月曜日、私たちは早起きした。私は、初めてポルノの撮影現場に行くことで興奮していたし、マリアも、再び撮影の仕事ができると興奮していた。一応、いつものメイド服には着替えたが、トレーシーとマークの2人とも着替えて仕事に出かけるのに合わせて、すぐに私も着替えをすることになるだろうと思った。
マークは、マリアと一緒に、先にスタジオに入り、私は1時間ほど後れて訪問することになっていた。トレーシーも一緒に行くが、マリアや私より先に家を出ることになると言っていた。
朝食を出し、トレーシーの身支度の手伝いをした後、自分の寝室に戻った。マリアは、一日の大半、座っていることになるだろうから、居心地の良い服装になったほうが良いと言った。
黒い皮のミニスカートと暗めの赤のTシャツを選んだ。このTシャツは、クロップ・トップ(参考)なので、おへそにつけた素敵なリングを見せることができる。それに、ガーター・ベルト、ストッキング、ヒール高10センチのサンダルを身につけた。トレーシーは、私の姿を見るなり、「ポルノ・スターなのは、マリアなの? それともあなたなの?」 と驚いていた。
マリアは、デニムのショート・パンツと、Tシャツ、そしてテニス・シューズの格好だった。スタジオに入るとすぐに着替えることになるのを知ってるからだろう。トレーシーは、いつも通りの、非の打ち所のない服装で、グレーのスーツを着て、ヒール高10センチのハイヒールを履いていた。
スタジオには、2台の車に分乗して向かった。トレーシーのスポーツ・カーが先に行き、その後ろにつけて、私とマリアの車が従った。スタジオは、10棟の倉庫のような建物からなる複合施設だった。マリアと私の場合、ゲートの守衛に、自分たちの名前と、誰に用件があるかを伝えなければ、スタジオ内に車を乗り入れることができなかった。守衛は、どの建物に行くべきか、他の映画の撮影の邪魔をしないように、どのルートでそこに行くべきかを教えてくれた。後で分かったことだが、このスタジオは、他にもプロダクション会社が数社、使っており、毎月、かなりの数のポルノ映画がここで製作されているらしい。
マリアが車を止め、2人でトレーシーの後ろについて、倉庫の1つに入った。中に踏み込むとすぐに、想像していたものとはまったく異なった風景が目に入った。建物の一角は、ごく普通の家の内部のようになっていて、リビング・ルームがあり、少し離れた隣にはキッチンのセットがあった。別の一角は、地下室のようなところで、多分、いけにえを縛り付けるためのものだろう、交差した梁からあん馬に至るまで、様々なSM用具が置いてあった。
倉庫の奥手には、着替え室があり、シャワーもあれば、女の子が化粧のために必要となる用具すべてが完備していた。ビデなどの洗浄装置もいくつか置いてあり、使い捨てのエネマ用具の箱もあった。壁には衣装を入れるラックがおいてあり、マリアの名前が書かれているものがあった。衣装が数着、入っていた。その大半は皮製だったが、ビニール製のも1、2着あった。サミー・ウェイトとかローレル・アダムズという名前が書かれたラックもあった。
テーブルには、さまざまな化粧品がたくさん並んでいたけど、マリアは自分用の化粧品を持ってきてた。自分のお気に入りのがないと困るから、いつも自分でそろえてくるの、と彼女は言った。化粧用具が入ったバッグをテーブルの一つに置くと、マリアは私の手を引いて、また、入り口の方へ連れて行った。
セットのリビング・ルームに着くと、女の子が一人駆け寄ってきて、マリアに向けて両腕を広げ、抱きついた。マリアとその女の子は、いきなりディープキスを始め、しばらく抱き合っていた。
その女の子は、とても女性的で、とても魅力的な人だった。背の高さはマリアと同じくらい。マリアは170センチはあるが、それよりは3センチほど小さいかもしれない。胸は、マリアの92センチDカップと同じように、大きいし、脚もマリアと同じようにほっそりしている。彼女の人物紹介を読んだら、本当のことが分かると思うけど、顔だけを見たら、彼女が男の子だとは分からないと思う。
2人が体を離すと、その女の子が言った。
「ああ、マリア! マークにあなたがこの映画に出ると聞いた時、私がどんなに喜んだか分かる? 本当に会いたかったわ!」
2人はまたキスをした。
「私も会いたかったわ。あ、あなたにステファニーを紹介するわね。ステフィ? こちらはサミー・ウェイト。私の親友で、大のパーティ好き。サミー? こちらはステファニー」 " 私はサミーと握手をした。サミーがマリアに訊いた。
「彼女も映画に出るの? 共演するもう一人のTガールは、ローレルという名前だと思ったけど?」
「アハハ・・・いいえ、ステフィーは映画に出ないわ。彼女は、ポルノ映画が作られるところを見に来ただけ」
「ええー、もったいない。彼女、とってもキュートなのに! ・・・ところで、彼女、私たちと同じ? 言ってる意味分かると思うけど・・・」
「うふふ・・・ええ、そう。私たちと同じ。まだ、始めたばかりだけど」
サミーは片腕を私の肩に回して、引き寄せた。
「あなたも、マリアや私のように、ポルノ・スターになろうと考えてるの?」
「考えたことありません」 恥ずかしがりながら言った。
「すごく可愛いわよ。マークは、絶対、あなたを映画に出させたがってると思うわ。お金はかなり良いわよ。これなら、セックスをして、お金をもらっても合法的だし」
返事をしようとしたら、マークがやってきた。別の女の子を連れている。この子もすごく魅力的だった。長く美しいブロンドの髪に、ぷッくりとした赤い唇。胸もマリアと同じく大きくて、ぴっちりとしたTシャツの中、はちきれそうになっている。この人が、もう一人のTガールのローレルなのだろうと思ったけれど、彼女が本当の女の子なのか、Tガールなのか、本当に見分けがつかなかった。
マークとその女の子が私たちの前にくると、マークは彼女を紹介してくれた。
「ローレル? こちらがマリアとサミー。君の共演者だ。そしてこちらはステフィー。僕の大事な友達だよ。さて、紹介も済んだことだし、パティを呼んで、最初のシーンに備えて、君たちの準備を整えてもらうことにしよう」
マークが立ち去ると、早速、女の子たちがおしゃべりを始めた。ローレルは、多少、イギリス訛りがあった。後で知ったことだけど、彼女はバハマで育ったそうで、その時に身についた訛りなのだろう。もともとはニューヨーク生まれで、バハマで育ち、16歳の時に両親とニューヨークに戻ったらしい。彼女は過去のことについてあまり話そうとしなかったので、それ以外のことは分からなかった。
数分間、おしゃべりが続いたが、話題の大半は、どんな映画に出たかとか、どこの出身かとかの話だった。やがて別の女の子が来て、準備をする時間よと声をかけた。良く分からなかったけど、特に紹介されなかったところを考えると、この女の子がパティなんだろうと思った。
みんなで着替え室に戻ると、早速パティは衣装類を各人に渡し始めた。マリアは、黒皮のコルセット、半透明の黒いストッキング、白い長袖のボタンダウンになったブラウス、そして黒皮のスカートを手渡された。マリアは、自分のバッグから、ヒール高10センチの黒皮のスティレット(参考)・パンプスと黒のサテン生地のソング・パンティ(参考)を出した。
他の女の子たちも同じような衣装を渡されていた。ただ、サミーのコルセットは赤い色で、スカートも同じ赤。ローレルのコルセットは白で、スカートはワイン色だった。サミーとローレルは、首の周りにつける皮製のチョーカーも渡されていた。チョーカーの色は、それぞれのコルセットの色にマッチしている。
どの女の子も、着替えを始める前に、それぞれアヌスを洗浄しなければならなかった。私にとっては、洗浄は、本当に良く知っている人とでなければできないことなのだけど、彼女たちは、全然気にしていないようで、3人一緒にトイレに入り行った。
洗浄が終わると、それぞれメイキャップを始めた。普通のお化粧とは違っていて、みんな、体のいろんな部分を化粧品で強調していた。乳首に口紅を塗ったり、ペニスや睾丸にブラシで紅をつけ、目立たせていた。脚やお尻にはおしろいをつけ、色合いを混ぜたり、テカリを減らしたりしていた。パティは、助けが必要な時はいつでも助けに回ったが、大半は、各自自分で行っていた。
みんなの着替えとメーキャップが終わると、パティは全員をリビング・ルームのセットへ連れて行った。そこには、マークと男優が2人いた。私は、最初にリーに紹介された。彼は、割と小柄のブロンドの髪の可愛い若者だった。背の高さは、私よりちょっと高いくらいで、競演するどの女の子たちよりも背は低い。身長165センチほどなので、実際はローレルと同じくらいなのだが、ローレルはハイヒールを履いているため、彼より7センチくらい高く見える。
もう一人の男優であるマックスと並ぶと、リーは小人のように見える。マックスは187センチ以上はあり、女の子たちよりも背が高い。さらに筋肉の付き具合もリーに勝る。後で分かったことだけれども、彼はリーよりも大きなペニスをしていた。
ただ、紹介された時点では、2人とも服を着ていたため、私には、2人の持ち物のことは分からなかった。リーはフェードしたデニムのジーンズを履き、ボタン・ダウンの青いシャツを着ていた。胸のポケットのところにパッチワークがされていて、ノックス・ケーブル・カンパニーと縫いこまれていた。マックスもフェードのブルージーンズを履いていて、ボタン・ダウンの白いシャツを着ていた。
マークがシーンの説明と、各自、どのような役を演じることになるかの説明を始めると、トレーシーがやってきて私の手を取り、ディレクター・チェアが並んでいるところへ引っ張った。そこに2人で腰を降ろす。
「撮影になったら、ここに座っていること。それに、カメラが回りだしたら、物音も立てないこと」
返事をしようとしたけれど、その前にマークが「静かに!」と声をかけ、シーンの撮影が始まった。
リーがドアをノックするところからシーンが始まった。ドアのノックの音に女の子3人がいっせいにドアに駆け寄る。3人の中でマリアが主導権を握っているのが分かった。というのも、マリアがドアを開ける前に、他の2人に「お行儀よくするのよ!」と命令していたから。リーは、マリアに迎え入れられると、ケーブルTVの修理に来ましたと言った。マリアはリーをテレビのところへ案内し、その後、部屋から出て行った。
リーが修理作業を始める。他の2人の女の子、つまりローレルとサミーは、まだ部屋の中にいる。やがて、2人はいちゃつきあい、キスを始めた。そして、普通の血が流れている男なら誰でもそうであるように、リーは2人のところから目を離せなくなる。ローレルたちはリーに見られているのを知ってか知らずか、キスをしながらソファへと場所を変えた。そして、互いに相手のブラウスを脱がし、胸をあらわにし、お互いの乳首を舐めたり吸ったりを始めた。
ローレルとサミーの絡みは10分くらい続いた。そしてマリアが部屋に戻ってくる。マリアは、いきなりリーに向かって叫び声をあげた。
「この男、なんて変態なの!」
そう言ってリーの顔を平手打ちする。リーはいきなり顔を叩かれ、床に転がった。そして、彼が起き上がる前に、女の子たちが3人ともいっせいに彼に飛び掛り、彼の服を剥ぎ取り始める。リーは素っ裸にされ、手錠を嵌められた。するとマリアがローレルたちに言った。
「この男を遊戯室へ連れて行くのよ!」
ここでマークが「カット!」と叫んだ。誰もがとたんに緊張をほぐすのが見て取れた。
リーが床から助け起こされ、手錠を外される。次の地下の遊戯室のセットができるまで、おおよそ1時間ほどかかった。照明の調節が行われ、女優陣を始めとしてリーにもメーキャップが施された。
再び撮影になる前に、リーは裸のまま、あん馬に縛り付けられた。女の子たちもブラウスとスカートを脱いだ。そこまで脱いでも、3人とも、まだ、本物の女の子のようにしか見えない。3人ともペニスを後ろ向きにしまいこんでいるから。マリアは、リーの前に立ち、乗馬ムチを握った。サミーとローレルは彼の後ろに立つ。
マークの合図で、また撮影が始まった。
シーンが始まると同時に、マリアは、乗馬ムチであん馬をピシャリと叩いた。リーの顔のすぐ前のところだった。
「それで、お前! チビ変態! お前は、他の人がいちゃついてるのを見るのが好きなんだね?」
リーの目に恐怖の表情が浮かんでるのが分かる。それに声も恐怖で震えていた。
「い、いいえ、・・・違いますよ・・・。ぼ、僕は何もそんなつもりじゃ・・・。ただ、あんまり綺麗な人たちだから、どうしても目が行っちゃって・・・」
マリアは邪悪そうな笑みを浮かべてリーをにらみつけた。
「へえー? お前は、あの娘たちを綺麗だと思ったのかい。だったら、どれくらい綺麗だと思ったか、行動で示して見せるべきだわね。そうだわねえ・・・あの娘たちのクリトリスを舐めて見せな! きっと、あの娘たちも喜ぶと思うわよ!」
「何でも、仰るとおりに! どんなことでもしますから! だから許してください!」 リーは、必死にマリアに懇願した。
マリアはニヤリと笑った。
「エイミ? こっちにおいで! この変態に、あなたのクリトリスを舐めさせてあげなさい!」
ローレルが出てきて、リーの前に立った。そして下着を降ろした。リーは、ローレルの股間についているのが、バギナではなくペニスであるのを見て、叫び声をあげた。
「ああっ! ぼ、僕はできません! 彼女、男じゃないですか!」
するとマリアはリーの髪の毛を鷲づかみにして、怒鳴りつけた。
「お前は、私が言うことを何でもすると言ったじゃないか! さあ、エイミのクリトリスをしゃぶるんだよ! それとも、お前の尻を、血が出るまで叩きつけてやろうか?!」
「いや、絶対にダメです。ぼ、僕はホモじゃないんだ!」 リーは頑固に抵抗した。
「そうかい。それじゃあ、こうしてやるよ!」
ピシッ! ピシッ! ピシッ!
