「ジャッキー」 第5章 Jackie Ch.5 by Scribler 出所 第1章第2章第3章第4章 1/2 2/2
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これまでのあらすじ
ジャックは妻のアンジーの浮気現場を見てショックを受ける。彼はアンジーと知り合った頃を回想する。彼はある法律事務所でバイトをしていた。上司はすご腕のアンジーだった。仕事を通じ親密になった二人は一緒にケルト祭りに行く。その祭りでは、男はキルトのスカートを履く。ジャックはアンジーに促されるままスカートを履き、想像と反し居心地が悪いわけではないと思う。ケルト祭りの帰り二人はアンジーのアパートでセックスをした。下着を用意してなかったジャックはアンジーのランジェリーを着て眠るのだった。

翌朝、耳のところをアンジーにキスされながら目覚めた。経験がなかったが、こういうふうにされて目覚めるのはとても気持ちがいい。僕も目覚めた後、アンジーと二人で浴室に行き、二人でシャワーを浴びた。残念ながらその日はアンジーは出張に行かなければならないので、朝も忙しく、性的なことは何もしなかった。

僕はひげを剃ろうと思ったけれど、もちろん、自分のひげ剃り用具は持ってきていなかった。しかたなく、アンジーの持っている、ピンク色の使い捨ての剃刀と女性用のシェービング・ジェルを使った。そのジェルは桃の香りがして、ちょっとためらったが、他にどうしようもない。それにシャンプーや汗止めも彼女の使っているものを使った。これも花のような香りがしていた。シャンプーを終えた時点で、僕は、香水の強い香りはないものの女の子のような匂いを発していたのは確かだった。

そいう不慣れな浴室にいたからか、僕はアンジーより長く浴室にいたようだ。ようやく浴室から出て寝室に戻ると、ベッドの上に黒いパンティと、それにマッチした色のキャミソール、加えて、黒皮のズボンと黒いウールのタートルネックのセーターが置いてあった。僕は最初、これはアンジーが着るつもりで並べてるのだろうと思ったが、そうではなかった。僕のためだったのである。

アンジーはコーヒーを入れた大きなマグカップを二つ持って寝室に入ってきた。彼女はすでに黒皮の袖なしのジャンプスーツに着替えていた。そのジャンプスーツ、ズボンの部分はとてもタイトで、それを履くにはずいぶん苦労しただろうなと思わせるようなものだった。一方、トップの方はかなりゆったりとしているので、中にベッドに置いてあるのと似たウールのセーターを着ていた。

アンジーは僕にコーヒーを手渡しながら、「さあ、急いで着替えて。もうすっかり明るくなってるわ」と言った。僕のお尻を軽く叩いて、僕をせかす。

このときの僕を見たら、人は僕はこの時すでにすっかり飼い慣らされてしまっていたと言うかもしれない。というのも、僕はアンジーに問いただすことすらせず、パンティとキャミソールを着たからである。セーターには、はっきりと女性的な香りがしていた。後で知ったが、その香りはアンジーが衣装入れにいれていた匂い袋の香りだった。

そのセーターは僕にはきつく、裾もおへそのちょっと下のところまでにしかならない。これも後で知ったが、このようなセーターは、最近、女の子たちの間で流行っている最新のスタイルのセーターだった。お腹のところが露出したセーターを着た女の子を見たことがあると思う。

セーターを着た後、皮のズボンを履いた。その時になって気づいたが、そのズボンではチャックやホックが前でなく、腰の横のところについていた。これは女性用のズボンだったのだ。僕は反射的にたじろいだ。

「アンジー、これは君のズボンだよ。これを履いて外に出るなんて、僕にはできないよ」 ほとんど泣き声になって言った。

「あら、誰も気づかないわよ。今日は車に乗って地方に行くだけだから、誰も、そのズボンが男物か女物かを見分けられるほど近寄ってくる人はいないと思うわ。それに、あなたの衣類はもう洗濯機に入れちゃってるから、家に帰るときには着るものがあるから大丈夫よ」

僕は、僕の服を返してと言いかけていたところだった。だが、彼女の言葉で僕は言わずじまいになってしまった。

唖然としてアンジーを見ていたけれど、彼女は早く出かけなければと、少しイライラしている様子だった。服のことで文句を言ったら、彼女も機嫌が悪くなるのは確実だ。それに、今日は大半、車の中にいればいいのだから、僕の服装をチェックする人がいるとも思えなかった。結局、諦めて、その女物のズボンを履いた。アンジーはにっこり微笑んでいた。

そのズボンは非常にきつかった。アンジーが履いているズボンほどはタイトじゃなかったけれど、それでも履くのにひと苦労したのは事実だ。ウエストのところはかなり短く、腰のすぐ下までしか隠せていない。セーターも丈が短かったが、たとえ丈が長かったとしても、ズボンの中に入れることはできなかった。それほどタイトなズボンだった。

