼女は新たに出産されたように思えた。

*****

陽の光がシャーリーンの目をチラチラ照らし、彼女は目覚め、ベッドの中、背伸びをした。これまでの人生でこんなに気持ちよくぐっすり眠ったことは初めてだった。

だが、目を開ける前から、シャーリーンは何か以前とはまったく違った感じを味わっていた。両腕が軽くなったように感じる。動かしても、脂肪の塊が動く感じがしない。それにベッドの凹み具合。以前だと、この凹みに身体がしっかり嵌まっていたのだが、今はものすごく大きく感じる。

目を開けてシャーリーンが最初に気づいたことは、木製の天井板のふし穴や木目がはっきり見えることだった。メガネがいらなくなったのである! それとともに、彼女はあれが夢ではなかったことに気づいた。あの怪物もその後の自分の変化も、現実だったのだ、と!

シャーリーンはシーツを腰まで捲って、初めて自分の新しい身体を見た。張りがある大きな乳房。つるつるの染みひとつない白い肌。平らなお腹、細い腕。

シャーリーンはシーツの残りを投げるようにして捲り取った。そして自分の脚の間にあるものを見て、思わず悲鳴を上げそうになった。ペニスがついているのである。大きく、太い肉棒がだらりと太ももに横たわっている。バギナがあるところのちょっと上のところから生えていた。

ちょっと待って! 私のアレは? ああ、良かった。まだある。それにペニスの根元のところには小さなクリトリスも残っていた。

クリトリスに触れた刺激で、彼女の新しいペニスはむくむくと起き上がり始めた。シャーリーンは試しにそれを握り、上下に擦ってみた。気持ちいい…。

引き続き擦り続けていると、みるみるそれは大きくなり、最後には30センチもの怪物になった。あまりに太くて指で握りきることができない。固くなった肉の円柱を覆っている柔らかい皮膚を動かすと、不思議な快感を感じた。先走りで濡れている大きな紫色の頭部を指先でなぞっても、包皮を剥いたり戻したりしても、同じように不思議な快感が湧いてくる。

シャーリーンは片手でペニスをしごきながら、もう片手で最初に乳房を、次に乳首をいじった。乳房は信じられないほど柔らかく、しかも張りがあったし、乳首も以前よりずっと敏感になっていた。

シャーリーンは、乳首をつまみ、引っぱった。それから頭を下に傾け、つまんだ乳首を口に含み、ちゅうちゅう吸ったり、甘噛みした。ああ、びんびん感じる…。

ペニスをゆっくり擦りながら、もう一方の手を乳房からお腹へと這わせた。滑らかな肌をさわさわ触り、やがて、濡れた割れ目へと手を伸ばした。そこは、あの触手のせいで、ちょっと緩くなっていて、ヒリヒリした感じも残っていたけれど、驚くほど濡れていて、指は簡単に中へ入っていった。

シャーリーンはペニスをしごくペースを速めた。それにあわせて、みるみる絶頂に近づいていった。一方の手でペニスを握りながら、もう一方の手の指を2本、バギナに入れてGスポットを擦り、手のひらでクリトリスも撫でる。

それだけで、彼女をエクスタシーの彼方へと送り込むのに充分だった。シャーリーンは強烈にオーガズムに達した。巨大なペニスが次から次へとジェット噴出を繰り返し、彼女のお腹、乳房、さらには顔や髪の毛にまで白濁を振りかけた。

これまで味わったことがある絶頂感とは違った感じだった。ずっと気持ちいい。まるで、一度にふたつのオーガズムを同時に味わったような感じだった。ひとつは普通の女性のオーガズムで、もうひとつは、ペニスと下腹部のどこかを中心にしたオーガズムだった。本当にスゴイ!

