「ポルノ・クイーンの誕生」 第8章 (5/5) Making of a Porn Queen Ch. 08 by Scribler 第1章第2章、第3章第4章第5章第6章第7章第8章 (1/5) (2/5) (3/5) (4/5)
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マーク、ビル、トレーシー、ヘレン、マリア、そして私の6人でランチを食べた。前もって計画されていたのかどうか、私には分からないけど、マリアとヘレンは、食事の間、ずいぶんビルを喜ばせていたようだった。食事が終わって、ビルが立ち上がりエレベーターへ向かっていった時、彼のズボンがかなりきつそうになっているのが見えた。

ランチの後、メーキャップ室に行き、パティに私の最初のセックスシーンに備えてお化粧を整えてもらった。その時点までは、少しもナーバスな気持ちにはなっていなかったのだけど、なぜか、急に両手が震えだして止まらなくなってしまった。

パティは私がナーバスになっているのを見て、言った。

「おバカさんね。心配する必要はないわよ。あなたは、ただ、流れに任せるだけでいいの。そうすれば素敵なシーンになるはずだから」

パティにありがとうと言うと、トリキシーもメーキャップ室に入ってきた。トリキシーは化粧直しを終えると、私の手を握った。

「さあ、行きましょう。二人で奇跡のシーンを演じるのよ!」

私は、ただトリキシーについて撮影へ向かうだけだった。

二人でエレベータに乗り4階に向かった。エレベータの中、トリキシーは私を両腕で抱きしめた。

「マークに、私があなたと一緒のシーンを撮影すると言われた時、私、びっくりしたのよ。だって、あなたがTガールだったとは思わなかったんですもの。ホテルの中を歩いてるあなたはよく見かけたわ。でも、あなたは本当に女の子だとばかり思っていたのよ」

私は、ありがとうと言うほか、何と言ってよいか分からなかった。トリキシーにも、本当の女の子に見えると言おうとしたけれど、それを言う前に彼女が話しを続けた。

「ほんと、見慣れた人が見れば、私なんか、一瞬で男だって分かってしまうもの。でも、あなたの場合は、それはないって思うわ。だから自信をもってね。あなたはただリラックスして、撮影を楽しむだけでいいの。私も、この撮影が楽しいものになるって確信してるのよ」

私はトリキシーにキスをしたくなって、顔を寄せた。けれどトリキシーは、私を制した。

「ダメダメ、カメラの前に行く前に、お化粧が台無しになってしまうわよ」

4階に着き、警備員のチェックを受けた後、マークに会った。彼は、私たちが待機することになっている部屋の外に立っていた。マークは私を抱き寄せ、額にキスをした。

「多分、かなりナーバスになっているんじゃないかな? でも、そんな気持ちになる必要はないんだよ。君たちには、あたかもカメラがないような雰囲気で演じて欲しい」

マークは、それからトリキシーに向かって言った。

「カメラが回り始めたら、君には、部屋にベッドが一つしかないと驚く演技をしてほしい。何か、これだと一緒に寝なければいけないとかと言ってほしい。それに、ステフィは、一緒に寝るのは自分には良さそうという感じのセリフを言ってくれ。それを聞いて、トリキシーは君を両腕で抱きしめてキスを始める。そこからは、かなりたっぷりとキスや舐めあいをしてくれ。それと、二人でベッドに上がる前に、二人とも完全に裸になるようにしてくれ。以上だが、何か質問は?」

本当なら、私にはたくさん質問があるべきだと思うのだけど、その瞬間は、何一つ質問を思いつくことができなかった。マークは、私たち二人とも質問がないのを確認した後、私たちにそれぞれの立ち位置を指示した。再び、それぞれのスーツケースを手渡され、再びカメラが回り始めた。

トリキシーは部屋を見回した後、私に向かって言った。

「ベッドが一つだけなのね。どうやら私たち一緒に寝なきゃいけないみたいよ。それとも別の部屋を頼む方法もあるけど…」

私は顔をあげて、トリキシーを見た。「私には、ベッド一つだけっていうのも面白そう。でも、あなたが一人で寝たいと言うなら別だけど…」

トリキシーは返事を言わず、その代わりに私を抱きしめて、キスをした。二人とも相手の身体をまさぐりあいながら、かなり長い間キスを続けた。

右手で彼女の左胸を揉んだとき、彼女がかなり張りのある胸をしてるのが分かった。もう一方の手では彼女の背中をさすり、下に降ろしてスカートをめくりあげた。指で彼女のお尻の割れ目を触り始める。