ようやくズボンを履くと、アンジーは今度は僕にブーツを差し出した。若干、ヒールが高くなっているブーツだった。横にチャックがついていて、それを開けてようやく足を入れることができる。特段、男物か女物か区別がないブーツのようだったけど、これはアンジーのブーツなのははっきりしていた。今日は、ずっと車の中にいられそうで良かったと改めて思った。

一応、身支度を整えると、アンジーは僕のことを抱きしめてくれた。まるで、このような服装になった僕を喜んでいると伝えるようなハグだった。

それから僕にキスをし、キスをしながら革製のズボンの上から僕のお尻をギュッと握った。僕も、勝手ながら、アンジーのお尻に手を当て、ギュッと握り返した。それにしても、本当に身体に密着したズボンなので、まるで裸の尻頬を握っているような感触だった。

キスの後、アンジーは化粧台に行って、唇に口紅を塗った。鏡に向かう彼女の後姿を僕は見つめていた。タイトな革製のズボンに包まれた彼女の臀部が、本当に見事で、どうしても目を奪われてしまったからである。この世に完璧なお尻があるとすれば、まさにアンジーのお尻こそが、その見本であると思った。

アンジーは口紅を塗り終えると、僕の方に近寄ってきた。手にはチューブのようなものを持っており、僕はすぐに、それは口紅だと思った。僕に口紅を塗るつもりなのだと。僕は遮るように手をかざして言った。

「口紅はやめてほしいよ。君が望む服は着るけど、化粧をするのはやめてほしい」

アンジーは笑って、手に持っていたチューブを差し出した。それは口紅じゃなく、リップクリームだった。

「これはあなたの素敵な唇がかさかさになってしまうのを防ぐためのものよ。それに、お化粧については、あなたがしてほしいと言うなら別だけど、私からあなたにすることはないから」

僕は化粧をしてほしいなんて言いっこないと言おうと思ったが、言いだす前に彼女は僕の唇にリップクリームを塗り始めていた。

そのリップクリームはサクランボの香りがするものだった。アンジーは僕の唇にそれを塗り終えると、僕の手を取って、階下のキッチンに連れて行った。

キッチンテーブルの上にはステンレスのサーモス(参考)が二つ置いてあった。後で分かったことだが、その中には熱いコーヒーが入っていた。それに、テーブルには黒い革手袋も二組おいてあったし、椅子の背もたれには、革製のジャケットが二着かけられていた。

アンジーは、そのジャケットの一方を僕に渡し、もう一方を自分で着始めた。ジャケットは特に男女の区別がないように見えたけど、ジッパーを閉めようとした時、位置がいつもと逆になっているのに気づいた。

ジャケットを着ると、今度は手袋を渡された。これは間違いなく女物だった。指のところが長く、細い。でも嵌めてみると、予想に反して僕にぴったりだった。もっと言うと、これまで試してきた手袋の中で、指のところが大きすぎないと感じた手袋は、これが初めてだったと思う。

身支度ができると、アンジーはサーモスをひとつ僕に渡して、言った。

「出発の準備はいい?」

「いいと思うけど、ちょっと僕たち厚着しすぎじゃないかなあ。車のヒーターは壊れていないんでしょう?」

アンジーは笑いながらガレージへと歩き出した。

「もちろん、車のヒーターは壊れていないわよ。それに車で行くとしたら、確かに厚着しすぎだわね」

ガレージに入ったとたん、どうして、こんなに厚着したのか理解した。ガレージの真ん中に、僕には巨大と思えるオートバイがあったのだった。アンジーが言うには、これはハーレーのワイドグライド(参考)で、3年前に買ったものらしい。

彼女はサドルの物入れにサーモスを入れ、エンジンの横についている小さなバルブを開けた。それから別のレバーを動かし、その後スタート・スイッチを押した。すぐにエンジンは唸り声をあげ、眠りから覚めた。

エンジンのアイドリングをしている間、アンジーは僕にフルフェースの黒いヘルメットを渡した。それを被ろうとしたら、彼女はちょっと僕をとめて、情熱的なディープキスをし、それから言った。

「オーケー、ビッチ(参考)、バイクに乗りな!」

僕がびっくりした顔をしてるのを見て、アンジーは笑いだした。

「別に悪気はないわ。ただ、バイク乗りたちは、後ろに乗る人をビッチって呼ぶでしょう? だから、今日はあなたは私のビッチになるのよ」

そう言って僕にもう一度キスをした。僕はバイクにまたがり、彼女の後ろに座った。そして、アンジーと一緒にヘルメットを被った。アンジーはバイクのハンドルに装着しておいた自動ガレージ開閉のボタンを押し、扉を開けた。そして、僕たちは道路に出たのだった。