ハアハアと荒い息をしながら、シャーリーンはベッドに横たわっていた。至福のオーガズムからゆっくりと回復していく。新しく生えたペニスはお腹の上にだらりと横たわり、柔らかくなっていく。それを感じながら、身体じゅうに降りかかった精液が次第に流れ始めるのを感じた。

シャーリーンはその体液がどんなものか、どんな味がするのか興味を持ち、指でひとつすくった。薄い白で少し透明になっている。男性の精液ほど濃い感じではない。試しにその指を舐めてみた。予想以上に美味しかった。甘くて、ちょっとだけシナモンの香りがする。自分が出す愛液と男性の精液の両方に似たところがあるような気がした。シャーリーンは他の指も全部使って残っていた精液をすくい、指を舐めしゃぶった。そんなことをする自分がセクシーに感じたし、同時にとてもいやらしくも感じた。

ベッドから出た。前に比べてものすごく身体が軽いし、元気でビックリした。前までは、こんな簡単なことをするだけでも一苦労だったのに、今はぴょんぴょん跳ねるように身体が躍動する。

シャーリーンは今の自分がどんな姿になっているか見てみたいと思ったが、太って、自分の姿を見たくなくなったときに、鏡は全部片付けてしまっていた。

ともかく身体がベトベトしている感じがしたので、クローゼットから鏡を出す前に、シャワーに飛び込んだ。手に石鹸を塗って身体を撫でたら、途端に快感がよみがえってきた。またペニスをしごきだしたくなるほど。でも、ここは我慢して、自制した。

それよりも今は、外に出かけて、他の人に会い、そして新しい服を買いたかった。こんなに自分に自信を持った状態になったのは初めてだった。家にあるキングサイズの服は全部燃やしてしまい、新たにいちから始め、また作家に戻りたい。いや、それ以上のこともしたい。そんな気持ちだった。

身体を拭いた後、タオルを身体に巻きつけ、古い全身鏡を取り出すためにクローゼットに向かった。鏡を奥から引っ張り出し、ほこりを払った後、鏡の前に立った。初めて見る自分の姿!

以前の汚いブロンド髪はずっと量が多くなっていて、とても綺麗な金色に輝いていた。顔も、太る前と同じになっていたが、以前よりずっと可愛らしくなっていた。青い瞳は澄んで、大きくなっていたし、肌は染みひとつなく、鼻もまっすぐになっていた。唇はぷっくり膨らんで、キスしたくなるくらい。あごのラインまで変化していて、顔全体が前よりハート形になっている感じだった。

そしてボディの方はというと、こちらはもう完璧としか言いようがなかった。脚は長く、肌の色も完璧。ヒップは丸く膨らみ、たぶんEカップほどに巨大化した乳房とバランスが取れている。ウエストは細くなり、胴体は砂時計の形になっていた。お尻も丸く膨らみ、ツンと盛り上がっている。脚の間にぶら下がっている大きなペニスですら、この全身には自然なように見え、全体として以前よりずっと力強い印象を与えていた。

身長は前と同じく165センチだったけど、全体のプロポーションが変わったために、脚も腕も長く見え、背が高くなった印象を与えていた。

変身後の自分の姿にちょっと見惚れた後、シャーリーンはクローゼットに戻り、ショッピングに行くのに着ていける服がないか探した。見つけたのは古いサロン(参考)。外は晴れてるし、気温も高そうなので、これなら大丈夫かなと思った。

下着の方は身体に合いそうなものはまったくなかったので、下着なし(参考)でいくことにした。ただ、それには、なんか露出してる感じになってしまう点に加えて、もうひとつ問題があった。脚の間のオマケの問題。脚の間に挟んでみたけど、それだと歩きづらい。その時、シャーリーンは解決案を思いついた。これを自分に入れてしまえばいいんだわ!

ちょっと興奮し勃起し始めていたので、少し難しかったけれど、完全に固くなる前に何とか自分のバギナにしまい込むことができた。歩いてみると、ペニスが気持ちいいし、また、バギナの方もいっぱいいっぱいになってる感じもし、さらに興奮してしまった。

シャーリーンは古いバッグを取って、必要となりそうなものを全部突っ込み、外のガレージへと向かった。このジャガーEタイプ(参考)に乗るのは何年ぶりだろう。彼女は車屋に半年に一度は整備しに来てもらっていたので、エンジンは一発でかかった。