そこを触り始めたら、トリキシーはうめき声をあげて、「こういうの大好きよ」と言った。その時は知らなかったけど、カメラはもう一台回っていて、私が触るところを撮っていたらしい。

2分ほどキスを続けた後、トリキシーは私から唇を離し、すぐに私のTシャツをめくりあげて脱がせた。私も彼女のTシャツに同じことをして、彼女の完璧な形をしたDカップの胸をあらわにした。そして、時間を無駄にせず、早速、その美しい胸に顔を寄せ、口唇愛撫を始めた。

トリキシーの甘美な乳房を舐めたりキスをしている間に、片手を彼女のスカートの腰へと降ろした。手探りをして、左右の腰のところにボタンとチャックがあるのを見つける。両手で左右のボタンを外し、チャックを降ろすと、トリキシーが小さく腰をふり、それを受けてスカートがするりと床に落ちた。

彼女のパンティは左右の腰にかぎホックがついてるタイプだった。両方のホックを指ではじいて外すと、簡単にパンティは脱げて、それも床に落ちた。

それから彼女の脚の間に手を差し入れ、奥からクリトリスを引っ張りだしにかかった。自由の身にしてあげて、手で軽く握った。その長さに私は驚いた。マリアやビルのよりも長かったから。でも、太さの点では、二人のほど太くはなかった。

すぐにでも床に膝をついて、彼女のクリトリスを口に入れたかったけれど、トリキシーは私を制して、私の胸を舐めはじめた。同時に、手を下に這わせ、私のスカートのボタンを外した。私のスカートも、彼女のスカート同じく床に落ちる。

私が履いていたパンティは、彼女のとは違ってかぎホック式じゃなかったので、ちょっと脱がすのが難しかった。トリキシーは私の乳首を吸いながら、皮を剥くようにして私のパンティを脱がし、下の方へとずらし、膝のところに丸まるようにした。その後は、トリキシーが脱がそうとするとぎこちない動きになるので、私が自分で足先まで降ろした。

トリキシーは、次に私の脚の間からクリトリスを出しにかかった。一旦それが自由になると、すぐに私は固く勃起していた。トリキシーの素敵な手で肉茎をしごかれ、私は、悩ましい声をあげていた。

足にまとわりついていたパンティがようやく離れると、トリキシーは胸にキスをしながら、私をベッドの方へ押した。そして私の膝の後ろにベッドが触れたのを見て、私を軽く押した。それを受けて私はベッドに仰向けに倒れこんだ。トリキシーはすぐに覆いかぶさってきて、唇にキスをした。

二分くらいキスをしたと思う。その後、トリキシーは徐々に私の身体を下方へと移動し始めた。もう一度、ほんの短い時間だったけど、胸を舐めたり吸ったりし、それからお腹へと動いた。その時点になってトリキシーは身体の向きを変え、私たちは69の体位に変わった。

目の前にトリキシーのクリトリスが来て、私はすぐに握った。カメラが近くに寄ってきたのに気づいたけど、それにはあまり気を払わず、舌を伸ばして、彼女のスポンジっぽい亀頭を舐めた。とたんに足の方からトリキシーの喘ぎ声が聞こえた。彼女は私のクリトリスの頭を舐めている。

亀頭を舐めた後、口の中に入れたけど、トリキシーは私ほど固くなっていないのに気がついた。息を吹き返す兆候があるのは確かなんだけど、まだ、どこか柔らかいまま。だけど、唇で挟むようにして肉茎を上下になぞり続けていたら、だんだん固くなってくるのが分かった。二分くらいそうしていたと思う。やがてトリキシーのクリトリスも勃起し、準備万端になった。

一方のトリキシーには、そういう問題はなかった。私のはずっと前から勃起し続けていたし、プレカムも垂らしていたほどだから。それでも彼女は、私と同じくらい激しくフェラチオを続けてくれた。

トリキシーのクリトリスが完全に勃起し、肉茎が興奮で脈動するほどになると、彼女は私のクリトリスを口から出した。

「うつ伏せになって… あなたのおまんこを舐めてあげるから…」

私は、もう少しで彼女の口に出せそうになっていたので、途中でやめるのがちょっと不満だった。だけど、それこそが彼女がフェラチオをやめた理由だった。早すぎるオーガズムを避けるためだったのだ。