マリアはリーのお尻を3回叩いた。その度にリーは悲痛な声をあげた。
「もっと強く叩こうと思えばできるんだよ、変態! さあ、良い子になって、おとなしく、エイミのクリトリスをお舐め!」
リーはまたも「嫌だ!」と言い、マリアはさらにもう3回、ムチを振るった。するとリーは、とうとう泣き始める。と同時に、ローレルが彼の前に来て、柔らかいままのペニスを差し出した。諦めて口に含むリー。カメラは、彼の口元に近寄り、クロースアップで、リーがローレルのペニスをしゃぶる様子を撮影した。その後、マークの「カット!」という声が響いた。
照明が消えると同時に、トレーシーは私の方を向いた。
「ステフィー? 私はちょっとミーティングに出なきゃいけないの。あなたは、ここにいたい? それとも私と一緒に来たい?」
「よろしければ、ここにいて、続きを見ていたいです」 許可を求めるような口調で言った。
トレーシーは、体を寄せて、私の頬にキスをした。
「もちろん、ここにいてもいいのよ。ただ、忘れないでね。カメラが回りだしたら、邪魔にならないようにして、静かにしていること」
彼女はもう一度、私にキスをし、それからマークのところに行き、彼にもキスをしてから、出て行った。
トレーシーが出て行った後、マークは休憩を取ろうと言った。リーはあん馬から解放され、降ろされた。彼はわざわざ着替えることはせず、裸のまま、腰にタオルを巻いただけでいた。ローレルも同じで、パンティは履かずにいた。
マリアが私のところに来た。
「どう? 楽しんでる? 退屈じゃない?」
「いいえ、すごく面白いわ。でもちょっと分からないところがあるの。マリアは、乗馬ムチでリーを叩いたけど、あれ、痛くないの?」
マリアは悲しそうな顔をした。
「痛くないといいんだけど。私自身は、ああいうので叩くのは嫌いなの。だけど、台本に書いてあることだから・・・。リーは、痛いけど、もう慣れたって言ってるわ。彼、こういう、女王様系の映画にたくさん出てるから」
その時、マークがやってきた。
「次のシーンでは、君たち女の子には、少し興奮状態になっていて欲しいんだ。完全に勃起している必要はない。ただ、少し興奮してきているという兆候を見せて欲しいだけなんだが。もし、フラッファーが必要だったら、言ってくれ」
「多分、自分でできるか、試してみるわ」 マリアはそう答えた。
マークが立ち去った後、私はマリアに訊いた。
「フラッファーって何?」
マリアは顔を赤らめた。
「フラッファーっていうのは、役者を興奮させる人のこと。分かるでしょ? 勃起させるってこと」
多分、私は、まだ分かっていない顔をしていたに違いない。マリアは私の顔をある方向に向けさせた。
「あの娘、見える? ローレルの前にひざまずいている娘。あの娘がフラッファーよ」
マリアが指差した女の子を見た。すでに、前から彼女のことは見かけていたが、今の今まで、彼女は何の仕事もしていないように見えた。その彼女が、今は、ひざまずいて、ローレルのクリトリスを吸っている。よく見ると、その娘は、かなりフェラチオが上手で、ローレルはたちまち半立ちになっていた。
その娘のことを見ていたら、私自身、ちょっとおしゃぶりをしたい衝動が沸いてきてしまった。マリアの方を見てみる。そのときまでに彼女はクリトリスを出して、自分の手で擦っていた。でも、まだちっとも固くなっていない。
「ねえマリア? 着替え室に行かない? そうしたら、それの手伝いができると思うから」
マリアはにっこり笑った。
「私もそうしたいけど、今は、ここで待機していないといけないの」
でも私は、どうしても衝動を頭から消し去ることができず、思わず、マリアの前にひざまずいていた。口の中に彼女のペニスを滑り込ませる。吸い始めると、マリアは私の頭に両手をあてがって、小さな声でうめき始めた。それから、私の口の中の彼女が固くなり始めるのに時間はかからなかった。吸えば吸うほど、ますます固くなってくる。
それからしばらく、私は彼女のクリトリスを味わっていたが、やがてマリアは私の口から抜き取るのを感じた。その時になって初めて、自分たちがどこにいたのかを思い出した。と同時に、マークの声が聞こえた。
「マリア? 準備は良いかな?」
マリアは私の額にキスをし、マークに答えた。「ええ、準備万端です」
私は、自分がしていたことを思い、部屋を見回した。私の行為を見ていた人がいないかと。誰も見ていなかったか、それとも見ていても、気にしていないかのどちらかなのだろう。普通に、次のシーンが始まろうとしていたから。誰も気にしていないようだったけれど、私自身は、人の目がある場所で、あんな淫らな行為をしてしまい、死ぬほど恥ずかしく感じた。
次のシーンは、ローレルのクリトリスをリーの口に入れているところから始まった。今回は、リーがただおしゃぶりしているだけではなかった。ローレルの方も腰を動かし、彼の口を犯す格好になっていた。さらに、その一方では、さっきまで私が固くしてあげていたマリアのクリトリスを、サミーがしゃぶっていた。マリアは指でリーのアヌスをいじっていて、サミーはサミーで、自分の手で自分自身をしごいて、固くし続けている。
2分くらい、その状態が続いた後、ローレルが声を上げた。
「ああ、私、いきそう!」
ローレルはリーの口からクリトリスを抜いて、彼の顔中にスペルマを振りかけた。
射精を終えたローレルにマリアが言った。
「ローレル? 彼にお返しをしてあげて。そして、今度はサミーの番ね」
サミーは、リーの前に立ち、クリトリスを彼の口に入れた。一方、ローレルはリーの前にひざまずいて、ペニスをしゃぶり始めた。そして、マリア自身はリーの後ろに立ち、アヌスにクリトリスを挿入。リーは、何か抵抗する声を上げていたけど、ぷっくり膨れた大きなクリトリスが口に詰め込まれているので、あまり言葉を発せない。
そのシーンは、サミーがリーの顔面に発射し、リーがローレルの胸に発射し、マリアがアヌスから抜いて、リーの背中全体に振りまいて終わりになった。マークは「カット!」と号令を上げ、スタッフ全員に、1時間の昼食休憩を取ることにしようと言った。
マリア、ローレル、サミーの3人は、着替え室に向かった。私も一緒に行こうとしたけれど、マークに呼び止められた。私は、一瞬、先ほどマリアにフェラをしたことを、マークが怒っているのに違いないと思った。
「マーク様、マリアにあれをしてしまったこと、本当にすみません。もう2度としないと約束します」
マークは笑顔で私を見下ろしていた。
「全然、怒ってなんかいないよ、ステフィー。ただ、2つだけ、して欲しいことがあるんだ。1つは、家にいる時以外は、僕のことをマークと呼んでくれ。様はいらない。2つ目は、あそこのドアのところに立っている男が見えるかい? 彼に話しをしてほしい。ところで、運転免許証と社会保障証は持ってきているよね?」
両方とも、もう使わないだろうと思っていたけど、私はいつも、両方もって歩いていた。持っていると答えると、マークは私の額にキスをして、彼が指差した男性の方へ私を押した。
その男性は、どちらかと言えば、太っていると言える人で、わずかに禿げていた。もっとも、髪をしっかり分けて隠しているのではっきりとは分からなかったけれども。何枚か書類を持っている。私が近づくとにっこり微笑んでいた。彼は、この撮影現場にいるどの人よりも、年上のようだったが、かなり魅力的な人でもあった。きちんとネクタイを締め、スーツを着ている。そういう人は、このロサンゼルスでは、とても珍しい。ロスで、このような、きちんとした身なりをしている人に会ったら、誰でも、とりあえずはにっこり微笑みかけなければならない気持ちになると思う。
私の笑みに、彼も笑みを返し、私の手を取って握手をした。
「やあ、私はマイク・ドノバンです。マイクの経理を担当しているんだよ。君への給与支払いのために、免許証と社会保障証の写しが必要なんだ」
私は怪訝そうな顔をしていたと思う。
「すでにマークとトレーシーから、給料を頂いていますが」
「ハハハ、いや、それは知っているよ。その代金も経理で知ってるからね。私が言ってるのは、君がここでしている仕事のこと」
私は、前よりも怪訝な顔をしていた。
「私はただ見学しているだけで、キャストにもなっていませんけど」
「ステフィー? 君は、さっき、マリアにフラッファーしていたのを見たよね。あれには支払いする必要があるよ」
マークが横から声をかけた。
「でも、私はマリアの友達なので、彼女の手助けをしてあげただけなんです。お金をもらうつもりじゃなかったんです」
マイクは少し怒ったような顔になった。
「いいかい? 私は君たちが結婚してようが関係ないんだよ。セットで君がアレをしたら、自動的にお金は払われることになる。もし、私が払わなかったら、私は首になってしまうんだ。それは困るからね。さあ、免許証と社会保障証を出してくれ」
私は、マイクは、私にお金を支払わなければならないことになったから怒っているのだと思った。そこで、私は、免許証を手渡しながら言った。
「分かりました。もう、2度とアレはしないと約束しますから、今回だけは、見逃してください。私、もうこれ以上、マークにお金を使わせたくないんです」
だけど、マイクは私の言葉を聞いて笑い出していた。
「お嬢さん? 誰も君に怒ってる人はいないよ。マークが怒っていないのは確実だし、私も同じだよ。君は何も悪いことはしなかったし、もっと言えば、多分、私たちの助けになってくれたんだから。フラッファーの数は充分じゃなくってね。どういうわけか、役者たちは、アレをあまりしたがらないんだ」 そう言ってマイクは私のカードを受け取った。「ちょっとこれを借りるよ。君が帰るまでに返すから。コピーを取らなければならないんだ」
マイクが立ち去った後、私はマリアを探した。彼女は着替え室にいて、新鮮野菜のサラダの大皿を持っていた。
「ビュッフェのテーブルから、好きな物を取ってきて食べていいのよ」
私は、野菜とフルーツを皿に盛って着替え室に戻り、マリアの隣に座った。
「マークが私のことを怒っていないと良いんだけど。さっき、マリアにしてあげたことに対して、お金を出されてしまったの」
マリアは、くすくす笑った。
「もしマークが怒っていたとしたら、もうすでに、そうだとわかるはずよ。私にフラッファーをしてくれたことに対する謝金だったら、断らないことね。いいお金になるから。もっとも、あなたも今日はスタッフの一員となってお金をもらった以上、多分、マークは、あなたに私以外の人にもフラッファーをして欲しいと言うと思うわ。あなたが誰か他の人にアレをするのは嫌なら、マークは強制しないと思うけど」
私は、マークが他の人にもフラッファーをするよう求めたらどうしようか考えた。私にお金を出したところを見ると、多分、マークは私に期待していると思えた。でも、私は、他の人にアレができるのか分からなかった。マリアになら、いつもしてあげていることだから、容易いけど、他のキャストの人には、どうだろう?