バックで車をガレージから出しながら、シャーリーンは両肩から重荷が落ちた感じがしていた。新しい女性となって、これまでの自分で閉じこもっていた殻から抜け出すのだ。

車を飛ばしながら、彼女は携帯電話を出し、彼女の昔のエージェントに電話をし、会う約束をした。

そのエージェントとは、シャーリーンが世間から袋叩きにあっていた時、恋人同士だったのである。だが、彼女の人気が落ち始めるとすぐに、彼はシャーリーンを手りゅう弾を投げるように、捨てたのである。後に、彼女はそのエージェントがフェイスブックで彼女のことを貶しているのを見つけた。いかがわしそうな女と一緒の写真が乗っていたし、交際欄の情報が「独身」と変えたのも知った。電話1本、よこしたことがない。なのに、せっせとフェイスブックの更新か!

そのエージェントの名はスティーブ。シャーリーンはスティーブと愛し合っていたものと思っていたが、彼の方はその気がなかったのは明らかだった。それを知った傷心が動機で3冊目の本を書いたのだが、彼女の自信は2冊目の本の失敗と、公の場での侮辱によって、すでに粉々になっていた。当然、3冊目もうまくいくかどうか、自信がなかった。

だが今は違う。新しく自信を取り戻していた。この原稿はこれまで書いたうちで最高傑作だとの自信があった。スティーブとの件を片づけた後なら、出版にこぎつけるはず。

シャーリーンから電話を受け、スティーブは驚いたが、ディナーを一緒にすることに同意した。ひょっとしたら、もっとお金を巻き上げることができるかもしれないと期待してだった。

シャーリーンは電話をした後、とある高級デパートへと向かった。そして、そこで様々なセクシー・ランジェリーを買い、また普通の下着、スカート、ドレス、パンツやトップを買った。思いつく次第に全部、買い漁った。

彼女はこの3年間、食べ物以外ほとんどお金を使わなかった。その間にも印税が少しずつ溜まっており、経済的にはかなり裕福になっていたのである。

買い物をした後、ヘアドレッサで髪を整え、メイクもしてもらった。メイクとはいえ、彼女の肌はあまりに素晴らしかったので、必要なことはちょっと口紅を塗り、眼のあたりにちょっと化粧を施すだけで充分だった。たったそれだけで、彼女は「開いた口がふさがらないほどゴージャスな女」に分類される女性たちの仲間に加わったのである。

*****

エル・ファウノの店に颯爽と入るシャーリーンを見て、すべての男たちも、そして女性も何人か、振り向いた。身体の曲線を最大の効果をもたらすように強調しつつ、さりとてそれほど淫らな印象を与えない赤いタイトなドレス姿のシャーリーンを見て、誰もが振り向かざるを得なかった。その彼女を見る男たちの中に、スティーブもいた。うっとりとしてこちらを見た後、ようやくシャーリーンだと分かったのか、改めてこっちを見直している。

「わーお! シャーリーン! すごいよ! 何て言うか、変わったと言うか、いや、前よりずっと素敵になってる!」 とスティーブは彼女と握手し、席に着くよう促した。

シャーリーンはにっこり微笑んだ。「ありがとう。あなたも素敵よ」

実際、シャーリーンの言葉にウソはなかった。スティーブは体の管理をしっかり続けていたし、高級スーツを着てるせいか、実にハンサムに見えた。シャーリーンは、スティーブの姿を見て、昔の恋愛感情が再び湧きあがってくるのを感じたが、その気持ちを押し殺し、この男にどんなに傷つけられたかを改めて思い出し、彼女のちょっとした計画の推進に着手した。

明るくにっこり微笑んでいると、彼の視線が胸の谷間にふらふら落ちるのに気づいた。シャーリーンは咳払いをして、彼に顔を前に向けるよう促し、そして言った。「ちょっとビジネスのことでお話ししたいことがあって呼んだの。でも、その前にその後、お互いにどうだったかお話しをしながら食事をしましょう」

スティーブは同意し、その後10分ほど、ふたりは赤ワインを飲みながらおしゃべりをした。スティーブはしょっちゅう視線を彼女の胸に向けていたし、シャーリーンの方も、髪の毛をいじったり、彼のつまらないジョークににぎやかに笑ったりして、色気を振りまいた。