僕は途中でどこかに立ち寄ったりしなければいいなと思っていたが、アンジーは、一度ガソリンスタンドに寄り、ガソリンを補給した。幸い、アンジーはクレジットカードで支払いをしたので、僕はバイクに乗ったままでいられた。5分ほどで給油は終わり、また道路に出て、町の中から郊外へと走った。

ほぼ一時間ごとに僕たちはバイクから降りて休憩をとった。乗りっぱなしだと背中が苦しくなるからである。止まる場所は、見晴らしが良い場所か、休憩場所だった。一緒に手を握ってベンチに座り、休むのが普通だった。

昼食時となり、僕たちはハンバーガーショップに止まった。屋外にテーブルが出してある店だった。多少、肌寒い日だったので、外のテーブルを使っている客はいなかった。アンジーはバイクを放置しておくのは好まず、いつも見張っていられるようにしたかったので、僕がバイクのそばにいて、その間に彼女は店内に行き、食べ物を買った。そして僕たちは、バイクの隣、屋外のテーブルでランチを食べた。

アンジーは、機会をとらえては、僕のことを「私のビッチ」と呼び続けた。バイクに乗る時も、「ビッチ席にお尻を乗せな」と言った。お昼過ぎには、僕もビッチと呼ばれるのが気にならなくなっていた。もちろん、彼女は、ちょっとふざけ気味に言ったり、セクシーに囁いたりする形でしか、僕のことをビッチと呼ばなかった。

バイク乗りが終わり、再びアンジーの家に戻ったときには、もう日が暮れていた。

僕たちはバイクに乗ったままガレージに入り、扉を降ろし、エンジンを切った。するとアンジーが僕に言った。

「バイクは楽しんだ? 最初、ちょっと怖がっていたようだけど、すぐにリラックスしたみたいね」

「ちょっと怖かったよ。バイクは危ないって聞いてたものだから。でも、君の運転が上手なのが分かったし、実際楽しかったから、後はずっと楽しんでいたよ。もう一度、バイクに乗って出かけるのもいいな。ただ、もう少し暖かだったら、もっと楽しいとは思うけど」

「そうなの。暖かい日だったらずっと面白いわよ。その時はトップはホールター(参考)になれるわ。ホールターを着ると、風にあおられて服から胸が出そうになるので、男たちが大喜びするの… うふふ… もう一度乗りたいってことは、あなたは、もう一度、私のビッチになりたいって思ってるわけね?」

彼女はからかい気味にそう言った。何も知らなかったウブな僕は、ああ、そうだよと頷いた。

アンジーは、バイクわきのベンチにヘルメットを置くと、僕の手を取って家の中に向かった。

「一緒にシャワーを浴びましょう。それからピザでも注文して食べましょう」

僕は彼女と一緒に寝室に入り、二人とも着ている服を全部脱いで、一緒にシャワーに入った。裸になった僕たちはシャワーに打たれながら、抱き合ってキスをし、互いに興奮を高めた。けれど、興奮しすぎてクライマックスに達してしまわないよう、適当なところでやめた。

シャワーの終わり近くになって、アンジーは剃刀とソープを取り出し、脚の体毛を剃り始めた。その行為は、僕の眼にはとてもエロティックに見えた。じっと彼女を見つめたままだった。アンジーは、股間のところにもソープをつけ、そこも綺麗に剃った。

アンジーはすっかり体毛の処理を終えると僕に言った。「私がヘアを剃るのを見て喜んでいたでしょう? うふふ… あなた、私のあそこを舐めるのをとても楽しんでいたようだし、ちゃんと剃れば口にヘアが入らなくなるからでしょ?」

「アハハ、そう。君の肌はヘアがないととても滑らかで気持ちいいんだ」

アンジーは僕をギュッと抱きしめた。

「ということは、あなたは、陰毛がない人に口唇愛撫をするのは、陰毛がある人にするよりも楽しいって言ってるのね?」

「まあ、確かにそうだね」

そう返事したが、返事したすぐ後に、次に何が起きるか察しがついてしまった。自分から仕向けてしまったようなものだった。

アンジーはニヤニヤ笑いながら僕を見ていたし、僕も、その笑みの意味が分かった。あの笑みは、彼女が法廷で証言者を自分の味方につけた時に浮かべる笑みと同じだったからだ。

「そう… あなたが、体毛がない陰部は体毛がある陰部よりも好ましいという意見に同意したとすると、私が楽しめるようにあなたも腰から下は無毛になるべきという意見に同意しなくちゃね?」

彼女が無毛の方が良いと言ってしまった以上、もはや反論はできなかった。

「何だか言いくるめられたようなものだけど、まあ、そうだよ。君が僕に無毛になってほしいと言うなら、そうすべきだと思う」

アンジーはまた僕をギュッと抱きしめた。本当に強く抱きしめてくるので、あばら骨が折れてしまうんじゃないかと思うほどだった。

「ちょっと待ってね。すぐに戻ってくるから」

彼女は一旦シャワールームから出ていったが、言葉通り、あっという間に戻ってきた。手にネイル(参考)の青と白のチューブを持っている。その時、たとえ僕がやめて欲しいと文句を言おうとしても、彼女は僕に言わせなかっただろう。チューブから手にたっぷりと液体を取り、いきなり僕の陰部や脚の間に塗りつけた。さらに、そこの部分だけにとどまらず、両脚とも、腿からすねに至るまで塗りはじめた。