でも、考えてみると、他の女の子たちなら、多分、同じく容易くできるように思えた。ローレルもサミーも、とても可愛いし、2人のクリトリスを舐めてあげるのは、とても楽しいだろうと思った。それに、マックスとリーも、とてもハンサムだし、優しそうに見えた。2人のを舐めてあげるのも、決して嫌な仕事とは思えなかった。結局、ランチタイムが終わる頃には、私は、マークが求めてきたら、喜んで、その仕事をしようという気持ちになっていた。
全員がセットに呼び戻され、集まった。マークは私のところに来て、免許証などを返してくれた。
「支払いのこと、前もって君に話しておくべきだったね。すまなかった。規則から、君には支払いをしなければならないんだよ。だから僕が怒ってるなどと思わないで欲しい。それに、もし君にその気がないなら、他の人にもフラッファーしてもらおうとは思っていないから、そこも分かってくれ」
「お金を払わせることになってしまい、すみません。それを知ってたら、しなかったと思います」
そう答えると、マークは私の頬を手のひらで撫でた。私はマークの目を見ながら、付け加えた。
「もし私が必要になったら・・・つまり誰かにフラッファーをして欲しいときには、私、喜んでします」
マークは私の額にキスをした。
「ありがとう。その申し出、頼りにすると思う。撮影が長引けば長引くほど、何人か、アレを立たせるのが難しくなってくるからね。本当に気にしないのなら、君の助けを借りることになると思う」
「本当に気にしませんから、必要になったらいつでも声をかけてください」
マークはもう一度、私にキスをし、その後、次のシーンの撮影に取り掛かった。
次のシーンは、玄関ドアの前にマリアとリーがいるところから始まった。2人とも、以前のように、服を着ているが、マリアはリーの首に首輪をつけているところだった。首輪を装着すると、マリアが言った。
「さあ、変態! これでお前は私の所有物になったね。早速、今夜、8時にまたここに来るんだよ。それに、私たちが遊べるような、男の友達も一人、連れてくるんだ!」
「申し訳ありませんが、それはできません。ここで私があなた様としたことを、他の人に教えるなんて、とてもできません。もっと言えば、もうここには2度と来たくない」
リーは恐怖に声を震わせながら言った。
マリアは高笑いをした。
「アハハハハ! 変態男! もう、事態はお前がどうのこうのできるものではなくなっているんだよ。お前と遊んだところを何枚か写真に撮ってあるんだ。もし、今夜8時に来なかったら、すぐにお前の勤めているケーブルテレビの会社に写真を送りつけるつもりさ。お前があんな変態男だと会社のみんなが知ったら、どうなるだろうね? いつまで仕事についていられることか。さあ、そこにひざまずいて、私の足にキスをするんだよ。そして、『女王様。女王様のお望みは、私めへの命令でございます』とお言い!」
リーは疑っているような目をして見せた。そこでマリアは何枚か写真を見せる。その写真でリーは観念したようだった。マリアの前にひざまずき、ハイヒールを履いた足のつま先にキスをし、『女王様のお望みは、私めへの命令でございます』と言った。マリアは、もう一度、リーのお尻を乗馬ムチで叩き、それから玄関ドアを開けた。リーは膝を床につけたまま、脚を引きずるようにして玄関から出て行った。
リーが玄関から出たところで、そのシーンは終了し、再び、休憩が宣言された。
このときの休憩時間に、女の子たちはもう一度、着替えを行った。マリアは黒ビニールのタイト・ドレスに着替えた。裾が本当に短い。胸元も深く切れ込んでいて、胸は乳首が見えそうなほど。ヒール高15センチのスティレット・ヒールのパンプスを履いていた。他の女の子も、おおよそ同じような衣装だったが、マリアほどはセクシーに見えていなかった。もっとも、そういう見方をする私は、確かに、偏見を盛って見ていたのだと思うけど。
全員が着替えを済ますと、私は、また、ディレクターズ・チェアに座った。その間、マークが、演技者たちに、次のシーンで、各自何をするか話していた。私が座っていると、先にフラッファーをしていた女の子が近寄ってきて、私の隣の椅子に座った。
彼女は、身長155センチくらいの可愛らしい人で、茶色の巻き毛の髪をしていた。ほとんどお化粧をしていないようだったけれど、そもそも、化粧の必要がないと言ってよかった。べっ甲フレームの眼鏡(参考)をかけていたので、実際より目が大きく見えていた。
最初、彼女が私の隣に座った時、私は、彼女の仕事を奪ったと、私に怒るのではないかと恐れていた。でも、彼女はすぐに私の気持ちを落ち着かせてくれた。
「さっきは、仕事を手伝ってくれて、ありがとう。私一人では扱い切れない仕事になっていたのよ。ちなみに、私の名前はヘレン。よろしく」
彼女はそう言って、手を差し出した。
私は彼女の細い手を握り、握手しながら返事した。
「私はステファニー。正直、マリアを立たせる手伝いをすることが、ここでは仕事になっているって知らなかったの。それが、他の人にとって仕事になっていると知ってたら、しなかったわ」
ヘレンはくすくす笑った。
「私も、仕事とは思っていないわ。でも、好きなことをしてるだけで、お金をもらえるって言うんだから、それは嬉しいけれどね。うふふ」
「じゃあ、あなたは、楽しんで、これをしてるということ?」
「ええ、ものすごく。私、おちんちんをしゃぶるのが大好きなの。口に含んだ時の感触が大好き。嫌なことと言ったら、男の人に口の中に出されたときね。あの味は好きじゃないわ。でも、この仕事だと、私は誰にも射精させちゃいけないわけでしょ? だから、上手く行ってるのよ。ただ、男の人のを固くさせて、撮影の間、そういう状態にさせておくだけでいいんだから。あ、でも、勘違いしないでね。私、お金も大好きよ。つまり、好きなことをしてお金がもらえるなら、その仕事は一番良い仕事に違いないって、そういうことなの」
ヘレンが話し振りから、その声に何か情熱的なところがこもってるのを感じられた。私は、どのくらいもらっているのか訊こうとしたが、その時、マークが「静かに!」と言ったので、訊けなかった。
次のシーンは、玄関ドアにノックの音がするところから始まった。
今回は、マリアは、玄関を開けるときに、女の子たちに行儀よくするように命じたりはしなかった。ドアを開けると、そこには、リーとマックスが立っていた。リーは、先に、マリアが取り付けた首輪をしていなかった。
マリアはリーの髪の毛を鷲づかみにし、ぐいぐい引っ張って部屋の中に引き入れた。そのまま、床に引き倒す。
「お前にやったプレゼントを外すとは、どういうつもりだい?! そんな生意気は、みっちり躾けなきゃいけないね!」
マリアは、乗馬ムチでリーの背中を打ち始めた。リーは、鞭打ちを受けながら、背を丸めてうずくまった。
10回以上叩いた後、マリアが大きな声で叫んだ。
「みんな、この蛆虫を私の目が届かないところに連れてお行き! 蛆虫にふさわしい服装にしておくれ!」
サミーとローレルが出てきて、すすり泣くリーを素早くカメラの撮影範囲外に引っ張り出した。
リーが連れ去られると、マリアはマックスに目を向けた。
「まあ、あの蛆虫も、ひとつだけ、良いことをしたようね。さあ、家にどうぞ、入って。私たちのパーティに加わってくれるといいわ」
そう言って、マリアはマックスを手招きした。
マックスは部屋に入ると、マリアに近づき、彼女の手から乗馬ムチを取った。
「今夜は、俺がすべてを仕切ると認めるなら、お前たちが望むどんなプレーにも付き合ってやるぜ」
マックスはそう言って、マリアにディープ・キスをした。
マックスはキスをしながらマリアの服を脱がし始め、彼女をパンティとストッキングだけの姿にした。マリアもマックスの服を脱がそうとしたが、マックスはそれを止め、俺が言うまで、待てと命じた。
二人はカウチに場所を変えた。そこに来てマックスはマリアに、服を脱がすように命令した。マリアは、あっという間に彼をブリーフ一枚の姿にし、その青い綿の生地越しに、彼のペニスをゆっくりと舐めた。
マックスはしばらくマリアに舐めさせた後、彼女をカウチに押し倒し、彼女の乳房にむしゃぶりついた。ぺろぺろと舐めたり、乳首を吸ったりを繰り返す。マリアは感じ始めていたに違いない。乳首がみるみる固く立ってくるのが見えたから。左右の乳首を交互に吸われながら、マリアは甘い溜息を漏らしていた。
マックスは、手をマリアの股間に這わせ、彼女の秘密を知ったようだ。
「おや、どうやら、お前、俺をビックリさせるものを持っているようだな。あの蛆虫も、お前の秘密を知っていたのか?」
マリアは頷いた。
「そうか・・・あいつが俺をここに連れてきたことの方に、俺は驚いているぜ。あいつは、俺が女ばかりか男も好きなのを、知らなかったはずだが。これからは、あいつには、自分がどんな立場になったか、みっちり教え込まなければならんな」
マックスはマリアの頭を押し、ペニスに近づけ、命令した。
「新しいおもちゃに使えるように、俺のそいつを立たせろ!」
そのシーンは、そこで終了した。
次のシーンは寝室が舞台だった。サミーとローレルが、リーに衣装を着せているところだった。リーに白いストッキングを履かせ、腰に白レースのガーターベルトを巻きつけ、ストッキングを留める。さらには、彼の胴体に白レースのヘビー・ボーンド(参考)のコルセットを巻きつけた。顔には化粧を施し始め、ほとんど、2ドルぽっきりの娼婦(参考)のように見せる。喉の周りには白い皮製の首輪をつけ、クローム製の鎖をつなげる。短い彼の髪には蝶のリボンをつけ、両耳にはイヤリング。
リーの着替えの後だけど、化粧が完成する前に、一度、カメラが止められ、ヘレンが呼び出された。ヘレンは早速、リーの前にひざまずき、口を使ってリーを勃起させた。カメラが再び周り始めると、サミーが予定されていたセリフを言った。
「見てよ! こいつ、興奮しているわよ!」
サミーとローレルは笑いだした。
「この人、ホント、私たちとおんなじ女々しいヤツなんじゃない? アハハ!」
リーがどのくらい顔を赤らめたのか、私にはよく見えなかったけれど、とても恥ずかしそうにしていたのは確かだった。
サミーたちは、リーの化粧を仕上げると、鎖を引っ張ってリーを寝室の外に引っ張って行った。
そのシーンの終了後、私はもう一度、仕事に呼び出された。マークの依頼で、次のシーンのセットができるまでの間、マックスとマリアにフラッファーをしてあげることになった。ヘレンはリーにつききりで、彼がリビングに引っ張り出されて来た時には、彼のペニスは完全に勃起していて、レース地のパンティから突き出ていた。