言われたとおりに、うつ伏せになった。するとトリキシーは、広げた私の脚の間に移動してきた。彼女は、私のお尻の頬を手で挟んで、左右の頬に優しくキスをした後、割れ目を広げて、あそこを舐めはじめた。彼女の舌先が柔らかい星印のアヌスに触れるたび、私は、ああん、ああんと声を漏らした。

トリキシーの舌が穴の中に入ってくる。その後は、もうずっと声をあげっぱなしになっていた。トリキシーは、文字通り、私のあそこを御馳走のように思ってはむはむと食べ続け、同時に舌で穴を突き続けてくれた。本当に、長い時間。

どのくらい舌で犯されていたか分からない。でも、やがて、それを続けられてることが我慢できなくなって、私は後ろを振り返って、おねだりした。

「ああ、お願い… 私を犯して… 中に入ってきてほしいの、すごく… 私の中をいっぱいにして…」

私はすでに四つん這いになっていた。トリキシーも膝立ちになった。そして、すぐに彼女の固いクリトリスが私の穴に入ってくるのを感じた。

全然、痛みはなかった。でも、挿入されたときに私の唇から漏れた腹の底から出すようなうめき声を聞くと、楽に受け入れたようには感じないかもしれない。でも、その声は、純粋な喜びからくるうめき声だった。その喜びに私は全身を飲み込まれたような気持だった。

トリキシーは、いったん挿入をすると、早速、激しい出し入れを開始した。私も彼女のリズムに合わせてお尻を突き返した。トリキシーは、まるで何かの使命を帯びてるように激しく私のお尻に打ち込みを続けた。その激しさが嬉しくて、気持ちいい。

心のどこかで、いま自分は撮影されているんだという意識があったけれど、でも、それは本当にかすかな意識にすぎなかった。アップで撮るために、カメラが私の顔のすぐそばまで寄ってきた時ですら、ほとんどカメラがあるという意識がなかった。それほどセックスに没頭していたので、部屋の中に他の人が10人もいるのが気にならなかった。

後で、このシーンをビルのコンピュータで見たけど、その時まで、私は自分がどんなにうるさいほど声をあげていたか知らなかった。トリキシーが私の裏門にクリトリスを打ち込むたび、私は、まるでいじめを受けている幼い女の子のような声で泣き続け、トリキシーは低い唸り声をあげていた。

カメラは、トリキシーのクリトリスが私の中から出てくるたびに、私のあそこの筋肉がきゅっきゅっと絞る動きをしているところを見事にとらえていた。トリキシーが引き抜くたびに括約筋が外につられてめくれ出てきていた。

でも、撮影されていた時点では、こういうことは全然知らなかったし、そもそも、気にしていなかった。トリキシーのクリトリスが私に出たり入ったりを続けている様子、それだけが頭を支配していた。

前立腺が彼女の亀頭に擦られている… その気持ちよさ… 目の前にキラキラ火花が散っている… 私に打ち込むたびに彼女の太ももが私のお尻を叩いてる… お尻を叩かれるのが気持ちいい… 彼女の長くて固いクリトリスが私を何度も、何度も貫いている…

どのくらいトリキシーがこの体位で私を犯していたのか、私には分からない。編集された後のビデオでは、このシーンは10分ほど続いてた。でも、もちろん、実際にはもっと長い時間だった。だけど、そういうのは全然気にならない。トリキシーとのセックス自体が気持ち良かったから。

またオーガズムが近づいてきて、全身を満たしそうと思った時だった。トリキシーはいったん私から抜けて、私のお尻をぴしゃりと平手打ちした。

「仰向けになるのよ、淫乱娘! お前の可愛い顔を見ながら、犯してやりたくなったから!」

私は彼女が抜けてしまったのががっかりで不満の声を上げたものの、従順に仰向けになった。トリキシーはすぐに私の中に戻ってきた。レース飾りがついたアンクル・ソックスを履いたままの私の足を頭の近くに抱え上げている。

トリキシーは私に覆いかぶさり、唇に強くキスをした後、耳元で囁いた。

「私、もうすぐいきそうなの。だけど、あなたが先にいってね」

トリキシーが何をしてほしいと思っているか、疑念はなかった。彼女の打ち込みを受けながら、素早く自分でクリトリスを握って、しごき始めた。ほんの数回しごいただけで、すぐにオーガズムの淵まで達した。