「股間のところは分かるけど、君は脚までとは言っていなかったと思うけど?」 もはや手遅れとは分かっていたが、そう尋ねた。

「腰から下と言ったわよ。あなたの両脚は腰から下でしょう?」

もちろんアンジーが正しい。実際、腰から下と言っていた。だから、彼女が僕を後ろ向きにさせて、お尻にも塗り始めても、僕はあまり驚かなかった。

アンジーは僕の下半身全体に塗り終えると、立ち上がって背中にも塗り始めた。

「そこは腰から下じゃないよ、アンジー」

「うふふ… でも、無毛になってほしいと思うなら、そうすべきだと言ったのは、あなた自身じゃない? それに、あなた、体毛があってもしょうがないんじゃない? そもそも毛が薄い方だし」

この時点で、僕はすっかり諦めることにした。頭髪にさえ触らないなら、アンジーが望むとおりにさせようと思った。そのことを言うと、彼女は言った。

「あら、その点は心配しないで。この素敵な髪を傷つけるなんて絶対にしないから」

その言葉通り、彼女は僕の頭には触れなかった。でも、その他の部分については、あっという間に身体から体毛がなくなってしまった。腕や脇の下も脱毛したのである。液体を塗り、かなり時間がたった後、彼女はタオルを手にし、脱毛ジェルを拭い始めた。すべてを拭きとられた後、僕は改めてヌードという単語の意味を理解した想いだった。

シャワーから出た後、アンジーは脱毛ジェルをつけた場所すべてに潤いクリームを塗った。これはかなり気持ち良かったと言わざるを得ない。アンジーも僕の気持に気づいたと思う。クリームを塗りながら、僕がすっかり勃起してるのを彼女は見ていたから。

その後、二人で寝室に行き、アンジーは僕にパンティを履かせ、丈の短いネグリジェとローブを着せた。どれも花柄満載のものだった。次にアンジー自身も似たような格好に着替え、電話をしてピザを注文した。そして僕を化粧台の前に座らせ、僕の髪にブラシをかけ始めた。情けないことに、僕はこういうふうに彼女に世話されて、自分自身、とても喜んでいたのだった。

もつれ毛をすべて解き、きれいにブラッシングし終えると彼女は言った。

「ねえ? あなたの髪でちょっと遊んでもいい? あなたの髪、とても綺麗だし、ちょっとスタイリングを決めてみるのも面白そうなの」

「君の髪も綺麗だよ。そのカール、僕はとても気に入ってるんだ」

そう言えばアンジーは僕の髪の毛のことを忘れてくれるんじゃないのかと思って、そう言った。元に戻せなくなりそうなことを僕の髪の毛にするんじゃないかと気が気でなかったからだ。

「あら、ありがとう。私も自分の髪の毛は好きよ。でも実際は、あまりこの髪の毛では遊ぶことができないの。巻き毛がきつくて、ストレートにすることができないのよ。髪を切ること以外、違ったスタイルにすることはできないの。でも、あなたの髪は違うわ。いろんなことができそう。それに、私がいろいろいじっても大丈夫よ。もう一回、髪を洗えば、いつも通りに戻せるから」

仕方ないので、好きにしていいよと言うと、アンジーは立ち上がって、化粧台の鏡の前にタオルを垂らした。そのため、彼女がどんなことをするか僕には見えなくなってしまった。その後、アンジーは鋏を手にした。僕は死ぬほど怖かった。

「ちょっと不揃いの部分を切るだけよ。髪の毛の長さは変えないから」

アンジーは毛先をトリムすると、今度はヘア・アイロンを出して、数分間、あてた。それからブラッシングをしてカールを整えると、さらにカール用のブラシを手にし、それも数分間、使った。その後、僕の頭にスプレーをかけ、もう数分間、整髪を続けた。ようやく手入れが終わり、僕は髪をどんなふうにされたのか、今すぐにでも見てみたい気持ちになっていた。

アンジーは僕の前に立ち、全体を見回したうえで言った。

「まあ、ほんとに可愛いわ。ちょっとお化粧をしたら、本当の女の子のように見えるわよ」

「そんなのありえないと思うけどね」

アンジーはくすくす笑いながら、鏡の前に垂らしていたタオルを降ろした。鏡を振り返り、その中で振り返りながら僕を見ている人が目に飛び込んできた。信じられない。ヘアスタイルがまったく変わっていたばかりでなく、顔自体も変わっていたのである。