私は何も躊躇うことなく、リビングのカウチに座っているマリアとマックスのところに行った。最初にマリアの前にひざまずき、彼女のクリトリスを口に含んだ。この頃には、すでに、私はマリアが好きなフェラの仕方を知っていた。ゆっくり口に含む代わりに、舌先をたくさん動かすやり方だった。だから、奉仕を始めてすぐにマリアのクリトリスが反応し始めるのを感じた。
口の中、マリアのクリトリスが膨らみ始めるのを感じた後、すぐに私は一度マリアから離れ、今度はマックスのペニスをしゃぶり始めた。マークを除くと、私は他の男性のペニスをしゃぶったことがなかった。マリアのことは数に入れていない。たとえマリアが本当は男で、彼女のクリトリスが本当はペニスだとしても、マリアがずっと女性っぽいというのは確かだったから。
最初、他の男性のペニスを吸うのは、きっと違う感じなのだろうと思っていたけど、実際にはそうではなかった。マックスのに比べ、マークのものの方が太く長い。でも、口の中に入れると、結局、同じように感じられた。マリアのとマックスのとの違いは、サイズと匂いだけだった。マリアのは女性的な匂いがするけど、マックスのは男性的な匂いだった。マリアは香水入りの石鹸を使っているのに対し、マックスはデオドラント入りの石鹸を使っているようだった。
マリアとマックスを完全に勃起させるのに、まる10分ほど掛かった。まあ、本当は、それより前に二人とも勃起させていたのだけれども、マークが撮影を開始すると言うまでしゃぶり続けていたので、結果的に、それだけかかったことになった。私が退場すると、マークはマリアとマックスに指示をし、その後、シーンの撮影が始まった。ヘレンは依然としてリーの前にひざまずいて仕事を続けていた。リーがカメラの前に引き出される時に備えて、勃起状態を維持するためだった。
次のシーンは、マリアがマックスにフェラをするところから始まった。私が、つい先程までしゃぶっていたマックスのペニスをマリアが口に咥える。その何秒か後、サミーが部屋に入ってきて、言った。
「女王様! 蛆虫の準備が整いました。検査してください」
マリアは、カウチの上、マックスの隣に座った。
「その蛆虫を連れておいで」
リーが引きずられるようにして部屋に入ってくると、マリアとマックスは、パンティの中から突き出ているリーのペニスを指差して大笑いした。これはかなり恥ずかしいことで、私は、こんなことが私自身に起きなかったことを嬉しく思った。
笑いが収まるのを受け、マリアが次のセリフを言った。
「女オトコ、こっちへ来て、私の前にひざまずきなさい!」
リーはマリアの前にひざまずいた。
「さて、お前は、これからは、ちゃんと言われた通りにすることを忘れないように。それに、ここに来いと言われたら、その奴隷の首輪をつけて来て、玄関前にひざまずいて待っているのよ! いいわね!」
リーが頷くと、マリアは続けた。
「大変よろしい。さて、それでは、初めてだが、お前の女王様のクリトリスをしゃぶるのを許してやるわ」
リーはほんの少しだけためらったものの、すぐに身を乗り出し、マリアのクリトリスを口に含もうとした。だが、口に入れ、唇をすぼめようとするところで、マリアは、いきなり、リーの頭を平手打ちした。
「この女オトコ! お前には感謝の気持ちがないのかい! まずは、私が授けた贈り物に対して感謝すべきでしょうが! この贈り物を授けていただき光栄に思いますと、言うべきじゃないのかい。もう一度、最初からやり直しな!」
リーは、声を震わせながら言った。
「申し訳ございません、女王様! このような贈り物を授けていただき、大変感謝しております。あなた様にご奉仕できて、光栄に存じます」
「そう! それでよろしい! もう、私のクリトリスをしゃぶってもいいわよ。行儀の良い女オトコらしく、思う存分、しゃぶりなさい」
リーは、改めて、もう一度、感謝の言葉を述べ、ようやくマリアのクリトリスを口に含んだ。
リーは、マリアのクリトリスを、丸5分以上しゃぶり続けた。マリアは、その後、彼を突き放して言った。
「ちゃんとまともな女オトコらしくできるじゃないの。それじゃあ、今度は、お前のご主人様に、ぺニスを吸っても良いか、お聞きしなさい!」
私は、このセリフは、元々、台本にあったものだと思っていたけど、リーの顔の表情は、見ている者たちに、この言葉が彼にとって予想外のことだったと思わせる表情だった。リーには、驚きの展開だったと。
「ぼ、僕には、そ、そんなことは、で、できない。マックスは僕の友だちなんだ」
マックスはいきなりリーの髪の毛を鷲掴みにし、自分の股間に引き寄せた。
「これからはな、お前は俺の奴隷なんだよ、女オトコ! 俺が求めた時には、いつでも俺の言うことを聞くことだな。従わなかったら、お前の女王様が持ってる、この写真が職場中にばら撒かれるぜ。それに、俺は、お前の可愛い奥さんも、必ず、この写真を見るようにしてやるからな」
「ああ、やめてください。妻にだけは言わないで。お願いです。何でもしますから、ご主人様」 リーは泣きそうになりながら言った。
マックスは乱暴にリーの顔を股間に押しつけた。
「じゃあ、しゃぶり始めていいぞ。そうすれば、お前の奥さんには言わないことにしてやる」
リーはマックスのペニスを咥え、早速、頭を上下に振り始めた。
2分ほどリーがフェラを続けた後、マリアがローレルとサミーに言った。
「この蛆虫をプレイ・ルームに連れて行きな。そして、好きにしていいわよ。ともかく、お前たち、二人で、こいつを、とことん犯してやって。そして、プロ並みにフェラができるように仕込むこと。いいわね? こいつには、ご主人様のペニスを咽せたりせずにちゃんとフェラできるようになってもらいたいから」
ローレルは引きずるようにしてリーを連れ出し、カメラも2人の後をつけた。2人が部屋から出て行ったところでカメラは一旦停止。ローレルとサミー、そしてリーの3人は、物音を立てないようにしてセットから降りた。ヘレンは、ずっと前の場所でひざまずいていたままだったが、ようやく解放され、私の隣に座った。彼女も移動するときには音を立てないように気を使っていた。全員が移動し終えると、カメラが再び回り始めた。
「この女オトコも自分の立場が分かったようだし、今度は、あなたが、本物の男はどんな風に女にセックスするものなのか教えてくれるべきだと思うけど?」
マリアはマックスの膝にまたがりながらセリフを言った。
カメラがぐっと近寄り、マックスのペニスが初めてマリアのアヌスを貫くところを接写した。マリアがシーンに前もって裏門に充分に潤滑を与えていたことは明らかだった。マックスのペニスが容易に滑り込んでいく。これを見ながら、私自身の穴もヒクヒクするのを感じた。私自身がマリアの代わりになれたらと思った。
最初の3分ほど、マックスとマリアは対面してつながっていた。その後、マリアは後ろ向きになり、マックスのペニスに腰を降ろす格好になった。この体位の方が、マックスのペニスに貫かれながら、体を上下に揺することで、マリアのクリトリスと睾丸がぶるんぶるん揺れるところをカメラに収めることができる。この体位も3分ほど続き、その後、マックスはマリアの体を押し、床に四つんばいにさせ、後背位でつながる格好になった。
カメラは、マックスに後ろからズンズン打ち込まれながら、あああ、うううと喜びの声を上げるマリアの顔を撮り、かなり良いショットができていた。カメラマンも、マックスの脚の間に割り込んで撮影していたので、揺さぶられながら、マリアの勃起したクリトリスが前後に激しく揺れるところが撮れていたと思う。
しばらくした後、マックスはマリアからペニスを抜いた。それを受けてマリアは仰向けになり、正常位の体位に変わった。マリアは両足をマックスの肩に乗せている。マリアは、打ち込みを受けながら、自分の手でクリトリスをしごき始めた。
これが10分ほど続いたと思う。マリアが悲鳴をあげ、濃い白濁の長い紐が彼女のクリトリスから噴出し、マリアの乳房やお腹に降りかかった。マックスも長くは持たなかった。マリアが射精を終えた後、彼女のお尻からペニスを引き抜き、マリアの上にまたがって、ペニスを彼女の顔に向けた。ペニスを強く握り、数回しごいた。そして低い唸り声と共に、ペニスから何発も噴射となってスペルマが飛び出し、マリアの顔に振りかかった。一部はマリアの口の中に入ったのもあるが、大半は彼女の顔面に着地した。そのシーンは、マリアが射精を終えたマックスのペニスを口に入れ、残ったものを吸い取り、きれいに舐め清めたところで終了した。
私は、マリアとマックスのセックスを見ている間、ずっと両足に力をいれて、固く閉じたままにしていなければならなかった。そうしていなかったら、私のクリトリスが起き上がって、パンティにみっともない盛り上がりができてしまっただろうから。それに、そうしまいと努めていたにもかかわらず、無意識的にもぞもぞと腰をくねらせていたのも知っている。シーンの間、私のあそこの穴はずっとヒクヒク痙攣し続けていた。シーンがようやく終わっても、落ち着いた気持ちには戻れていなかった。
このシーンが終わった後、興奮を鎮めようとしたけれど、その時間はほとんどなかった。というのも、最後のシーンに向けて、サミーとリーにフラッファーをするように呼ばれたから。ヘレンもローレルへのフラッファーに呼ばれていた。リーに関しては、私とヘレンが交替でフラッファーした。私は、サミーのクリトリスを舐めていない時は、リーのペニスを舐めていた。ヘレンも、ローレルのクリトリスを舐めていないときは、リーのペニスを舐めていた。結局、彼が一番、私たちの世話を受けたと思う。そうこうしていると、再び照明がともされ、カメラがセットされた。次のシーンでは、リーは再び鎖でつながれ、あん馬に縛り付けられた。
その日の最後の撮影シーンは、映画でも最後のシーンになる部分で、ローレルとサミーがリーを相手に、リーにしてみればマラソン・セックスとでも言えそうなセックスを行うシーンだった。最初は、ローレルがリーの口に出し入れをし、その間、サミーが彼の背中に、様々なムチや叩き棒で打ち据えるところから始まった。その後、2分ほどすると、ローレルとサミーは役割を交替し、それぞれがリーの口を使って快楽を貪る。それが15分ほど続いた後、今度はサミーが、初めて、リーの裏門に挿入した。
