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Roommates 「ルームメイト」
「すごっ! お前、本当に彼女そっくりだよなあ。声まで似てる」
「双子だから……。それが肝心な点の気がする」
「ああ。でも予想してなかったぜ……ていうか……ワオ! マジで。ワオとしか言えねえ」
「ありがとう。多分そう言うべきなんだろうな。でも、本当にこれって……ゲイじゃないよね? 確信できる?」
「片方が、可愛い女の子に見えてる以上、ゲイじゃねえよ。そして、お前は、可愛い女の子にしか見えねえ」
「うん……でも……」
「考えすぎるなよ。てか、俺たちが昨日の夜したこと、お前も楽しんだんだよな? 感じてたんだよな?」
「うん、多分。でも、ボクはちょっと酔っぱらっていたし、それに……あれは、賭けの上でのことだし、それにボクは……ボクは違うんだよ。ボクはゲイとかそういうのになりたいわけじゃないんだ」
「大丈夫、お前は違うって。で、昨日の夜、俺のちんぽをしゃぶったんだよな? はい、はい。言いたいことは分かってるよ。でもな、こういうことは大学じゃよくあるんだぜ。それに、これは俺たちふたりにとって、完璧なシナリオだよ。だってそうだろ、俺たちはルームメイトなわけだから、これからも、ふたりでセックスをやり放題だってことだ」
「ああ。その通りだね。その通りだと思うけど……」
「気楽に考えればいいんだよ。流れにまかせて、お前も俺もしたいことをする。楽しいよ。俺が請け合うから。やってみなきゃ、分かんねえだろ? こういうのはどうだ? 俺が、まずは先っちょだけ入れてみるんだ。お前が気に食わなかったら、言ってくれ。俺はやめる。それだけだよ」
「あ、ああ。それなら……それならいいかも」
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