普段はストレートな髪で、後ろにまとめてポニーテールにしているのだが、今は綺麗なカールがいくつもできている。アンジーほどたくさんのカールではないにしても、かなりの数だ。それに全体としてウェーブがついていて、僕の顔の表情をかなり柔らかいものに変えていた。僕を見ている僕の顔は、依然として男性の顔ではあるのだが、男らしさのようなものが、もはやなくなっているのだった。

「ほら、言った通りでしょ?」 アンジーに声をかけられ、僕は茫然とした状態から我に返った。

「分からないけど、確かにそう思えるところがあるのは分かるよ」

「ほんとよ、信じて。ちゃんとお化粧したら、たいていの人をだませるわ」

ちょうどその時、玄関のチャイムが鳴った。

「ピザ屋さんね。さあ、一緒に下に降りて、テレビでも見ながら食べましょう。玄関には私がでるわ」

そう言ってくれてほっとした。こんな格好でピザ屋を出迎えるなんてありえない。

アンジーは寝室用のふわふわのスリッパを履き、それと同じものを僕の方に投げた。それから、玄関に出るために寝室から走って出て行った。

スリッパに足を入れたが、ちょっと僕にはきつい感じだった。アンジーとは他のところではほとんど同じサイズだが、靴のサイズだけは違うのだろうと思った。

階下に降り立ったとき、アンジーは玄関ドアを閉めたところだった。彼女はくるりと振り向き、僕にピザの箱を手渡し、テレビ部屋と彼女が呼んでる部屋の方向を指さした。たいていの人は、その部屋をリビングルームと呼ぶだろう。

その部屋に入り、コーヒーテーブルの上にピザを置いた。アンジーはワインを1本とワイングラスを二つ持って僕の後に続いて部屋に来た。彼女はそれぞれのグラスにワインを注ぎ、ソファの上、僕の隣に腰を降ろした。ピザを食べながら、彼女はこう言った。

「私たちの関係について話しあわなければいけないわね。それと私たちの関係を会社ではどうするかも」

「ということは、他の人には僕たちの関係を知られたくないということ?」

「いやな感じに思わないでね。あなたが新しいポジションについたわけだけど、私、他の人たちに、あなたがその地位を身体を使って獲得したなんて思われたくないのよ。でも、あなたのことが好きになったので、新しいポジションにつけることにしたのは事実だから。二か月ほどしたら、私たちがつきあってることを教えてもいいとは思っているわ。問題ないと私は思ってる。でも、さしあたり今は、二人だけの間にしておいた方が良いと思うの」

そのことについては僕もすでにかなり考えていた。アンジーは僕にとって、上司に当たるわけで、彼女が僕とのことで彼女自身の上司たちと問題になることは避けたかった。

「それが良いと僕も思う。これまでと同じに振舞うべきだと思う」

アンジーは僕を抱きしめた。

「ちゃんと分かってくれてるのね。あ、それにもうひとつ。私がレスビアンで、男嫌いだと言う噂について。お願いだから、その噂についてはそのままにしておいてほしいの。あの噂を、むしろ私に有利に働くようにいろいろ仕込むのにずいぶん長い時間がかかったのよ」

僕は唖然とした顔をしていたようだ。それを見てアンジーは声を上げて笑った。

「会社にいる、自称イイ男どもが、私がレズじゃないって知ったらどうなると思う? 蜂蜜にたかる蜂のように群れをなして私に襲いかかってくるわ。連中が私はレズだと思ってるなら、あの男どもも無駄なことに時間を使わないで済むのよ」

僕はなんてこったと頭を振った。それを見てアンジーは笑い、もう一口、ピザにかじりついた。

僕たちはピザを半分ほど食べただけで、その後はソファに座ってテレビを見た。犯罪ドラマを観ていたけど、僕もアンジーもそれほど集中して観ていたわけではない。ほとんど絶え間なくキスをしていたし、互いに相手の身体を触りあっていた。サテンに包まれた彼女の柔肌の感触が気持ち良かったし、彼女の手がサテンの生地を通して僕の身体を這いまわるのも気持ち良かった。

アンジーは、僕がシャワーから出た後、ずっと勃起した状態だったのを知っていた。ドラマが半分ほどすぎたころ、彼女は僕の身体を擦り降り、僕のサテンのネグリジェを捲りあげた。そして、サテンのパンティの上からちょっとだけ僕のペニスにキスをし、パンティを脱がしにかかった。パンティは全部降ろしたわけではなく、睾丸のあたりまでしか降ろさなかった。そこにくっつけたまま、アンジーは僕のペニスをしゃぶり始めた。

おしゃぶりを始めるとすぐアンジーは悩ましい喘ぎ声をあげて言った。

「やっぱりいいわ…ヘアがない方がずっといい。邪魔だもの」

それを聞いた瞬間、僕はこれからずっと陰毛なしになるのだろうなと悟った。

ペニスや睾丸を舐めしゃぶり、唾液まみれにすると、今度は口の中に入れ始めた。ぐいぐい飲み込み、亀頭が喉元に触れるのを感じるまでになると、今度は吸引しながら、ゆっくりと引き抜き始める。