どうしてあんなふうに叫ぼうと思ったのか、今は自分でも分からないけど、オーガズムに達しそうになったとき、思わず叫んでいた。

「ああ、いい! いきそう! いく、いく、いくぅぅぅ!」

次の瞬間、クリトリスからどっとジュースが噴き出して自分の体に降りかかった。

トリキシーもすぐに私の中からクリトリスを抜いて、私の顔の近くに持ってきた。何回かしごいた後、とても女の子とは思えない唸り声をあげた。そして、びゅっびゅっと熱い体液を私の顔に振りかけた。私は口をあけて、いくらか受けとめようとした。でも、大半は頬や髪の毛におちてしまった。

トリキシーは射精が終わると、私の隣に寄り添うようにして横になり、私にキスをした。それから私の顔についてる白濁を舐め取り、それをキスの形で私に食べさせてくれた。

すっかり顔をきれいにしてもらった後、二人はもう一度、ねっとりとキスをした。その時、マークが「カット!」と叫ぶ声が聞こえた。

「オーケーだ、みんな! 称賛ものだと思うよ。今日の仕事はこれで終わりにしよう。明日は、朝イチでホールに集まってくれ」 とマークが言った。

あたりを見回すと、みんな後片づけをしてドアから出て行った。スタッフの何人かは、出ていく前に私に親指を立ててグッド・ジョブの合図を見せてくれた。クルー・メンバーの女の子には、私もあんなふうにセックスしてくれる人がいたらいいのにと他の女の子に話してる人もいた。その相手の女の子も同じことを言っていた。二人はきゃっきゃと笑いながら部屋を出て行った。

みんなが出ていくと、マークは、ベッドに横たわったままの私の太ももを撫でた。

「君たち二人とも最高だったよ。全部のシーンが今のように簡単に済むんだったら、2日もあれば撮影終了にできるんだが」

私がありがとうと言うと、トリキシーが返事を受け持った。「ありがとうを言いたいのは私も同じ。ここにいるステファニーとのシーンを担当させてもらって、本当に良かったわ。カメラの前でセックスするのも楽しめるってこと、私自身、忘れていたところだったのよ。でも、ステファニーと共演してそれを思い出せたの」

マークは笑いだした。「アハハ… 君たち二人なら素晴らしい共演ができると分かっていたよ。さあ、二人とも身体を洗って、今日はリラックスできるような服に着替えた方がいいね。トリキシー? 君には明日の午後、ひとつシーンがあるので出てほしい。ステファニー? 君には申し訳ないんだが、明日の朝イチからセットに出てほしんだ。アマンダ、ブリジット、それに男優が二人で行う4人シーンがあるんだが、そこを乗り切るために、君の持っているもう一つの才能の助けが必要なんだよ」

マークが寝室から出て行ったあと、私とトリキシーは一緒にシャワーに入った。二人とも身体を清め、服を着た後、衣装室に戻って、コスチュームから元の自分の服に着替えた。そこから先はトリキシーとは別行動になった。

衣装室を出ると、その外でマリアが私のところを待っていてくれた。マリアは私の手を握って言った。

「トレーシーがあなたにすぐ会いたいって言ってるの」

マリアがあんまり慌てた口調で言うので、私は何か間違ったことをしてしまったんじゃないかと思った。でも、マリアにトレーシーの用事は何なのかを訊いても、彼女は答えてくれなかった。

5階に上がってトレーシーの部屋に行くまで、私は、何か困ったことになってるんだろうと不安だった。

でも、トレーシーの部屋に入ったとたん、すぐに何も問題になっていないと分かった。マークとビルもいたし、ヘレンもいた。4人ともシャンパンのグラスを持っていた。

トレーシーはマリアと私にグラスを渡した後、乾杯のあいさつをした。

「あなたの初めてのファック・シーンを祝って! マークの話しによれば、これからもそういうシーンをいっぱい撮ってもらうことになりそうよ!」

シャンパンを飲んだ後、みんなが私を祝福してくれた。マリアがビルの手を握って言った。

「ビル? ヘレンと私で、別の部屋にあなたに見せたいものを用意しているの。来て!」

ビルが何も返事をしていないうちに、マリアはヘレンと一緒にビルを部屋の外へ引っ張って行った。二人ともセクシーなハイヒールを履いていた。

3人が出ていくとトレーシーが私のところに寄ってきた。

「それで? プロのポルノスターになるのはどうだった? 気に入った?」

「うふふ… もっと撮影が長くかかってくれたらなあって思ったけど、ええ、もちろん、とても気に入ったわ。この次するのが待ちきれないほど」

マークも来た。

「それなら心配いらないよ。この映画では君をかなり使う予定だ。君には天性のものがあるし、喜んでしている気持ちがスクリーンにはっきり表れているよ。…それに君のための芸名を考えたんだ。キンキー・アムールというのはどうだろう? 風変りな愛って意味なんだが」

