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Action and reaction 「行為と反応」

「シェリル、これ……これは居心地悪くなってるんだけど……」

「ずっと楽しく遊んできてて、両手を後ろに縛られるのはイヤって? ふーん。足を動かしちゃダメよ」

「待って……あっ、ああっ! それはきつすぎるよ! 全然動けないよ!」

「でも、これがあなたの夢だったんじゃない? あたしは、単に、あなたに理解があるガールフレンドになってるんだけど。いい? あなたは、ずっと、こうされるのを夢見てきた。そうでしょ? シシーになって、支配されて、なすがままにされる……」

「ぼ、ボクは……それは、ただのバカげたフェチだったんだよ、シェリル。ボクは……分かるだろ?……ボクは本当は違うんだ……ボクは……」

「シシーでしょ? 口に出して言っていいのよ。でも、聞いて……2ヶ月くらい前までなら、そう言われても、そうかもと思ったかもしれないわ。でも、今は? そんな髪の毛を長くしてるのに? あたしもあなたも、あなたがどういう人か分かってると思うけど? それに、すぐに、他の人たちもみんな、あなたのことを知ると思うわ」

「えっ、何?……何のことを言ってるの?」

「あれ? あなたに言ってなかったっけ? もうすぐナタリーがここに来ることになってるの。彼女、すごく興味深そうに、あなたのこの姿を見ると思って、呼んだのよ。それに、彼女なら、あなたにどんなことをしてあげたらよいか、いろんな楽しいアイデアを出してくれると思うし。特に、あなたがあんなことをした後だけに」

「ぼ、ボクは……何もしてないけど」

「ちょっと頼むわ。あたしが知らないと思ってるの? あたしは最初から知ってたのよ? あたしに隠れて元カノと浮気していたでしょ? 彼女に、『本当はキミのことを愛してるんだ、だから、一緒に寝よう』って? あなた、自分はすごく賢いと思い込んでいたようね。でも、あなたが彼女を捨てたとき、彼女、すべてあたしに話してくれたわ。でも、あたしは黙っていたの。暴露する好機が来るのを待っていたわけ。そうしていたら、あなたのレディット(Reddit:コミュニティーサイト)のアカウントを見つけたのよねぇ。そしてあなたが秘密のフェチを持っていたことも。別れないでくれってあたしに懇願するあなたを見るのは面白かったけど、あたしも参加したいわと言った時のあなたの顔を見たときの方が、もっと面白かった。それに、あなたがどんどん変わっていくのを見るのもね。……ほんと、あれほど興奮したことって、他になかったと思う。でも、その結果が、今のあなたなの。あと2分もしたらナタリーが来るはず。あなたとあたし、そしてナタリーの3人で楽しいことをしましょう。それに、世界中に、あなたがどんな人かを教えてあげようと思ってるのよ。あなたのお友達、あなたがあたしのストラップオンで犯されてるのを見たら何て言うかしら? あなたのその姿を見たら、みんな、どう思うかしら。その時を想像しただけでワクワクしてこない?」

「お、お願いだよ……どうか、どうかそんなことはヤメて……」

ボールギャグをつけてあげるから、口を開きなさい。あなたが懇願するところもずっと聞いていたけれど、今はその時じゃないし、ここはその場所でもないもの。ほら、お口に入れてあげるわね。いい子ね」






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