サミーがアヌスを犯し、ローレルが口を犯す。これも、2人は、2分くらいずつの間隔で、交替した。どちらがどちらを担当してても、アヌスに出し入れする女の子は、リーのペニスを握り、しごき続けていた。だから、リーはずっと勃起したまま。
ようやくローレルが最初に頂点に達し、リーの顔面に白濁を発射した。ローレルは射精の後、リーの前にひざまずき、彼のペニスをしゃぶり始めた。サミーはアヌスを犯したり口を犯したりを続けていたが、その間、ずっとローレルはリーのペニスを吸い続けていた。そのサミーもようやく射精をし、リーの顔面をさらにスペルマだらけにした。そしてその直後、リーも射精を迎え、ローレルの顔に振りかけた。
最後のシーンの撮影が終わった途端、私は、撮影現場の緊張感が一気に和らぐのを感じた。誰もが、安心したようで、みんなの顔に笑顔が浮かんでいた。でも、その和やかな雰囲気は、私にはほとんど助けにならなかった。というのも、激しい最後のシーンのために、動くのが難しくなっていたから。脚の間にペニスを挟んで隠しておくのが難しくなっていたし、乳首も敏感になっていて、固くなっていたから。
マリアが私の腕に触れたときも、ハッと跳ね飛んでしまいそうになってしまった。マリアは私の状態が分かっているのか、にっこり笑顔になっていた。
「これからシャワーを浴びて、着替えをするつもり。私がそばにいなくても、一人で大丈夫よね?」
「え・・うん・・」
そう答えるとマリアはシャワー・ルームの方へ姿を消した。
マリアが去るとヘレンが私の方を見て、私の手を取った。
「ちょっと、あなたに個人的な質問をしていいかしら?」
「ええ、何?」
「あなた、女の子は好き? ・・・つまり、セックスの対象としての意味だけど?」
私はヘレンの手を握り返した。
「本物の女の子とセックスをするのが好きかどうかという質問なら、ええ、男の人とするのと同じくらい大好きよ」
ヘレンは恥ずかしそうにうつむいた。
「じゃあ、撮影の後、私とちょっと付き合うというのはどうかしら? ロマンティックなことはなしで、ただのセックスということで。この撮影のせいで、すごくエッチな気分になってしまってるの。どうしても、解放して落ち着きたくって・・・」
私はヘレンが住んでる場所を知っていたし、私の場合は、家に帰れば、とても簡単に今の状態から解放される方法を見つけることができると分かっていた。そこで私は、こう返事した。
「ぜひ、そうしたいのは山々なんだけど、マリアに車で送ってってもらうことになってるの。でも、もし、今すぐ、あなたのために私ができることがあるなら、喜んで、手助けしてあげるわよ」
私がそれを言い切る間もなく、ヘレンは私の手を取って、立ち上がり、文字通り、私を引きずるようにして、撮影場所の部屋から外に出た。
私はヘレンに倉庫部屋に連れて行かれた。家具や様々な物品が置かれている場所だった。照明があまりなかったが、ヘレンは、その場所のことをよく知っているようで、灯りはほとんど必要なかった。何秒も経たないうちに、私たちは、まさにお手ごろと言える中サイズのベッドの前にいた。
ヘレンは私の方を向き、首に両腕を絡めて言った。
「これでいいと思うけど?」
私は、「完璧だわ」 と答え、さらに続けた。「正直に言うけど、私、本物の女の子じゃないの」
ヘレンは笑顔で私を見上げた。
「知ってるわ。マリアがサミーに言ってるのを聞いたもの。あなたが、男の子の体をしているけど、感じやすくて可愛い女の子で、パートナーを喜ばせるのがとても上手だって。私、あなたのような女の子とセックスしたことないの。どんな違いがあるか確かめてみたくって。もっとも、本物の女の子ともセックスしたことないから、私は、レズっぽいことを期待してるわけじゃないのよ」
私はわざわざ言葉で説明することはせず、ただ、ヘレンを抱き寄せて唇を合わせた。
1分ほどキスをした。ヘレンの唇はとても柔らかく、甘い味がした。でも、ヘレンも私も、キスが目的ではないのは確か。絶え間なくキスを続けながら、私は彼女のTシャツを手繰り上げて、脱がせた。ヘレンはブラジャーをしていなかった。小ぶりの乳房だけれども、すごく張りがある。乳首は小さな小石のように固くなっていた。胸が小さめなので、乳首が大きすぎるように見えた。
ヘレンは私のスカートのホックを外し、私は、それを脱ぎ降ろした。脱いだスカートから注意深く踏み出し、ヘレンをベッドに押し倒した。彼女には私のTシャツは脱がさせなかった。私の胸は本物じゃなかったから。
さらにもう2分ほどキスを続けた後、私はヘレンの体の方へ関心を移していった。首筋から胸へとキスをしていく。胸にはできるだけ時間をかけた。時間が限られているのを知っていたので、先を急ぐ必要があった。さらに下方へ降りていく。ヘレンのお腹から、足の間のV字ゾーンへと。
移動してすぐに、ヘレンが私と同じくらい興奮していることが分かった。彼女のあそこから出てくる香りでそれが分かる。ヘレンは、とても強烈な女の匂いを放っていて、頭がくらくらするほどだった。その香りに抵抗できず、私はしゃにむにヘレンのあそこを舐め始めた。そこは温かく、とても濡れていて、味も絶品だった。外回りの部分を舐め清めた後、舌を尖らせ、中に差し入れた。中は炎が燃えているような熱を帯びていた。
2分ほど舐め続けた後、私は彼女のクリトリスに集中し始めた。小柄な女の子にしては、とても大きなクリトリスをしていて、冠状に堂々と突き出て、見るからに私に愛撫を要求しているようだった。最初は優しく舐めていたが、その後、舌面を使ってどんどん力を入れて舐め続けた。そして最後には、その可愛い突起を強く吸い始めた。
吸い始めたことで、ヘレンは急速にオルガスムに高められたようだった。全身が強張るのを感じたし、腹の底から出てるような溜息が唇から漏れるのが聞こえた。その後、「あっ! ああっ!」と短い喘ぎ声が続き、最後には喜びを伝える甲高い叫び声を上げていた。ヘレンのあそこは、彼女が体を痙攣させるたびに、川の流れのようにびゅっびゅっと愛液を噴出していた。
とても長いオルガスムが峠をすぎた頃、ヘレンは切羽詰った声で言った。
「私にやって、ステフィー。やって! 中に来て、お願い」
この求めを断れる人はいないと思う。
私はパンティを履いたままだったので、それを脱ぐのもわずらわしく、前のところを少しだけ降ろし、睾丸とクリトリスだけを出して、ヘレンの足の間にひざまずいた。ヘレンは私のクリトリスを握り、半分、私を導き、半分、私を自分のあそこに引っ張るようにして、引き寄せた。
さっきはヘレンのあそこが熱いと思ったのだけど、その奥の状態に比べたら、表の部分は生ぬるいとしか言えない。彼女は、あの中に小さな溶鉱炉を持っているような感じだった。
私も、興奮が急速に高まっていたし、ヘレンのあそこの熱に圧倒されてたので、あまり長続きできないと感じていた。速く強いピッチで出し入れを始める。ヘレンにも、そういうやり方が良かったようで、彼女自身、私のスピードに合わせて腰を上下に動かしていた。私たちは、すぐに、ひーひーと子豚のような声を上げて、下半身をぶつけ合っていた。
予想通り、私はすぐにオルガスムが高まってきて、何分も経たないうちに限界に来ていた。喘ぎながら、「もうすぐイキそう!」 と伝えると、ヘレンも 「私は、もう、さっきからいってるわ!」と叫んでいた。撮影の時からずっと堪えてきたためか、ヘレンの中に噴射した時、私自身のすべても白濁と一緒に彼女の中に噴出していったような気がした。
射精が終わり、がっくりと力が抜け、彼女の上に倒れそうになったが、かろうじて両肘をついて自分の体を支えた。ヘレンと私は、ハアハアと荒い息づかいをしながら横たわり、時々、キスを交わし、相手の唾液で喉を潤した。
やがて私もヘレンも呼吸が落ち着いて来た。
「マリアが、あなたは素敵だって言ってたけど、本当だわ。私がして欲しいことが、全部、分かっているみたい。一日中でも、あなたと一緒にいられそう。だけど、もう行かなくちゃいけないわね」
「ヘレンも素敵だったわ。でも、そうね。行かなくちゃ。マリアが私を探していると思うから。でも、服を着る前に一つだけしたいことがあるの。これは、私が誰かと愛し合った後、いつもしていることだから」
私は、そう言って、柔らかくなった私のクリトリスを彼女の中から抜いた。
ヘレンから抜いた後、体を下方へ滑らせ、ヘレンのあそこから流れ出ているジュースを舐め始めた。いつもそうだけど、私が愛し合った人からは、量的にたくさん流れ出ていた。けれど、この日は特に量が多い感じだった。
「え、何をしてるの、ステフィー? ええ? また舐めようとしてるの? 信じられない」
このヘレンの言葉から、ヘレンの相手になった人の誰も、彼女に口で後始末の清めをした人はいなかったのだろうと分かった。私は、口を使って、もう一度、彼女をオルガスムに導き、その後、ようやく彼女の陰部から口を離した。
少し休み、ようやく、最後のオルガスムから立ち直ったヘレンが言った。
「これまで、これをしてもらったことなかったわ。とても良かった。あなた、いつもしているの?」
「いつもというわけじゃないけど、ほとんどいつも、とは言えるかも。私、あの味が好きなの。それに、愛し合った人をきれいにすることになるし」 私は、恥ずかしながら言った。
ヘレンは私にねっとりとキスし、それから、私の顔をちょっと舐めた。
「うむむ・・あなたがどうしてこの味が好きか分かったわ。あなたのは、私が出させたたいていの男たちと違って、嫌な味がしないもの。飲んであげてもいい感じ。ほとんど味がないから」
私は、ありがとうと言うかわりにキスをした。そして二人とも服を着た。
服を着て、倉庫から出て、歩いていると、ヘレンが訊いてきた。
「ねえ、もう一度、会えない? あまり、急がなくても良い時に、もう一度? あなたに、決まったボーイフレンドとかガールフレンドがいるなら話しは別だけど。マリアとは、決まった関係にあるわけじゃないのよね?」
「私とマリアは愛し合うけど、専属の関係ではないわ。他にも愛し合う人がいるけど、誰も、決まった恋人という関係じゃないの。ええ、私も是非、またあなたと会いたいわ。映画を見に行ったり、何かそういうことをしましょう?」
「いいわねえ。なんかデートの約束をしているみたい。今度の土曜日はどう?」
「トレーシーに聞いてみるけど、多分、構わないと思う。電話番号を教えて? 後で確認の電話をするから」