ほんの少しだけ考えたふりをしてすぐ返事をした。「それにするわ。とっても嬉しいわ」

「良かった、明日の朝、ベッキーに伝えるよ。これで彼女も君を写真雑誌に載せることができる。それで、今夜についてだが、別のことを考えているんだが…」 とマークは私を抱き寄せ、ディープキスをした。

トレーシーと愛し合う前にマークが私を愛してくれたのは、この時が初めてだった。トレーシーは少しもやきもちを焼いてる様子はなかった。マークが私の演技でとても興奮していたのを知っていたからだと思う。

マークが私の中にいっぱい放ってくれた後、彼がバッテリーの充電をする間、私とトレーシーで愛し合った。そしてその後、マークがトレーシーと愛し合って、その後始末として私は二人をきちんと舐め清めた。

その夜、マークはもう一度私にセックスしてくれて、それからトレーシーと私で口を使ってお互いを愛し合い、ようやく3人とも眠りについた。この夜のことはいつまでも忘れないと思う。

その映画の撮影では、マークは私を頻繁に使ってくれた。いろんな人を相手に、総計30シーンに出演していたと思う。男優二人と私で行う3Pシーンもあれば、男優一人と別のTガールを交えた3Pシーンもあったし、トリキシー、クリス、それにブラッドという名前の男優との4Pシーンもあった。野外撮影もあって、プールサイドや茂みの中でフェラチオをするシーンも二、三回あった。最後のシーンは宴会場を使っての集団乱交のシーンで、映画の出演者全員が参加した。このシーンの撮影には二日かかった。

出演料とフラッファーの仕事で得た小切手の額をみてびっくりした。私が1年間働いて稼ぐのとほとんど同じくらいの額だった。でも、トレーシーは私がそれを浪費してしまわないようアドバイスをくれた。いくらかを銀行に預け、残りは投資に回した。すでに銀行に預けているお金に加えて、今度の映画で受け取ったお金のおかげで、かなりのお金ができ、不測の事態にも安心できるようになった。ただ一つだけ無駄遣いをしたものがあって、それは小さな赤いスポーツカー。私はいつもそれを乗り回して遊んでいる。

依然として、トレーシーとマークの家のメイドも続け、できる限り二人の家をきれいに保っているけれども、その間に私は別の興味も育んできた。ビルの元で映画や写真の編集を教わっている。とても上手だと褒められている。

この二年間で、30作以上の映画に出た。出演するたびに、マークは私のビデオがリリースするとすぐに売り切れてしまうと言っていた。また、演技と編集で、NVA賞という賞を二回受賞している。編集での受賞はビルと一緒の受賞だった。

ビルと私は今も愛し合っている。けれども、私にも彼にも他に愛し合う人が何人かいる。私には、トレーシーとマークが、これまでと変わらず、一番好きなセックス相手。ヘレンとマリアと私の3人は、一緒に遊びまわる相手だし、愛し合う相手でもあるのは、変わらない。トリキシーがこちらに来ると、彼女も私たちに混ざってくる。

ビルは成長し、もはや、恥ずかしがり屋ではない。愛を得られるときには、積極的に自分から進んでそれを受け入れる人になっている。ビルはベッキーとも親しくなり、二人はよくベッドを共にしている。私も加わって三人プレーをしたこともある。それはとても素晴らしくて、週末の土日、ずっと続けっぱなしになるのが普通だ。

もはやお金のことは問題にはならないと思う。すでにたくさん溜まっているし、トレーシーの助言に従って賢く投資しているから。それに父が用意してくれた、私が29歳になったら戻ってくるはずの信託投資もある。それを渡されたら、やはりそのお金も投資に回すつもりでいる。さしあたり必要のないお金になると思うから。

すでに想像なさっているかもしれないけれど、このストーリーでは私や私が愛する人たちの実名は使っていません。だから、もしTガールのビデオを見ることがあったら、その女優は私かもしれませんよ。その時は、私のために、あなたのアレをちょっと余分にしごいてくれると嬉しいわ。皆様に愛をこめて。


おわり
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