濃厚なフェラチオをされ、僕は長続きしないと思った。もう何時間も興奮状態にされていたようなものだし、あまりにも気持ちいいフェラチオだったから。彼女の舌は僕のペニスを相手にダンスを踊っているように感じたし、また別の見方をすれば、蛇が獲物をいたぶっているようなイメージもあった。当然、僕はまもなく腰を突きあげて、オーガズムに突入する時のように睾丸がきりきり言いだすのを感じていた。

「ああ、アンジー、君のせいで、もうすぐイキそうだよ。ほんとに君の口は気持ちいいよ」 射精を警告する意味も込めて彼女に言った。

だがアンジーはそれにひるまず、口を動かし続けたし、吸い続けた。そして、それから1分も経たずして、一発目が睾丸から噴き出て、彼女の口の中に噴射したのを感じた。その後、アンジーは僕の睾丸をミルク絞りをするような手つきでしごき、二発目、三発目が噴射した。それから、もう三発出した後、とうとう射精が収まった。

アンジーは最後の噴射を口に収めた後、僕のパンティを元に戻し、その上からペニスにチュッとキスをした後、這い上がってきて、頭を僕の胸板に乗せた。僕は前の晩にしたのと同じように、彼女の顔を引き寄せ、ありがとうのキスをした。だが、今回は、そのキスでショッキングなことをされたのだった。

今回、二人の唇が触れ合っても、アンジーは口を開いて僕の舌を求める動きをしなかった。僕が舌を彼女の口に滑り込ませようとしても、唇を閉じたままにしていたのだった。しかし、二秒ほどすると、アンジーは少しだけ唇を開いたのだが、次の瞬間、僕の口に何かが入ってくるのを感じたのだった。

最初、それはアンジーの唾液だと思っていたが、それにしては卵の黄身のような濃さがあった。アンジーが僕の口に僕自身が出したザーメンを送り込んでいるのだと気づくのに、何秒もかからなかった。

千分の一秒ほどの間に頭の中で実に様々なことが駆け巡る。その速さには驚かされる。口に流し込まれたのを感じ、不快になり、アンジーを押しのけたいと思った。だが、同時に、自分自身の精液に対して昔付き合っていた男たちがどう感じたかについて、前の日にアンジーが使った言葉が浮かび、頭の中でこだました。「気持ち悪い」…僕はそういう男たちの仲間にはなりたくない。アンジーには僕は特別だと思ってほしいんだ。

そう思った僕は、思い切って舌を彼女の口に挿し入れ、残りの僕の精液が口に流れ込むようにさせた。

僕は、ザーメンが口に入ってくると同時に、アンジーが興奮しているのに気づいた。自分から乳房を僕の胸板に擦りつけ始め、女陰で柔らかくなったペニスをこねまわす動きを始めていた。まるで、イキそうになっているときのように、ああん、ああんとよがり声を出している。これだけでも、僕は刺激を受け、自分の精液をさらに口に入れようという気持ちになっていった。

アンジーの口から流れ込むスペルマは、実際、そんなに悪い味はしなかった。予想したより濃厚で、若干、苦みがあった。とは言え、全体的に言って、特に変わった味がするわけでもなかった。自分から進んで口に入れたいようなものではないのは確かだが、僕が口に入れることでアンジーが喜ぶなら、喜んでそうしてあげようと思った。どうしてなのか理由が分からなかったけれど、彼女のあそこから味わうより、こういうふうな口移しの方が味が良いと思った。

僕たちは、かなり長い間、このようにキスを続け、僕の出した精液を分け合い続けた。なぜか、僕はすぐに飲み下したりはしなかった。そうはせず、口に溜まった精液をまたアンジーの口に押し戻し、そして彼女もそれをまた僕の口に押し流すということを続けた。

何分かこれを続けていると、スペルマは薄まって量が多くなり、二人とも口の中がいっぱいになってしまった。そうなると、否応なく、飲み下さざるを得なくなる。僕は仕方ないので、半分ほどの量を飲み下した。アンジーも飲み下したが、それでも、まだ二人の口にはいくらか残っていた。

やがて二人とも息が持たなくなってしまった。するとアンジーは引き下がり、口に残っていたものを全部、飲み下した。

「やっぱり、あなたって素敵だわ。ほんのちょっとあげるだけのつもりだったのに、あなたはちゃんと味わって、もっと欲しがってた。そんなあなたを見て、私がどれだけ嬉しかったか伝えきれないわ」