ヘレンはもう一度わたしにキスをし、それから二人で、みんなが待っているところに戻った。
セットの場所に戻ったら、マリアが私たちのところに近づいてきた。
「あら、やっと現れた。あちこち探したのよ。もうすぐ出発するわ。今はマークが私たちに小切手を持ってくるところ。・・・あら、ハイ、ヘレン! ステファニーと仲良しになってきたところ?」
ヘレンは顔を赤らめた。
「ええ、ずいぶん仲良しになったわ。それ、構わないわよね?」
マリアはくすくす笑った。
「もちろん、全然!」 それから私に向かって言った。「ステフィー? もうすぐ出発しなくちゃいけないけど、その前に、お化粧を直した方がいいかも。あなた、まるで、何か濡れたものに顔を擦りつけてきたような顔になってるわよ」
今度は私が顔を赤らめる晩だった。私は急いで化粧室に行った。振り返ると、マリアとヘレンがおしゃべりをしているのが見えた。
化粧と髪の毛を整えて戻ると、マリアはローレルとおしゃべりをしていた。ヘレンの姿は消えていた。
マリアのところに行くと、彼女は紙切れを私に渡した。
「ヘレンからこれを預かったわ。携帯の番号だって。土曜日のことについて分かったら電話してって言ってたわよ。さあ、それじゃあ、みんな、帰りましょう」
私は、マリアが「みんな」と言ったので驚いた。ローレルがマリアの後をついていくのを見て、さらに驚いた。
車では、マリアが運転席に、私は助手席に、そしてローレルが後ろの席に座った。
「ローレルは、カリフォルニアに留まるか、ニューヨークに戻るか決めるまで、2週間ほど私たちのところに泊まることになったの」
「ねえ、あなたたち2人、マークの恋人なの?」 ローレルが訊いた。
「トレーシーも混ぜて4人とも恋人同士よ。でも、もうちょっと複雑かな。ステフィーはマークとトレーシーのメイドで、私はコックをしているのは知ってるわよね。私たちはマークたちと同じ家で暮らしているけど、寝室は別々なの。何だかんだ言っても、女の子には、自分だけになる部屋が必要だもの」
ローレルはフロント・シートにもたれかかって、悪巧みを話すような口調で言った。
「と言うことは、彼の奥さんもこのことをご存知ってわけ?」
私もマリアもくすくす笑った。
「ステフィーも私も、マークたちと素敵な夜を過ごしてることからすると、それにはイエスと答えなくちゃいけないわね」
「私も混ぜてもらえると良いんだけどなあ。ニューヨークにいた時、マークに一度、犯してもらったことがあったの。彼のなら、もう何回か、突っ込まれても良かったんだけど。だって、彼って、女の子をとろけさせる方法をよく知ってるんだもの」
ローレルは夢見るような表情を眼に浮かべて話した。あの表情なら私も知っている。私自身が何回か浮かべた表情だから。
マリアは、道路を見ていたのでローレルの表情は見ていなかったけれど、ローレルの気持ちは理解していた。
「うふふ。その気持ち分かるわ・・・」
その後、私たち3人は、ずっと談笑しながら家に戻った。
家に着くと、トレーシーが玄関に出迎えてくれた。ローレルと握手しながら、彼女は言った。
「まだ私たち紹介しあったことなかったわね。私はトレーシー。マークの妻。ようこそ、私たちの家へ! あなたのバッグとかは、すでにあなたの部屋に運び込んであるわ。これからお部屋に案内するわね」
トレーシーはマリアと私の方を向いた。「あなたたち2人は、シャワーを浴びて、何か居心地が良い服に着替えて。夕食は外に注文してあるの。30分くらいで届くはず。マークが帰ってきたら、みんなで食べましょう」
トレーシーがローレルを連れて行くと、マリアは私を見て言った。
「私、何か着るものを取ってくるわ。あなたの部屋のバスルームで待ってて。私と一緒にシャワーを浴びても良かったらの話しだけど」
マリアが私にシャワーを誘ったのは、これが初めてだった。どうしてマリアが誘ったのか、私にはよく分からなかった。いつも、ほとんど、いつも、一緒にシャワーを浴びていたから。
「マリア? 私がマリアと一緒にシャワーを浴びるのが好きなのは、知ってるはずなのに・・・どうして?」
マリアは微笑んで、私の耳を触った。
「特に理由はないわ。シェイク2回するうちに、行くから、待ってて」
シェイク2回というのがどういう意味か分からなかったけれど、マリアが、とても早くくやって来たのは確かだった。というのも、彼女が私の寝室に入ってきたとき、私はまだ服さえ脱いでいなかったから。マリアは、素早く服を脱ぎ、先にバスルームに入っていった。私がバスルームに入った時には、彼女は自分用のエネマと私のエネマを用意していた。
前にも言ったことがあったけど、私はエネマをすることはプライベートなことと思っていて、他の人の前でするのはイヤだった。でもマリアと一緒にするのは、構わないと感じていた。一緒にしたことが何度もあったし、今回も、同じことだった。でも、この時は、一つ、他の時と違うことがあるのに気がついた。この時、マリアはエネマを入れながら、だんだん勃起していたことだった。それがどういうことなのか、私はよく分からなかったけれど、別に、それに不平を言うつもりはなかった。
2人とも、すっかり洗浄を済ませた後、マリアと2人でシャワーを浴びた。優しくキスをしながら、互いの前のところを洗い始める。私は、マリアと一緒にシャワーを浴びるのが大好きなのだけど、その理由は、彼女がシャワーではとても愛情豊かに接してくれるからだと思っている。私たちは、シャワーに入ると、ほとんどいつもキスをしてる。
2人とも前がすっかりきれいになると、マリアは私を後ろ向きにさせ、私の背中を洗い始めた。マリアは、優しく私の肌を擦り、何度も背中にキスをしてくれた。
「ねえ、私、ポルノの撮影で、嫌いなことが一つだけあるの。それは、撮影でのセックスが、あまり満足できないということ。確かに、そのセックスでも、いっちゃうし、気持ちも良いけど、カメラの前でいった後、どういうわけか、いく前よりも、もっとエッチな気持ちになっちゃうのよ」
私はくすくす笑った。
「うふふ・・・ということは、マリアは今、エッチな気持ちになっているの?」 私は、マリアの答えをすでに知っていながら、そう訊いた。
するとマリアは私を抱き寄せた。彼女のクリトリスが私のお尻をつついているのが感じられた。
「・・・ええ、とってもエッチな気分なの・・・」
私はお尻をくねらせ、マリアの固いクリトリスをお尻で擦った。
「マリア? ここで私にやりたい? それともベッドで?」
マリアは返事をするのももどかしかったのか、私の手を取って、シャワーから連れ出し、寝室へ向かった。
ベッドのところに来ると、マリアは両腕で私を抱きしめ、キスを始めた。そして、ほどなくして、私たちは、2人ともベッドに横向きに横たわり、キスをしながら、それぞれの手で互いの体を愛撫しあっていた。
マリアに胸を触られていたけれど、不思議な感じがした。というのも、私は、完全に裸の姿でマリアと愛し合うのは、この時が初めてだったから。これまでは、たいてい、私はナイティを着ていたか、胸にブラジャーをつけていた。でも、素肌の胸を触られ、不思議な感じだったけれど、この方がずっと気持ちいいのは確かだった。乳首が固くなっていて、それをマリアに吸われたり、甘く噛まれて、私は泣き声をあげた。
「あっ、あああん・・・ううん・・・」
自然に女の子のような泣き声になっていた。私は乳首を吸われ、楽しんでいたけれども、マリアは、そればかりに時間を使うことはしなかった。すぐに乳首を離れ、顔を下のほうへ動かしていった。ちょっとお腹のところで止まり、おへそを舐めてくれた後、さらに下へ移動し、すでにすっかり固くなっていた私のクリトリスへと降りていった。
マリアは私のクリトリスを口に入れて、吸ってくれたけれど、その吸い方は、まるでガツガツ食べるようなやり方で、私は、マリアは私を彼女の口に出させるつもりなのだろうと思った。でも、マリアは別のことを考えていたらしい。マリアの口に出してしまいそうと思ったちょうどその時、彼女は口から出して、今度は私の無毛の睾丸を舐め始めた。
でも、その部分にもマリアは時間をかけなかった。彼女の望むものは、そこの下のところにあったから。睾丸を舐め始めて、1分も経たないうちに、マリアは私の両脚を持ち上げ、その下にある私のエッチ穴を舐め始めた。
マリアの舌はとても気持ちよかった。穴の入り口のまわり全体を、気分を入れて、ねっとりと舐めてくれる。彼女が舌を差し込んでくるのを感じ、私も筋肉を緩め、舌が滑り込みやすいようにした。
マリアは舌を尖らせ、私の穴に出し入れを続けてくれた。2分くらい、そうされているうちに、私は気持ちが高ぶってきて、もっともっと欲しくなっていった。舌でなくて、彼女のクリトリスを入れて欲しい。その望みを伝えるのは、恥ずかしい感じもしたけれど、そんなプライドを、高ぶった気持ちは超えていた。
「お願い、マリア! 私にやって! マリアのクリトリスを入れて! マリアのが欲しいの! 入れて欲しいの! お願い!」
私は、切羽詰った少女がおねだりするような声で叫んだ。
それを聞いて、マリアは、即座に、掲げた私の足の間にひざまずき、すばやく自分の唾液でクリトリスを湿らせた。そして、ゆっくりと私の中に入ってきた。私に痛みを与えないように注意してくれている。でも、私は、ペニスや、男クリトリスを入れられ痛みを感じるようなことは、ずいぶん前に過ぎていた。マークが私の慣らし運転を充分にしてくれていたから。マークの棍棒のようなペニスで慣れさせてもらった後は、どんなものでも快感だけになっていた。
マリアは根元まで私の中に入れ終わると、ゆっくり出し入れを始めた。最初はゆっくりで優しい動きだった。でも、この日の私はもっと激しいものを望んでいた。
「マリア、強くやって! やりたいように、激しくやって! お願い!」
マリアもそれを望んでいたようで、すぐに、激しい動きになってくれた。
普通だと、マリアは、私とするとき、かなり長い時間をかけてセックスしてくれていた。深く、ゆっくりとしたストロークで数分間続けて、その後、私かマリアのどちらかが、強く、速くするように求める、という風に進むのが普通だった。でも、この日はマリアはとても興奮していて、私の求めもあって、挿入してすぐに、私のあそこに対し、全力で激しい打ち込みをしていた。体がぶつかり合う音が鳴り響いていた。
マリアに激しく体を揺すぶられて、私も快感に最高の気分だった。マリアならもっと強くできると知っていた私は、彼女の顔を見つめながら、息を荒げて、おねだりし続けた。