ふたりの会話は間もなくセックスの話題に変わっていった。

「あのね、スティーブ? あなたと関係でなくなってしまって、とても寂しかったことがひとつだけあるの。それはセックス。私、毎日、ずっとエッチな気持ちになっていたの。でも、そんな私の渇きを癒してくれる人が誰もいなくって…」

「本当? 何なら、僕にまたご奉仕させてもらえるかな? なんちゃって…」 とスティーブはウインクした。

シャーリーンは席から立ち上がって言った。

「もちろん!」

そして呆気にとられてるスティーブのネクタイを掴み、それを引っぱりながらトイレへと向かった。

以前のシャーリーンなら、こんなに積極的なことをしようとすら思わなかっただろう。だが今の彼女は違う。

彼女は、狭苦しいトイレにスティーブを連れ込むなり、ドアにカギを締め、激しくねっとりしたキスをした。そして、彼の足元にひざまずき、あっと言う間に彼のズボンとトランクスを足首まで下げ、15センチのペニスのキノコ状の頭部を舐めはじめた。

スティーブは突っ立ったまま、うっとりとした声を上げた。「ああ、すごいよ! 前の君はこれをしてくれなかったのに。ああ、僕のを根元まで咥えこむなんて!」

シャーリーンはあの触手生物から多くのことを学びとっていたのである。だから、この中サイズのペニスを咥え、気持ちよくさせることなど、簡単なことだった。

ディープスロートしては、亀頭だけを口に含み、舌で敏感な部分をチロチロもてあそぶ。それを交互に繰り返しつつ、片手を彼の太腿について身体を支え、もう片手で睾丸を愛撫する。

程なくしてスティーブが身体を強張らせ、射精寸前になってるのを感じた。シャーリーンはいったんペニスを口から出し、身体を後ろに反らせて、彼を見上げた。スティーブは唸りながら言った。

「こんなフェラ、生れて初めてだよ。最高だ! でも、どうしてやめたの?」

「もっとあなたを気持ちよくさせることをしてあげたいから。してほしい?」

「ああ! 何でも!」 とスティーブはニヤリと笑った。

「じゃあ、後ろを向いて、身体を倒して。あなたの世界を揺さぶってあげる」

スティーブはちょっと不安だったが、言われた通りにし、トイレに覆いかぶさる格好になった。シャーリーンは後ろから彼のペニスを握り、ゆっくりしごきながら、彼の尻頬にチュッ、チュッとキスをした。

シャーリーンはちょっとクンクン匂いを嗅いで、彼がシャワーを浴びたばかりなのを確認した後、その尻の割れ目に顔を埋めた。舌先が彼の星印の穴を見つけ、そこをなぞり始める。「うーん……」と彼が声を上げるのが聞こえ、次に、大きな叫び声を上げるのが聞こえた。

「ああ、すごい! すごくイヤラシイ感じだ。だけど、ああぁぁ、すごい! 舌を僕の中に入れてるんだね!」

シャーリーンはただの下準備のつもりだったが、している間に興奮してきて、舌を出し入れすることにハマってきていた。舌を長く伸ばして、割れ目に沿ってゆっくりと舐め上げた後、舌を尖らせ、緩み始めているアヌスにねじ込む。

やがて充分、ほぐれてきたし、彼女自身も満足すると、シャーリーンは立ちあがった。スカートをめくり上げ、ノーパンの股間をさらけ出し、濡れた女陰から巨大なペニスを引き抜いた。そして自分で数回しごき、完全勃起の状態にした後、言った。

「スティーブ、ビッグ・サプライズをあげるわ。準備はいい? 行くわよ!」

その言葉とともに、シャーリーンはスティーブのキツイ肉輪に大きな亀頭を押し込み、その処女地の肉穴にぐいぐいと長いチューブを押し込み始めた。

「うあああぁぁぁぁぁ!」

スティーブは大きな叫び声をあげた。多分、レストラン中に聞こえ、客たちは静まり返っていたことだろう。だが、シャーリーンは気にしなかった。復讐をしているところなのだし、新しく得たペニスで行う初めてのセックスなのだから。