僕は何か言おうとしたが、言いだす前にアンジーの唇が僕に襲いかかってきて、僕は、また二人が息が苦しくなるまでキスを続けた。

観ていたテレビ番組は、もうずっと前に終わっていて、僕たちがキスを終えたころには、別の番組が始まっていた。二人とも、今何時なのだろうと時計を見た。

アンジーは、テレビで何をやってるかには興味がないらしく、テレビを消し、僕の手を取り、僕を立たせた。二人でピザを冷蔵庫に入れ、ワイングラスをシンクに置き、そして彼女の寝室に入った。

寝室に入ると、アンジーは最初にろうそく2、3本に火をともした。「ろうそくの暖かい光の方が、ベッド脇の小さな照明とか、明かりが全然ないより、ずっとロマンティックでしょう?」と言っていた。彼女はろうそくに火をつけると、僕に両腕を絡めて抱きつき、僕たちは立ったまま、キスを始めた。

二人でキスを続けながらベッドに近づいたが、アンジーの足がベッドに触れる前に、すでに彼女のローブもナイトガウンもすべて脱げていた。僕は彼女をベッドに乗せると、彼女の体にキスを始めた。体の表面にすべてキスするつもりで、何センチかずつ丹念に舌を這わせ、甘いキスを続けた。Dカップの乳房には特に念入りに、長々と時間をかけた。ようやく彼女の女性自身にたどりつくまでに、アンジーは少なくとも二回はオーガズムに達していたと思う。

この日のアンジーは前の日より濡れていた。実際、僕が彼女のあそこを舐めはじめると、ほとんど噴水のように愛液を噴き出していた。でも僕はそこばかりを舐め続けたわけではない。ときどき、固くなった小さな突起の方も唇で挟んだり、吸ったりした。そこはフードから顔を出して、真珠のように光っていた。

アンジーが何回オーガズムに達していたか、あまり注意を払っていたわけではない。分かっていたのは、オーガズムに達するたび、彼女の身体がうねっていたことだけ。そういう時、僕は決まって顔を奥に沈め、彼女の穴から溢れてくる液体を飲んでいた。

やがてアンジーは感じすぎた状態になってしまったと思ったのか、僕の身体を引き上げ、僕の顔をぺろぺろと舐めはじめた。顔についた愛液を舐め取ろうとしてだった。

僕の顔がすっかりきれいになり、その後、何回かキスをしあった後、アンジーは僕が履いていたパンティを降ろし、僕の分身を自分の濡れた穴に導き入れた。それまで僕はすでに何回か彼女の愛液を啜り取っていたにもかかわらず、そこは僕が最初に顔を寄せたときと同じく、びしょびしょに濡れていた。

すでに一度イッていたおかげで、この時、僕は長い時間、彼女を愛することができた。だが、僕がいかに長時間動き続けても、アンジーをオーガズムに導くことはできなかった。結局、僕自身が再びオーガズムに近づき、僕は片腕で自分の身体を支えながら、もう一方の手で彼女のクリトリスを擦ることにした。するとアンジーは急速に興奮を高め、僕も間もなく彼女の中に発射したのだった。

僕の射精が終わると、アンジーは、上になってる僕を引き寄せ、ぎゅっと抱きしめ、キスをした。そして言った。

「私をきれいにしたい? それとも二人でシャワーに行く?」

「僕に舌で清めてほしいんだね?」 彼女の答えは決まっていたけど、僕はあえて訊いた。

「ええ、そうなの。でも、あなたが望んでるならの話しなのよ」 アンジーは、するかどうかの決断を僕にゆだねた。

さっきアンジーが僕に僕のスペルマを口移しした時から、次に愛し合った時には、彼女のあそこから僕が放ったものを舐め取ることになるだろうなと、うすうす感じていた。少しは抵抗感があったものの、ほとんどないも同然で、僕はさっそくアンジーの身体に口を這わせながら、下方へ降りはじめた。これはさっきもしたことだが、先ほどとは異なり、今度はただ唇を這わせるだけのやり方で、僕はすぐにアンジーの広げた脚の間に顔を寄せた位置になっていた。

アンジーが両脚を持ち上げると、彼女の中から、ほんの少しだけ僕のスペルマが染み出てきた。割れ目の隅のところに小さな白濁の塊が顔を見せていて、僕の唇が来るのを待っている。僕は舌を出し、その液体の真珠をぺろりと舐め、味わった。その味は、さっきアンジーが僕に口移ししたのと同じような味だったが、彼女の素敵な愛液の味も加味されていた。

その最初の少量を味わっていると、二つ目の塊が彼女の蜜壺から顔を出した。それも舐め取ると、アンジーが筋肉を収縮させるのを感じた。とたんに、前より大きな塊が染み出てきた。

僕と彼女の体液が混じりあったそれは、口にしても問題ないばかりでなく、むしろ美味しいと感じたのは、僕にとって発見だった。僕はすべて、見つけ次第、素早く舐め取り始めた。だが、アンジーはそれでは十分ではなかったようだ。