「ああ、感じる! いいわよ、マリア! もっと、もっと、強くやって! お願い!」
マリアのクリトリスに裏門を激しく貫かれながら、私は両手を伸ばし、彼女のDカップの胸をいじった。赤いマニキュアの爪を使って、マリアの両乳首をつまんだり、指の間に挟んで転がした。
こういったセックスだと、長く持続するのは無理で、やがてマリアはオルガスムに近づいていった。それを察してマリアはピストン運動のリズムを緩め始め、その代わり私のクリトリスを握って、しごき始めた。彼女は、すごく強い力で握り締め、しごいた。まるで、私のクリトリスの息の根を止めようとしているように強く握り、命を搾り出そうとしているようにしごいた。
あそこにピストン運動を受け、同時にクリトリスをそんな風に愛されていた私は、ひとたまりもなかった。
「あっ、あっ、ああっ、あああぁぁぁぁん・・・!!!」
私は絶頂を迎えた女の子のように叫び声をあげた。同時に濃密な白い液体が私のクリトリスからロープのようになって飛び出し、私のお腹の上に着地した。マリアも、私の絶頂からすぐに、打ち込みがぎこちないリズムになっていった。
「ステフィー、私もいくわ!」
そう告げ、私が種液を出しきってすぐに、彼女のを私のお尻の中に放出した。
マリアは体を震わし、肩に抱えていた私の両脚を放すと同時に私の上に覆いかぶさってきた。ハアハアと息を荒げるマリアの体の下から、私は優しく彼女の体を抱きしめていた。やがて、マリアのクリトリスが私の中から滑り出て行くのを感じた。
マリアはゆっくりと体を転がし、私を抱いたまま横寝になった。2人ともキスをして、互いの呼吸が落ち着くのを待った。
やがて2人の息づかいが普通の状態に近づいた。マリアは私の顔を見つめて言った。
「ありがとう。とてもしたかったの」
私はマリアにすがり付いて、彼女の首筋にキスをした。
「私も同じだったのよ。今日の撮影を見てたら、すごく興奮しちゃってて・・・」
マリアは私の額に軽くキスをした。「でも、それって、ヘレンとでは興奮を鎮められなかったということ?」
私はマリアの左の乳首をいじりながら言った。「ヘレンとしたことはとても楽しかったけど、私、どっちかと言うと、今のように、受け手に回る方が好きみたいなの。誰が相手でも、セックスする方に回ると、自分が男になってる感覚が強くなってしまうのよ。私は、やっぱり、どちらかと言うと、女の子になっている方が好きで、だから、女の子のように、セックスされる方になった方が興奮するの」
マリアは私を抱きしめた。
「でも私はあなたにするのも大好きよ。・・・それに、一つ、あなたに言うけど、正直に言って、あなたとヘレンが一緒に出てきた時、ちょっと私、嫉妬を感じちゃったのよ」
「ごめんなさい。それがいけないことと思っていなかったから」
マリアは私のあごを軽く抑え、唇にキスした。
「謝ることは全然ないわ。あなたを所有しているわけでもないし、他の人とセックスしてはいけない関係にもなっていないんだから。私こそ、嫉妬心なんか感じちゃいけなかったのよね」
それからしばらくキスしていたら、部屋のドアをノックする音が聞こえた。
ノックの音に、私はすぐに服を着たいと思ったけれども、マリアが、私を止め、「誰?」と訊いた。トレーシーが頭だけ出して部屋を覗き込んだ。
「ディナーが届いたわよ。マークも帰ってきたし。だから準備ができたら出てきて。あ、それと、あんまり着飾らなくていいわ。ローレルと私はパンティとローブだけだし、あなたたちも同じでいいはずよ」
「すぐに行きます」 マリアがそう答えた。トレーシーがドアを閉めると、私に向かって、「もう一度、体をきれいにしたら、だけどね」 と言った。
私はマリアともう一度バスルームに入り、私がアヌスをもう一度洗浄した後、2人で一緒にシャワーを浴びた。その後、2人とも軽くお化粧をし、着替えをした。私はタップ・パンツとローブを着た。もっとも、ローブの下には、ブラジャーと、偽乳房とTシャツを着たけれど。私は、今や、偽乳房をつけずに部屋の外に行くのは、気分的に居心地が悪くなっていた。
ダイニングでは他のみんなが私たちが来るのを待っていた。マークはいつものようにテーブルの先頭に席取り、トレーシーは末席に座っていた。ローレルはマークの左側に座っていて、私とマリアはローレルの向かい側に座った。私はマリアとトレーシーの間に座った。腰を降ろす時、トレーシーが私の手を握った。
それぞれの食器に料理が盛られるのを待って、マークが口を開いた。
「君たちの今週分の給料と、今日の撮影分の給料の小切手だ。特に、ステフィー、今日は手伝ってくれてありがとう。君の手伝いがなかったら撮影を終えられなかったと思ってるよ」
マークはマリアと私に2枚ずつ小切手を渡した。この時はマリアは小切手の額を覗き込んだ。少なくとも撮影に対してもらった額を確かめていたと思う。私も自分のを見てみた。最初のはメイドの仕事に対しての報酬で、500ドルから税金分を差し引いた額だった。2枚目の小切手を見て、その額に驚いてしまった。750ドルから税金分を差し引いた額だったから。
これは間違いだと思った。こんな多額のお金に見合うことは何もしなかったから。
「マーク、私、これ間違いだと思うんです。今日、私がした、些細な仕事にしては額が大きすぎると思うの」 そう言って小切手を返した。
マークは額面を見ることすらしなかった。
「マイクはしっかりしてるから、間違いとは思わないね。フラッファーの仕事に対して、750は相場だよ」
「今日の仕事に対しては、凄い大金のように思えるわ。私、こんなにたくさんもらうのに値しないと思う」
「アハハ! そういうことを、これで生計を立てている人の前では言わない方がいいな。不十分だって苦情をいうのが大半なんだから。だが、真面目な話し、今日の君は重要な役割を果たしたんだよ。他に2人女の子がいたんだが、体の具合が悪いので休むと言ってきたんだ。その時には、この映画を撮るのに2日間掛かると思ったよ。もしそうなったら、カメラ要員と照明要員にもう1日分余計に賃金を出さなければならなかったんだ。だから、煎じ詰めると、君は今日、うちの会社が数千ドル、余分に出費するのを防いでくれたんだよ」
私はまだ納得していなかったけれど、マークは頑固にお金を受け取らないだろうから、お金を返す方法はなかった。
「まだ、どこか間違っていると思いますが、ありがとうございます」
と、最後に言って受け取った。マークはまた、笑った。
「アハハ。どういたしまして。もし、もっとお金を稼ぎたかったら、次の映画の時には、有能なフラッファーとして働いてくれてもいいよ。ここにいるローレルには今月、もう2本やってもらう契約をしているんだ。その2本の両方でステフィーも働いてくれてもいいよ」
本来、露骨に大喜びすべきじゃないとは分かっていたけど、私は、どうしても喜びを隠すことができなかった。それに豊胸手術を受ける時に、そのお金を使えるかもしれない。
「トレーシーさんがよければ、ぜひ、させてください」
トレーシーは私の手を取って言った。「私なら、あなたがここでの仕事をこなしてくれる限り、問題ないわ。まあ、どうであれ、家の掃除をきちんとしてくれていたらお給料をあげるから」
「ここでのお仕事はきちんとします。約束します」
トレーシーは私の手を握り、「あなたならちゃんとできると分かってるわ」と言った。
その夜は、マークとトレーシーにとって2人だけで愛し合うラブ・ナイトとなった。後で知ったことだけど、マークが撮影をした日はいつも必ず、ラブ・ナイトになるらしい。多分、マークは、日中、撮影で見たいろいろなセックスに刺激を受け、彼が一番愛している人と2人っきりになりたくなるからだろうと思う。
トレーシーとマークが寝室に入った後、私とマリアとローレルの3人で、2時間くらいテレビを見て、その後、眠ることになった。その夜は、ローレルは、私のベッドで、私とマリアと一緒に寝た。私は両方から満たされ、楽しい時を過ごした。最初、私はローレルの18センチのクリトリスをおしゃぶりしながら、マリアに後ろからしてもらった。その後は、マリアで、私が口を、ローレルが彼女のアナルを楽しんだ。最後は、マリアとローレルが69の体位で互いのクリトリスをしゃぶりあって、私はローレルのあそこに出し入れをしていた。最後には3人とも眠ってしまったけれど、私はマリアの乳房に顔を埋めていて、ローレルは後ろから私に抱きついて眠っていた。
翌朝、マークとトレーシーに朝食を出し、2人の世話をした後、ベッドに入ったままのローレルのところに朝食を持っていった。ローレルは、メイド服を着ている私を見るなり、驚いていた。
「メイドをしているって冗談じゃなかったのね」
「ええ、本当ですよ。私のユニフォームいかがです?」 そう言ってピルエット(参考)をして見せた。
「うふふ・・・とってもセクシーよ。あなたをベッドに押し倒して、一発やりたくなってしまったわ」
私はちょっと媚びた笑みを見せながら言った。「今日は仕事がたくさんあるの。だから、今はダメよ」
ローレルは私の太ももを、さっと触った。「我慢しようとはするけど、約束はできないわね」
ローレルはお昼頃までは、確かに我慢してくれた。彼女は、小部屋でほこりを拭いていた私を見つけ、いきなりテーブルに私を押し付け、後ろから襲い掛かった。メイド服を着たままの私をテーブルに覆いかぶらさせ、ソング・パンティの股間部分を脇にずらし、彼女のクリトリスを私の中に入れてきた。前戯なしで、されたのは、この時が初めてだったけど、実際、とても興奮し、2人ともあっという間に達してしまった。ローレルは私のお尻の中に、私はパンティの中に射精した。
ローレルは射精を終えると、私にキスすらせずに、部屋を出ていってしまった。私は自分の寝室に戻って、体を洗浄することしかできなかった。それに下着も新しいのに変えた。このときの出来事については、私もローレルも、何も話さなかったけれど、それから毎日、お昼近くになると、ローレルは私を見つけ、その度、私の体を使っていった。私自身、毎日、お昼近くの時間を楽しみに待つようになっていった。夜はと言うと、ローレルが私と一緒のベッドに寝るときは、彼女はとても愛情深い愛し方をしてくれていた。けれど、昼間は、私の体を、まるで召使のように扱っていた。