突然、挿入された驚きもあるし、しかもトイレという狭い空間であったので、スティーブにはとても逃れようがなかった。シャーリーンはお構いなしにずんずんと抜き差しを繰り返し、スティーブを捉えて離そうとしなかった。

狭いアヌスにペニスを締めつけられる快感。引き締まった尻頬と自分の下腹部がぶつかり合う音。そして男を征服してるという大きなパワー感。自分に自信がみなぎってくると同時に大きな快感も寄せてくる。荒波のように興奮が湧きあがってくる。

力まかせに、ぐいぐい出し入れを続けていると、やがて、スティーブの声が変わってきているのに気がついた。うめき声が。苦痛に満ちたものから、快楽に苦しめられているようなものに変わってきている。それに、突き入れるたびに、向こうからも腰を突き返してくる。

「スティーブ? あんた、エッチなのね。コレやられて、気持ちよくなってるんでしょ?」

「ああ、そんなはずじゃないんだが。でも気持ちいいんだ。うううーん、お願い、お願いよ、もっと強くやって!」

スティーブがこれを気に入ってると知ってシャーリーンは嬉しかった。実際、彼女はスティーブを傷つける気はなかったのだ。少なくとも、大きな傷を残すようなことは望んでいなかった。ただ、ちょっと偉そうな鼻をへし折って、屈辱感を味わわせたいだけだったのだから。

シャーリーンはスティーブの腰をがっちりと押さえ、本格的に抜き差しを始めた。長く太い肉棒を奥深く、強く押し込み、そして引き抜く。力強い抜き差しだ。それを受けてスティーブは身体の奥底からの深いうめき声やよがり声をあげ始めた。両手でトイレの奥の壁を突き、身体を支え、突きを受けとめる。

だがシャーリーンはそろそろ限界に近づいてる感じがしていた。できれば、スティーブにも一緒にイッて欲しいのだけど、この態勢では彼はペニスをしごけない。

その時、シャーリーンは、男でも前立腺を刺激することでオーガズムに達せるといった話しを思い出した。ひょっとしてと思い、彼女は突き入れの角度を変え、もっと下方を突くようにしてみた。

その効果はすぐに出た。スティーブのあえぎ声ががらりと変わったのだった。より高音に、ほとんど女のような声を出し始めた。身体をぷるぷる震わせている。

スティーブは、まるで歌を歌うような声になっていた。「ああ、やって、やって、やって、やって、やっ、やっ、やっやっやっやっややややや……!」

彼女もどんどん限界に近づいていた。腰が小刻みに動き続ける。スティーブの尻頬がキューっとすぼまり、彼女のペニスを締めつけた。それを受けて、シャーリーンは思い切り深く突っ込み、そしてふたり同時に叫び声を上げた。

「いっくうぅぅぅぅぅぅぅッ!」

シャーリーンの女汁が何発も何発もスティーブの直腸の奥深くに注ぎ込まれ、スティーブの男汁がトイレのふたにビュッビュッと跳ねた。身体がぷるぷると震え続ける。

しばらく時が過ぎ、やがて、シャーリーンは呼吸を取り戻した。さっと頭を振って顔にかかった髪を払い、そして腰を引いた。湿った音とともに彼女のペニスが弾け出る。

「これで犯されるというのがどういことか分かったでしょ、スティーブ」

ドレスを元に戻しながらシャーリーンは言った。

「あなたにはもう用はないわ。エージェントとしてもそれ以外でもね。あなたを犯すの楽しかったわ。誰か、私が本当にしたいなあと思える人を見つけて、またやってみるつもり。あなたも、あなたにしてくれる人を探した方がいいわね。セックスの時、男がさっきみたいな声を上げるの初めて聞いたわ。じゃあね!」

彼女がドアを開け出て行く間、スティーブは何も言えずにいた。ただ、茫然とした顔で肩越しに振り向いて出て行く彼女を見ていただけ。アヌスはいまだぱっくり口を開け、ズボンを足首に降ろしたままの格好だった。

シャーリーンは顔を上げ、堂々とレストランの中を進み、外に出た。そして、新しい人生へむけて車を走らせた。


おわり
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