アンジーは僕の頭に両手をかけ、自分の股間に引き寄せた。

「前に、私のクリームパイを食べた男がいたって言ったでしょう? その人が、どんなふうに食べさせられるのが好きだったか、教えてあげるわね? ちょっと私に任せてくれる? 嫌だったら、二度としないから」

僕は口を彼女のあそこに押し付けられていたので、何も言うことができなかった。

アンジーは左右の太ももで強く僕の頭を挟み、そのまま、身体を反転させた。気がつくと、僕は仰向けになっていて、アンジーは僕の顔面に座る格好になっていた。彼女の太ももは僕の頭を左右から挟み、僕の口のすぐ上に彼女の陰部が来ていた。その時、僕が何か言いたいと思っても、それはできなかっただろう。というのも、その姿勢になった途端、かなり多量のスペルマが膣口から溢れてきて、僕の口の中に流れ落ちてきたからだ。

この動きに僕は驚いていた。まさか僕の顔面に座られるとは思っていなかったから。だが、すぐに、これこそが一番良い姿勢だということも理解した。これだとクリーム色の液体が、実に楽に彼女のあそこから僕の口へと流し入れることができるからである。白い滴が僕の口に落ちてくるたび、僕はそれを飲み下し、次の滴が落ちてくるのを口を開けて待った。

アンジー自身、この垂れ流しを早める方法を使っていた。それまで僕は自分のしてることに集中するため目を閉じていた。何か顔の上で動いてるものがあるのを感じた僕は、目を開けた。すると目の前にはアンジーの指が踊っていたのである。クリトリスをいじって踊っていたのだった。

時間にして、ほんの数秒のことだったと思う。アンジーが甲高い叫び声を上げ、また絶頂に達したことを告げたのだった。と同時に、彼女自身のクリーム色の愛液が土砂降りのように流れ落ちてきて、僕の口へと入ってきた。次々と川となって流れ落ちてくる愛液を、僕はかろうじて口に入れ続けた。それは、アンジーがオーガズムにより、ほぼ失神状態になるまで続いたのだった。

その後、アンジーは、突然、手の指を鉤の形にして自分の女陰を握り締めたまま、ガクッと前のめりに倒れた。ベッドに突っ伏したまま動かなくなった。だが身体全体は、まだヒクヒクと痙攣していた。

僕には、この時のアンジーのオーガズムが、僕が知ってる中で最も強力なものに見えたと言わざるを得ない。僕はちょっと脚に触れたが、彼女は、まるで灼熱の棒で叩かれたように身体を跳ねらせた。

やがて長い時間がたち、ようやくアンジーはオーガズムから回復した。そして這うようにして僕の腕の中に来て、僕の胸板に頭を預けた。その時になっても、彼女がときどき、電極を当てられたみたいに全身を痙攣させるのを感じた。ようやく言葉を発することができるようになると、彼女は言った。

「ああ、今のは、私が誰かとしたうちで最高のオーガズムだったわ。他のどんなのよりも良かった」

「ほんとう?」 と僕は訊いた。僕の声に自慢してる雰囲気がこもってるのを彼女も感じたと思う。「あの、君のクリームパイを食べたという男よりも?」

「もちろんよ。あの人よりも良かった。彼は、あなたと違って、私が彼に女の子の服を着せるのを許さなかったし。あの人は、あなたほど自分のセクシュアリティに自信を持ってる人じゃなかったわ」 アンジーはそう言って僕にキスをした。

アンジーがこんなことを言うのを聞いて僕は驚いていた。というのも、僕自身は、自分のセクシュアリティに迷い始めていたところだったからだ。僕にはどこかおかしいところがあるのじゃないかと思い始めていたところだったのである。

僕はアンジーが彼女の服を僕に着せるのを許していた。そればかりでない。僕自身、そのような女物の下着が着心地良いと感じ始めていたのだった。

とはいえ、僕はアンジーとのセックスは好きなのだし、他の男に興味があるわけでは決してない。だから僕はゲイであるはずがない。そうじゃないか?

こんなことを考えながら僕は頭の中が混乱していた。アンジーはそれを察したのか、僕が混乱しすぎた状態になる前に、顔を上げ、僕を見上げて言った。

「眠る前にシャワーを浴びましょう?」

僕は笑った。「それこそ、僕が君をきれいにする理由だったと思うけど?」

アンジーは、着たままだったナイトガウンの上から僕の乳首をつねって、言った。

「もういちど愛し合うなら、また私をきれいにして。でも、もう眠りにつくみたいでしょう? ならシャワーを浴びた方がいいわ。じゃないと朝は二人とも臭くなっちゃう」

僕たちは一緒にシャワーを浴びた。その後、アンジーは僕に新しいパンティと新しいナイトガウンを貸してくれた。そしてベッドに入り、三十分もしないうちに僕たちは眠っていた。


つづく
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