ある日の夜のことだった。その夜は私とマリアだけで寝ていて、ローレルはいなかった。彼女はトレーシーとマークのところに招待されていたのだった。マリアが、ヘレンにやきもちを焼いた気持ちが分かったような気がした。ローレルのことを羨ましいと思ったから。ローレルがマークたちと同じベッドにいるから羨ましいのではなく、私がマークたちのベッドにいないことが辛かった。マークの素敵なペニスを入れてもらえたらと、寂しく感じていたから。
水曜日。この日も、マークの書斎にいたところを、ローレルに見つかり、彼女に犯されたのだけど、体を洗い清めた後、トレーシーを捜しに家の中を歩いた。トレーシーは、プールサイドで日光浴をしていた。私は日焼けオイルのビンを見つけ、彼女の脚に塗り始めた。トレーシーは私が塗り始めるまで、私が来たことに気づいていなかった。
彼女は目を開け、にっこりと微笑んだ。「ありがとう、気が利くわね。あなたもビキニに着替えて、一緒に日光浴しましょう。あなたが今週分の仕事をこなしておこうと、一生懸命してるのは分かっているわ」
10分後、私はトレーシーのいるプールサイドに出た。新しい赤のストリング・ビキニ(参考)を着た。股間のアレがかろうじて隠れる程度で、胸を隠す部分の布地があまりに小さいので、偽乳房をつけることができなかった。
プールサイドに出て行くと、トレーシーは腹ばいに横たわるように言った。背中にローションをつけてくれると。言われた通りにした。彼女は私にローションを塗りながら話しかけた。
「今夜は、例のグループの最初の夜じゃなかった?」
「ええ、そうです。来るように言われているんです。よろしいですか?」
「もちろん、構わないわよ。大きな変化をしちゃう前に、何か、カウンセリングのようなものを受けて欲しいと思っているの。で、どうやって行くつもりなの?」 トレーシーは私の肌にオイルを塗りこめながら訊いた。
「タクシーで行くつもりです。一人で行くつもりだから」
トレーシーはふざけ半分に私のお尻を叩いた。「タクシーなんかダメよ。あなたがタクシーが来るのを待ちながら、一人で立っているなんて、私は許さないから。私の車を使いなさい。そうすれば一人で行けるでしょう? 運転はできるわよね?」
「ええ、本当に車を使っていいのですか? すごく高級な車なのに」 あの車を使えるかもしれない可能性にワクワクしていたけれど、慎重に尋ねてみた。
「うふふ、もちろんよ。保険があるし、あなたなら慎重に運転するだろうと分かっているから」
「ありがとうございます、ミス・トレーシー。とても嬉しいです」
「気にしなくていいわ。それより、私に話したいことは他にあるんじゃない?」
どういうわけか、トレーシーはすでにヘレンのことを知っているような気がした。
「ええ・・・撮影の時にいたヘレンが、セット以外の場所で、私と会えないかと訊いてきたんです。今度の土曜にデートをすることになったんですが、まだ、確かにデートをするとは返事していないんです。彼女とデートに出てもいいですか?」
「マリアから聞いたわよ。撮影の後、あなたたちだけでどこかに隠れたそうね。彼女とセックスしたの?」
私は嘘はつけないと分かっていた。嘘をついたらどんな罰を下されるか知っていたから。だけど、そもそも嘘をつく必要性も感じていなかった。他の人とセックスしてはいけないと言われたことがなかったから。
「撮影の時のセックスシーンで、私も彼女もすごく興奮してしまってて、2人で倉庫に入って、高ぶった気持ちを落ち着けあったんです」
「そう・・・それなら、ぜひ、デートにいってらっしゃい。ここにいる私たちと違って、彼女はあなたと同じ年頃だし。もし、いい感じのデートができたら、日曜日にヘレンをここに連れて来るといいわ。彼女、とても可愛い子なんだけど、恥ずかしがり屋なところがある感じだから」
その話の後、トレーシーと数時間、日光浴をしてくつろいだ。1時間くらいして、ローレルとマリアも私たちに加わった。夕食の準備をする時間になり、私はシャワーを浴び、グループ・ミーティングに行く準備を始めた。
私は、マリアと一緒にシャワーを浴びてから、身支度を始めた。あまり裾が短すぎないドレスを選んだ。ピンク色で、裾は膝から5センチほど上の長さ。ノー・スリーブのドレスで、外が暑いことを考えると、それで完璧だと思った。ドレスの下には、ソング・パンティ。白のコルセットをつけてウエストをキュッと絞った。このコルセットにはブラもついているので、それで偽乳房を包むことができる。またガーターの機能もあって、それを使って、薄地の肌色のストッキングを吊るした。靴には、ヒール高7センチのミュール(参考)を選んだ。
鏡を見て、とても清純な印象の格好になったと感じた。少なくとも、そういう印象になるように狙っていた。それからお化粧をし、夕食のテーブルについた。
夕食は、あまり豪華なものではなかったし、これから初めてグループ・ミーティングに行く緊張から、あまりたくさん食べられなかったのも事実だった。出かけるときになり、トレーシーは私に車のキーを手渡し、気をつけてねと言ってくれた。それに何か連絡する必要が生じたときのために、彼女の携帯電話も貸してくれた。
注意深く運転してミーティングに向かった。免許証には、まだ男の子の格好の写真がついたままなので、警察に止められたくなかったから。女の子の格好をしているという理由で逮捕したりはしないだろうけど、どんな形であれ、警察と何かするのは避けたかった。
ミーティングは、私の担当医のオフィスがある建物と同じ建物の中で行われた。私のお医者さんのところに行く代わりに、その2階上にある心理医がいるオフィスに向かった。ミーティングが開かれている部屋に入ったが、私が、そこに来た一番最初のようだった。他には、何か書類を見ているグレーのスーツを着た年配の男性しかいなかった。
私が何か探している様子でいるのを見て、その男性が声をかけてきた。
「今晩は。何か御用ですか、お嬢さん?」
「今夜、グループ・ミーティングがあると聞いてきたんですが。エイクレス先生からの紹介で」 先生からもらったカードを見ながら答えた。
その男の人は、ちょっと書類をチェックし、それから立ち上がって言った。
「あなたはステファニーさん、別名スティーブンさんですね? 私がドクターの、マシューソンです。このグループは私が担当しているのです。エイクレス先生も、間もなくいらっしゃるでしょう」
彼は私に一枚の紙を渡した。
「できれば、これに書き込んでくれると助かります。質問アンケートです。あなたがどういう人か、理解するために役立たせたいのです」
書かれていた質問は、エイクレス先生に初めて面会した日に先生にされた質問とほとんど変わらなかった。あの日と同じ答えを書いたつもりだったけれど、まったく同じかどうかは自信がなかった。記入を終えるとすぐに、グループに入ってる他の人たちが到着し始めた。
グループは、私を含めて10人から成っていた。そのほとんどが、女性の格好をした男性だった。40代くらいの年配の男性もいれば、20代の男性もいた。私よりも若い男の子も、2人いた。その若い子のどちらも、いわゆるドラッグの格好はしていなかったが、非常に女性的な印象だったのは事実だった。
始めに、私は、自分が何者で、どうして女の子になりたいか、グループの前で、短くスピーチをしなければならなかった。スピーチは、最初は難しかった。というのも、私自身、どうして女の子になりたいか本当には分かっていなかったら。話すのが難しい状態は、初めて女の服を着始めた時にどんな感情を持ったかを話し始めるまで続いた。私は、女の子の服を着た時に、生まれて初めて自分らしく感じられたと、正直に話した。スピーチが終わる頃には、私はほとんど泣きそうになっていた。
他の人も、どう感じたかを話してくれた。それに、その人たちが、女装をすることで、家族に拒否されたことも。年下の子は、年が若く、まだ両親と生活しているため、いまだ自分を素直に表現することが許されずにいると話した。
ミーティングが終わる頃になると、私はトレーシーとマークに出会って、非常に運がよかったのだと悟っていた。マリアも加えて、トレーシーとマークは、私の支援の点で、非常に素晴らしい環境を作ってくれているのだと思った。私自身が計画して女性化しようとしても、これほどうまくはいかなかっただろう。最初に、トレーシーが私に女の子の服を着るようにさせてくれたこと。その幸運に、私は神様に感謝した。彼女は、最初から、私にそういう側面があることを見抜いていたに違いない。
ミーティングの後、エイクレス先生は私を連れて、彼女のオフィスに行った。オフィスに入るなり、先生は私に尋ねた。
「ステファニー? ホルモンで、何か具合が悪くなったところない?」
「ないと思います。そもそも、何の変化もないように思ってるんですが」
先生は微笑んだ。「まだ、効果には気づかないはず。でも、私が気にしているのは、あなたの食欲と性的な反応なの。まだ、前と同じように、勃起する?」
「食欲は変わりません。あと、性的な反応についても、知る限り、同じだと思います。つまり、何の問題もなく勃起できるということですが」
「そう。それは良かった。あなたのような女の子の中には、食べ物に関して、ホルモンの影響で困る人がいるのよ。食欲が出なくなるらしくて、ものすごく体重を落としてしまうの。もう一つは勃起の件ね。ホルモンによって、ときどき勃起の力が弱くなったり、ペニスの長さが短くなったり、体積が減ったりすることもあるの。そういうことが起きたら、私に話してね。そういった症状を抑える別の薬に変えられるから」
その後、先生は注射器を取り、それにホルモンを注入した。
「あなたの場合、問題はなさそうだから、これから少し量を増やすことにするわ。だから、何か変化に気づいたら、必ず私に話すこと。いいわね」
先生は私に注射をした。
「じゃあ、また来週ね。来週も、今日と同じ話題について話すことになると思うわ。このグループは、まさにそういう話をする場にすぎないかもしれないから」
私は、お尻にかすかな痛みを感じ、財布は200ドル分軽くなった状態で先生のオフィスを後にした。
木曜日、私はヘレンに電話をし、デートの約束を確認した。
「正直、あなたに、デートをキャンセルされるんだろうなって思っていたのよ。そうならなければ良いなあって期待はしていたけど」
2人で、何をし、どこに行くか話し合った。それから着ていく服の話に話題が変わった。ヘレンはジーンズを着るタイプの女の子で、私はドレスを着るタイプ。結局、私が着て行こうと思ってたドレスのことを話したら、彼女も同じようなドレスを着てくることに決まった。